エル・ティー・エス

エル・ティー・エス、2025年12月期は3年連続増収増益で過去最高 純利益は特別損失が響き減益

決算サマリー 2026.08.28
エル・ティー・エス、2025年12月期は3年連続増収増益で過去最高 純利益は特別損失が響き減益

※本記事はエル・ティー・エスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社エル・ティー・エス(東証プライム、証券コード6560)は2026年2月、2025年12月期(通期)の決算説明資料を公表した。連結売上高は17,101百万円(前年同期比+3.1%)、連結営業利益は1,185百万円(前年同期比+7.0%)となり、3年連続の増収増益で過去最高を更新した。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は696百万円で、特別損失の計上や前期の固定資産売却益の剥落により前年同期比▲28.5%の減益となった。2026年12月期は売上高18,300百万円、営業利益1,600百万円を見込んでいる。

目次

連結業績(2025年12月期 実績)

連結売上高は前年同期比+3.1%の17,101百万円、売上総利益は同+3.2%の6,092百万円(売上総利益率35.6%)となった。営業利益は同+7.0%の1,185百万円(営業利益率6.9%)、経常利益は同+21.0%の1,293百万円と伸びた一方、税引前当期純利益は同▲31.0%の1,006百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同▲28.5%の696百万円となった。資料は、親会社株主に帰属する当期純利益の減益について、サービス提供に関連する特別損失220百万円を計上したことに加え、前期に計上していた固定資産売却益567百万円が剥落した影響によるものと説明している。

項目2025年12月期2024年12月期前年同期比
売上高17,101百万円16,592百万円+3.1%
売上総利益6,092百万円(35.6%)5,903百万円(35.6%)+3.2%
営業利益1,185百万円(6.9%)1,107百万円(6.7%)+7.0%
経常利益1,293百万円1,069百万円+21.0%
税引前当期純利益1,006百万円1,459百万円▲31.0%
親会社株主に帰属する当期純利益696百万円973百万円▲28.5%
2025年12月期 連結損益計算書
出典:株式会社エル・ティー・エス 2025年12月期 決算説明資料 P.11

セグメント別の状況(事業セグメントの再編)

従来のセグメント区分では、プロフェッショナルサービス事業の売上高は15,643百万円、営業利益は1,211百万円(営業利益率7.7%)となり、期初想定に対する達成率はそれぞれ94.8%・94.6%だった。プラットフォーム事業は売上高2,044百万円、営業損益は25百万円の損失(営業利益率▲1.2%)となり、期初想定に対する達成率は売上高85.2%、営業利益▲21.2%にとどまった。資料は、プラットフォーム事業についてマッチング成約数の減少が売上高の減少に直結したと説明している。会社は2026年12月期より、この2区分を「戦略コンサルティング」「DXコンサルティング」「DXエンジニアリング」「プラットフォーム&エージェント」の4つのサービス領域からなる「トランスフォーメーションサービス事業」に再編する。

区分指標2025年12月期実績期初想定に対する達成率
旧プロフェッショナルサービス事業売上高15,643百万円94.8%
旧プラットフォーム事業売上高2,044百万円85.2%
旧プロフェッショナルサービス事業営業利益1,211百万円(7.7%)94.6%
旧プラットフォーム事業営業利益▲25百万円(▲1.2%)▲21.2%
セグメント変更の背景と狙い
出典:株式会社エル・ティー・エス 2025年12月期 決算説明資料 P.21

通期業績予想(2026年12月期)

2026年12月期の連結業績見通しは、売上高18,300百万円(前期比+7.0%)、営業利益1,600百万円(営業利益率8.7%、前期比+34.9%)、経常利益1,615百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,050百万円、想定EPS238.5円としている。資料は、売上高については成長スピードをやや抑制する一方、営業利益については成長率・利益率ともに確実な成長を維持する方針としている。セグメント別では、旧プロフェッショナルサービス事業の売上高16,950百万円(+8.4%)・営業利益1,555百万円(+28.4%)、旧プラットフォーム事業の売上高2,000百万円(▲2.2%)・営業利益45百万円を見込んでいる。

項目2026年12月期予想2025年12月期実績増減額(成長率)
売上高18,300百万円17,101百万円1,198百万円(+7.0%)
営業利益1,600百万円(8.7%)1,185百万円(6.9%)414百万円(+34.9%)
経常利益1,615百万円1,293百万円開示なし
親会社株主に帰属する当期純利益1,050百万円696百万円開示なし
区分指標2026年12月期予想増減額(成長率)
旧プロフェッショナルサービス事業売上高16,950百万円1,306百万円(+8.4%)
旧プラットフォーム事業売上高2,000百万円▲45百万円(▲2.2%)
旧プロフェッショナルサービス事業営業利益1,555百万円(8.5%)343百万円(+28.4%)
旧プラットフォーム事業営業利益45百万円70百万円(成長率n/a)
2026年12月期 連結業績見通しの調整
出典:株式会社エル・ティー・エス 2025年12月期 決算説明資料 P.29

株主還元

2025年12月期の1株当たり配当金は35.0円(普通配当・期末配当)とし、2024年12月期から5.0円増配した。配当性向は22.8%(2025年12月期実績を基に算定)。2025年8月から10月にかけて総額約500百万円の自己株式取得を実施しており、総還元性向は93.9%となった。2026年12月期については、配当性向20%を目安に1株当たり配当金40.0円(普通配当・期末配当、5.0円の増配)を予定しており、2026年12月期業績見通しを基に算定した配当性向は16.8%としている。

剰余金の配当
出典:株式会社エル・ティー・エス 2025年12月期 決算説明資料 P.39

中長期の成長シナリオ(Growth Plan)

資料は、事業状況の変化を踏まえて業績の管理単位を見直すとともに、『中期経営計画』としてではなく、株主・投資家との情報共有を目的とした参考情報として毎年「Growth Plan」を公表するとしている。2025年から2027年を対象期間とする「2nd Growth Plan」では、営業利益の平均成長率20%を目指すとしている。

※本記事はエル・ティー・エスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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