※本記事はフォスター電機が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
フォスター電機は2026年3月期の連結業績で、売上高134,910百万円(前期比2.0%減)、営業利益7,670百万円(同12.9%増)、経常利益8,002百万円(同3.6%増)、当期純利益4,951百万円(同26.9%増)となった。中国の一部自動車メーカー向け販売の落ち込み等により減収となったものの、ブランデッド・プレミアム戦略の推進などにより増益を確保した。1株当たり配当金は年間80.00円(前期60.00円)とし、2027年3月期は売上高140,000百万円、営業利益8,000百万円を見込む。
連結業績(当期 実績)
売上高営業利益率は5.7%(前期4.9%)に改善し、中期事業計画の初年度として利益計画を上回る着地となった。1株当たり当期純利益は221.04円(前期174.98円)となった。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 134,910百万円 | 137,607百万円 | △2.0% |
| 営業利益 | 7,670百万円 | 6,796百万円 | 12.9% |
| 売上高営業利益率 | 5.7% | 4.9% | – |
| 経常利益 | 8,002百万円 | 7,726百万円 | 3.6% |
| 売上高経常利益率 | 5.9% | 5.6% | – |
| 当期純利益 | 4,951百万円 | 3,902百万円 | 26.9% |
| 売上高当期純利益率 | 3.7% | 2.8% | – |
| 1株当たり当期純利益 | 221.04円 | 174.98円 | 26.3% |
| 1株当たり配当金 | 80.00円 | 60.00円 | 33.3% |
セグメント別の状況
SP(スピーカ)事業は、中国の一部自動車メーカー向け販売が想定通り落ち込んだこと等により売上高は111,869百万円(前期比2.3%減)となったが、ブランデッド・プレミアム戦略の推進により利益率の高いスピーカ販売が増加し、営業利益は6,522百万円(同2.5%増)と増益となった。MA(モバイルオーディオ)事業は、車載用ヘッドホン等の販売が伸び悩み売上高は12,469百万円(同3.3%減)となったが、利益率の高い製品販売が好調で営業利益は672百万円(同4.9%増)となった。その他事業は接近通報音用・警報音用スピーカの販売が堅調で売上高10,572百万円(同3.7%増)、構造改革の効果により営業利益は475百万円(前期は営業損失207百万円)と黒字化した。
| セグメント | 指標 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|---|
| SP(スピーカ)事業 | 売上高 | 111,869百万円 | 114,521百万円 |
| SP(スピーカ)事業 | 営業利益 | 6,522百万円 | 6,362百万円 |
| SP(スピーカ)事業 | 営業利益率 | 5.8% | 5.6% |
| MA(モバイルオーディオ)事業 | 売上高 | 12,469百万円 | 12,893百万円 |
| MA(モバイルオーディオ)事業 | 営業利益 | 672百万円 | 641百万円 |
| MA(モバイルオーディオ)事業 | 営業利益率 | 5.4% | 5.0% |
| その他事業 | 売上高 | 10,572百万円 | 10,192百万円 |
| その他事業 | 営業利益 | 475百万円 | △207百万円 |
| その他事業 | 営業利益率 | 4.5% | △2.0% |

通期業績予想
2027年3月期は、中期事業計画の2年目として成長戦略を加速し、売上高140,000百万円(前期比3.8%増)、営業利益8,000百万円(同4.3%増)、当期純利益5,000百万円(同1.0%増)を見込む。一方で経常利益は7,500百万円(同6.3%減)を予想する。セグメント別では、SP(スピーカ)事業の売上高予想は1,190億円、MA(モバイルオーディオ)事業とその他事業はそれぞれ105億円を見込む。
| 項目 | 2027年3月期予想 | 2026年3月期(実績) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 140,000百万円 | 134,910百万円 | 3.8% |
| 営業利益 | 8,000百万円 | 7,670百万円 | 4.3% |
| 経常利益 | 7,500百万円 | 8,002百万円 | △6.3% |
| 当期純利益 | 5,000百万円 | 4,951百万円 | 1.0% |


株主還元
配当については、「配当性向50%」「DOE4%」のいずれか高い方を目途とする方針のもと、2026年3月期の配当性向は36.2%。2027年3月期は中間55円・期末60円の年間115円(配当性向51.7%)を予定する。
| 項目 | 2027年3月期予想 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|---|
| 1株当たり配当金(中間・期末) | 115円(55円・60円) | 80円(35円・45円) | 60円(20円・40円) |
| 配当性向 | 51.7% | 36.2% | 34.3% |
| 1株当たり当期純利益 | 222.54円 | 221.04円 | 174.98円 |

中期事業計画
2026年5月策定の中期事業計画では、最終年度の2028年3月期に売上高150,000百万円、営業利益9,000百万円、営業利益率6%、ROE8%を目標とする。3年累計で見込むキャッシュインフロー380億円のうち、金利・税金等および株主還元を除いた230億円(設備投資150億円、戦略投資80億円)を成長投資に充当する計画で、2026年3月期の設備投資額は6,804百万円(実績)だった。
※本記事はフォスター電機が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。