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MS-Japan、2026年3月期は増収増益で売上高・EBITDAが過去最高 配当は1株56円を維持

決算サマリー 2026.08.20
MS-Japan、2026年3月期は増収増益で売上高・EBITDAが過去最高 配当は1株56円を維持

※本記事はMS-Japanが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

MS-Japanの2026年3月期(FY26)通期連結業績は、売上高76.4億円(前期比+2.3%)、EBITDA21.3億円(同+3.1%)、人材紹介売上高42.9億円(同+1.3%)と、いずれも過去最高を更新した。営業利益16.7億円(同+4.3%)、経常利益16.8億円(同+0.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益10.3億円(同+0.2%)となった。2027年3月期は売上高81.7億円、EBITDA23.2億円、営業利益17.9億円と、それぞれ過去最高更新を目指す業績予測を開示した。配当は事業環境や方針に重大な変更がない限り1株56円を年間配当の下限として設定し、2026年3月期配当予想の修正はない。

目次

連結業績(当期 実績)

売上高は76.4億円(前期比+2.3%、計画比93.0%)で着地。EBITDAは21.3億円(前期比+3.1%)、営業利益16.7億円(同+4.3%)、経常利益16.8億円(同+0.2%)、当期純利益10.8億円(同+0.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益10.3億円(同+0.2%)となった。販売費及び一般管理費は前期比△1.5%の42.5億円に圧縮。マーケティングのコスト効率向上、支社統合並びにM&A後のPMI費用の削減、AIによる業務効率向上に伴う人材配置の最適化が減少要因。経常利益以下は、上場株式の有価証券評価損106百万円の計上があったものの前期比プラスで着地した。

項目当期(FY26)前期(FY25)前年比(計画比)
売上高7,647百万円7,474百万円102.3%(93.0%)
売上原価1,721百万円1,551百万円111.9%(91.3%)
EBITDA2,139百万円2,075百万円103.1%(93.5%)
営業利益1,673百万円1,604百万円104.3%(93.5%)
経常利益1,684百万円1,681百万円100.2%(95.3%)
当期純利益1,079百万円1,069百万円100.9%(97.2%)
親会社株主に帰属する当期純利益1,034百万円1,032百万円100.2%(97.5%)
連結売上高及びEBITDAの推移を示すグラフ
出典:MS-Japan 2026年3月期 決算説明資料 P.5

セグメント別(事業別)の状況

国内人材紹介事業(MS Agent)は売上高42.9億円(前期比+1.3%)、管理コスト配賦前の管理可能利益25.0億円(同+1.5%)で、いずれも過去最高を更新。新規登録者数は18,128名(前期比+4.9%)、うち重点セグメント登録者数は6,558名(同+15.0%)と増加した。メディア事業(Manegy)は売上高248百万円(前期比+0.7%)、管理可能利益は1億円(同+86.9%)に拡大。ダイレクトリクルーティング事業(MS Jobs)は売上高101百万円(前期比△3.7%)、管理可能利益13百万円(同+19.2%)。海外人材事業(FourQuarters Recruitment)は円ベースで売上高3,002百万円(前期比+4.2%)、営業利益271百万円(同+15.8%)。豪ドルベースでは売上高+8.0%、営業利益+20.0%と順調に成長した。

セグメント当期(FY26)売上高前期(FY25)売上高前年比
人材紹介(MS Agent)4,294百万円4,240百万円101.3%
メディア(Manegy)248百万円246百万円100.7%
DRM(MS Jobs)101百万円105百万円96.3%
海外(FQR)3,002百万円2,881百万円104.2%
国内人材紹介事業(MS Agent)の売上高と管理可能利益の推移
出典:MS-Japan 2026年3月期 決算説明資料 P.16

通期業績予想

2027年3月期(FY27)の連結業績予想は、売上高81.7億円(前期比+6.9%)、EBITDA23.2億円(同+8.7%)、営業利益17.9億円(同+7.4%)と、いずれも過去最高更新を目指す。経常利益18.3億円(同+8.9%)、当期純利益11.5億円(同+6.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益10.8億円(同+4.6%)を見込む。国内事業は売上高48.7億円(同+4.9%)、営業利益17.6億円(同+2.9%)を計画。海外事業(FQR)は円ベースで売上高33.0億円(同+9.9%)、営業利益3.7億円(同+35.7%)を見込む(想定為替レート1AUD=104円)。

項目FY27予想FY26(前期実績)前期比
売上高8,174百万円7,647百万円106.9%
EBITDA2,324百万円2,139百万円108.7%
営業利益1,796百万円1,673百万円107.4%
経常利益1,834百万円1,684百万円108.9%
当期純利益1,145百万円1,079百万円106.2%
親会社株主に帰属する当期純利益1,082百万円1,034百万円104.6%
2027年3月期の連結業績予想を示す表とグラフ
出典:MS-Japan 2026年3月期 決算説明資料 P.26

株主還元

事業環境や方針に重大な変更がない限り、1株当たり56円を年間配当の下限として設定し、安定的な株主還元を継続する方針。2026年3月期配当予想の修正はない。会計上の配当性向は100%を超過しているが、現金の流出を伴わない「のれん償却費」を調整した「調整後EPS」は着実に成長しており、キャッシュベースでの還元余力は十分確保されていると説明している。2026年3月期のキャッシュ・アロケーションは、営業キャッシュ・フロー約16億円に対し、株主還元(1株56円基準)に約14億円、既存事業投資に約1億~3億円を充て、残余のキャッシュをM&A並びに新規事業投資に振り向ける方針。

項目金額(2026.3期)
営業キャッシュ・フロー約16億円
手元現預金等約70億円
株主還元(1株56円基準)約14億円
既存事業投資約1億~3億円
株主還元方針と配当推移を示すスライド
出典:MS-Japan 2026年3月期 決算説明資料 P.31

中期経営計画/トピック

特化領域で国内トップクラスの求人・求職者データを30年以上にわたり学習させた国内随一のAIモジュールの試運転を完了し、2027年3月期からはコンサルタントのサーチ&スクリーニングを支援する半自動化機能「Copilot」として活用を開始する。メディア事業では新規アプリ「Manegy Clip」を3月22日にローンチし、1か月以内にダウンロード数1万件を突破した。海外人材事業はオーストラリアで展開中であり、今後は英語圏を中心に英語版メディアの立ち上げや他国への段階的展開を検討し、「人材×メディア×AI」の統合モデルを世界へ広げる方針を掲げている。

※本記事はMS-Japanが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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