※本記事はジャパンエレベーターサービスホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ジャパンエレベーターサービスホールディングス(東証プライム:6544)は2026年3月期通期決算を発表した。売上高は前期比16.7%増の57,601百万円、営業利益は同27.7%増の11,010百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同32.4%増の7,319百万円と、いずれも2025年11月の上方修正後予想を上回って着地した。のれん償却前営業利益率は19.6%と前期から1.6ポイント改善し、順調な業績拡大を受けて配当予想を19円から21円に引き上げた。
連結業績(2026年3月期 実績)
リニューアルにおける顕著な単価上昇と保守契約台数の増加に伴う生産性向上により、粗利益率が改善。販管費率も19.6%へ低下し、営業利益は売上を上回る伸びとなった。
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 57,601百万円 | 49,375百万円 | +8,226百万円(+16.7%) |
| 営業利益(売上比) | 11,010百万円(19.1%) | 8,624百万円(17.5%) | +2,385百万円(+27.7%) |
| 経常利益(売上比) | 11,006百万円(19.1%) | 8,621百万円(17.5%) | +2,384百万円(+27.7%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(売上比) | 7,319百万円(12.7%) | 5,530百万円(11.2%) | +1,789百万円(+32.4%) |
| のれん償却前営業利益率 | 19.6% | 18.0% | +1.6pt |
| 一株当たり当期純利益 | 41.05円 | 31.05円 | +10.00円(+32.2%) |
事業別(保守・保全/リニューアル)の状況
国内保守契約台数は126,840台で、契約純増数は13,320台と過去最高水準を達成。リニューアル実施台数は2,620台と前期比390台増で過去最高となった。保守業務は契約台数の伸びに応じた安定成長が続き、保全業務は積極的な提案活動により契約台数の伸びを上回る増収。リニューアルは下半期から実施台数・平均単価がともに大きく伸長し、売上は前期比25.8%増となった。拠点数は155(5月1日時点156拠点)、従業員数は2,286名(前期末比+258名)に拡大している。
| 区分 | 当期(売上比) | 前期(売上比) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 保守・保全業務 | 34,499百万円(59.9%) | 30,538百万円(61.8%) | +13.0% |
| リニューアル業務 | 21,801百万円(37.8%) | 17,325百万円(35.1%) | +25.8% |
| その他 | 1,300百万円(2.3%) | 1,511百万円(3.1%) | -13.9% |
| 合計 | 57,601百万円(100.0%) | 49,375百万円(100.0%) | +16.7% |

通期業績予想
2027年3月期は国内保守契約台数の増加による保守・保全業務の拡大、リニューアル台数増により売上高は過去最高を更新する見込み。生産性向上と販管費コントロールによる利益率改善を続け、のれん償却前営業利益率は20%超を見込む。中期経営計画の各種目標は全て達成予想としている。
| 項目 | 2027年3月期予想 | 2026年3月期(実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 65,000百万円 | 57,601百万円 | 112.8% |
| 営業利益(売上比) | 13,000百万円(20.0%) | 11,010百万円(19.1%) | 118.1% |
| 経常利益(売上比) | 13,000百万円(20.0%) | 11,006百万円(19.1%) | 118.1% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(売上比) | 8,200百万円(12.6%) | 7,319百万円(12.7%) | 112.0% |
| のれん償却前営業利益(売上比) | 13,277百万円(20.4%) | 11,301百万円(19.6%) | 117.5% |

株主還元
株主還元方針は配当性向40%以上を原則とし、EPS・DPSの安定的な上昇を目指す。2026年3月期の配当は、順調な業績拡大を背景に前期比5.5円増配の21円(従来予想は19円)に引き上げ、配当性向51.2%を見込む。なお2025年10月1日に株式1:2の株式分割を実施している。
| 項目 | 2026年3月期(予想) | 2025年3月期(実績) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 1株当たり配当金(修正後DPS) | 21.00円 | 15.50円 | +5.50円 |
| 配当性向 | 51.2% | 49.9% | +1.3pt |

中期経営計画(VISION2027)
中期経営計画「VISION2027」では、2027年3月期までに売上高600億円以上、営業利益率20%(のれん償却を除く)、配当性向40%以上の達成を重点指標に掲げる。国内マーケットシェア拡大による保守・保全業務の成長、保守契約台数増に伴うリニューアル需要の獲得、生産性向上・販管費率低減による収益性向上を基本戦略とする。2026年3月末時点の国内保守マーケットシェアは約11%(当社推計)としている。

※本記事はジャパンエレベーターサービスホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。