※本記事はハマイが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社ハマイの2025年12月期(通期)決算は、連結売上高12,715百万円(前期比5.1%増)、営業利益1,222百万円(同9.4%増)となり、いずれも前期実績および期初計画を上回った。主力のLPG容器用バルブが増収を牽引し、2004年12月期の過去最高益に迫る高水準の営業利益を達成した。前期に計上した特別損失の反動もあり、親会社株主に帰属する当期純利益は969百万円(前期比144.3%増)と過去最高益を更新した。期末配当は25円(会社側案)とし、通期配当は40円(前期比14.2%増)を予定している。
連結業績(2025年12月期 実績)
売上高総利益率は原材料価格(主に銅)の高騰の影響を受けつつも、価格改定の浸透により19.6%と前年並みの水準を確保した。営業利益率は9.6%(前期比0.4pt改善)、経常利益は1,353百万円(前期比12.3%増)。自己資本当期純利益率(ROE)は5.8%(前期比3.3pt改善)となった。
| 項目 | 2025/12期(実績) | 2024/12期(実績) | 前期比増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 12,715百万円 | 12,092百万円 | 5.1% |
| 営業利益 | 1,222百万円 | 1,117百万円 | 9.4% |
| 経常利益 | 1,353百万円 | 1,205百万円 | 12.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 969百万円 | 396百万円 | 144.3% |
| 1株当たり当期純利益 | 144.64円 | 59.23円 | – |
| 1株当たり配当金 | 40.00円* | 35.00円 | 14.2% |
品目別(セグメント)の状況
品目別では、主力のLPG容器用バルブが価格改定効果と販売数量増加により5,504百万円(前期比6.2%増)と拡大した。高圧ガスバルブ及びガス関連設備機器はデータセンター向けの伸長により2,671百万円(同13.1%増)となった。一方、配管用バルブは自動車・半導体・産業機器・建機の各市場で販売数量が低迷し2,153百万円(同6.5%減)となったが、原材料高騰を受けた黄銅削り粉等の売却増加(1,781百万円、同9.2%増)がこれを吸収した。
| 区分 | 2025/12期売上高 | 2024/12期売上高 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| LPG容器用バルブ | 5,504百万円 | 5,182百万円 | 6.2% |
| 配管用バルブ | 2,153百万円 | 2,304百万円 | ▲6.5% |
| 高圧ガスバルブ及びガス関連設備機器 | 2,671百万円 | 2,362百万円 | 13.1% |
| 黄銅削り粉等 | 1,781百万円 | 1,631百万円 | 9.2% |
| 不動産賃貸事業 | 577百万円 | 577百万円 | ▲0.1% |
| 商品 | 26百万円 | 34百万円 | ▲22.2% |

通期業績予想(2026年12月期)
2026年12月期は、売上高13,100百万円(前期比3.0%増)で2期連続の過去最高更新、営業利益1,250百万円(同2.2%増)で2004年12月期以来22年ぶりとなる過去最高益の更新を計画している。材料費高騰は継続する見通しだが、価格改定効果の発現により下期にかけて利益率が高まる見通し。経常利益は1,380百万円(同1.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は980百万円(同1.1%増)を計画している。
| 項目 | 2026/12期予想 | 2025/12期(実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 13,100百万円 | 12,715百万円 | 3.0% |
| 営業利益 | 1,250百万円 | 1,222百万円 | 2.2% |
| 経常利益 | 1,380百万円 | 1,353百万円 | 1.9% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 980百万円 | 969百万円 | 1.1% |
| 1株当たり配当金 | 45.00円* | 40.00円* | 12.5% |
| 区分 | 2026/12期予想 | 2025/12期(実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| LPG容器用バルブ | 5,563百万円 | 5,504百万円 | 1.1% |
| 配管用バルブ | 2,350百万円 | 2,153百万円 | 9.1% |
| 高圧ガスバルブ及びガス関連設備機器 | 2,748百万円 | 2,671百万円 | 2.9% |


株主還元
業績に対応した配当を行うことを基本方針とし、企業体質の強化と今後の事業展開に備えた内部留保の充実に留意しつつ、経営成績の状況を勘案して配当を実施する。2025年12月期の期末配当は25円(会社側案)とし、通期配当は40円(前期比14.2%増)を予定している。2026年12月期は通期配当45円(前期比12.5%増)を計画している。

ビジョン2030/成長戦略
ハマイは2021年に「ビジョン2030」を策定し、LPガス容器用バルブで安定収益を獲得しつつ、配管用バルブ・高圧ガス用バルブへの投資を拡充し、非化石エネルギーへの移行を見据えたクリーンエネルギー関連機器の市場投入を目指す方針を掲げている。配管用バルブでは準代理店の設定やマーケティングチームの新設による新たな商流の開拓、高圧ガス用バルブでは半導体市場でのインド・東南アジアの販売代理店契約締結や中国市場への本格参入検討など、海外展開も進めている。
※本記事はハマイが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。