※本記事は共和電業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
共和電業が公表した2025年12月期(2025年1月1日~2025年12月31日)の連結決算短信によると、売上高は16,272百万円(前期比6.0%増)、営業利益は1,385百万円(同2.2%増)、経常利益は1,458百万円(同0.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,033百万円(同3.1%減)となった。増収により営業利益は増加した一方、経常利益は為替差損の計上等により前期比0.1%減となった。年間配当金は21円と前期から1円の増配である。
連結業績(2025年12月期 実績)
同社グループは当期より新たな中期経営計画「KYOWA Vision 2027」を策定し、「既存分野の深耕とサービスの拡充・創出により持続的な事業の成長を目指す」「収益力の向上と資本効率の改善により企業価値向上を目指す」を基本方針に掲げている。当期は計測クラウドサービスの提供を開始したほか、校正範囲の拡大および校正種類の追加認定を取得して校正サービスを拡充した。また、資本効率の改善と株主還元の充実を図るため自己株式の取得を実施し、株主優待制度を導入した。
受注高は、エネルギー関連および航空宇宙関連をはじめとした幅広い事業分野における汎用品の需要増により前期を上回った。売上高は、航空宇宙関連および原子力関連をはじめとした幅広い事業分野での汎用品の需要増に加え、鉄道、ダムおよび防衛関連での特注・システム品の大口案件等により増加した。利益面では、原材料価格の高騰による原価率の上昇や販売費及び一般管理費の増加があったものの、増収により営業利益は増加した。経常利益は為替差損の計上等により前期比0.1%減となった。1株当たり当期純利益は39.29円(前期39.17円)である。
| 項目 | 2025年12月期 | 2024年12月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 16,272百万円 | 15,350百万円 | 6.0%増 |
| 営業利益 | 1,385百万円 | 1,356百万円 | 2.2%増 |
| 経常利益 | 1,458百万円 | 1,460百万円 | 0.1%減 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,033百万円 | 1,066百万円 | 3.1%減 |
セグメント別の状況
計測機器セグメントでは、汎用品が幅広い分野での測定器関連機器の需要増に加え、価格改定の浸透により伸長した。特注・システム品は、前期の自動車衝突試験関連の大口案件の反動減があったものの、ダム関連の更新需要や高速鉄道向け台車温度検知装置、防衛関連などの大口案件により増収となった。保守・修理は堅調に推移した。セグメント全体でも増収増益となった。コンサルティングセグメントは、鉄道関連の需要一巡により減収となった。
財政状態とキャッシュ・フロー
当期末の資産合計は23,744百万円で、前期末に比べ352百万円減少した。受取手形、売掛金及び契約資産や棚卸資産、投資有価証券などが増加した一方、現金及び預金や有価証券が減少した。負債合計は、短期借入金や退職給付に係る負債の減少などにより前期末に比べ412百万円減少した。純資産合計は18,214百万円で、前期末に比べ59百万円増加した。自己資本比率は76.7%(前期末75.3%)となった。
| 項目 | 2025年12月期 | 2024年12月期 |
|---|---|---|
| 総資産 | 23,744百万円 | 24,097百万円 |
| 純資産 | 18,214百万円 | 18,155百万円 |
| 自己資本比率 | 76.7% | 75.3% |
| 1株当たり純資産 | 714.99円 | 666.25円 |
キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが563百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが384百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが1,950百万円の支出となった。営業活動では売上債権や棚卸資産の増加、法人税等の支払などの支出があった。財務活動は主に自己株式の取得、短期借入金の減少、配当金の支払によるものである。現金及び現金同等物の期末残高は4,155百万円で、前期末に比べ1,778百万円減少した。
配当
同社は中期経営計画「KYOWA Vision 2027」において株主還元を重要な取組課題のひとつと位置付け、累進配当(維持・増配)を基本方針としている。2025年12月期の1株当たり年間配当金は、配当予想を修正して期末配当金を11円とし、中間配当金10円と合わせて21円とする予定で、前期に比べ1円の増配となる。配当性向(連結)は53.4%である。2026年12月期は年間21円(うち中間10円50銭)を予定している。
| 項目 | 2025年12月期(実績) | 2026年12月期(予想) |
|---|---|---|
| 1株当たり年間配当金 | 21.00円 | 21.00円 |
| うち第2四半期末 | 10.00円 | 10.50円 |
| うち期末 | 11.00円 | 10.50円 |
| 配当性向(連結) | 53.4% | 46.0% |
2026年12月期の業績予想
2026年12月期の連結業績予想は、売上高16,500百万円(前期比1.4%増)、営業利益1,450百万円(同4.6%増)、経常利益1,500百万円(同2.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,200百万円(同16.1%増)である。1株当たり当期純利益は45.62円を見込む。なお、特定顧客向けの大型案件の売上を下期に見込んでいるため、下期の割合が高くなるとしている。
| 項目 | 2026年12月期(予想) | 増減率 |
|---|---|---|
| 売上高 | 16,500百万円 | 1.4%増 |
| 営業利益 | 1,450百万円 | 4.6%増 |
| 経常利益 | 1,500百万円 | 2.9%増 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,200百万円 | 16.1%増 |
本記事は共和電業が公表した2025年12月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。
※本記事は共和電業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。