※本記事はガリレイが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ガリレイは2026年3月期、連結売上高1386億16百万円(前年比6.1%増)を計上し、5期連続増収を達成した。冷凍冷蔵ショーケース販売やフードサービス販売、大型パネル冷蔵設備販売が伸長し、営業利益は170億78百万円(前年比3.1%増)で5期連続増益となった。親会社株主に帰属する当期純利益は121億97百万円(前年比1.6%増)で、売上高・利益ともに通期修正予想を上回って着地した。
連結業績(当期 実績)
単位は百万円。売上原価比率は72.1%(前期72.4%)とやや改善し、売上総利益は386億29百万円(前年比7.0%増、売上総利益率27.9%)となった。販売費及び一般管理費は215億50百万円(前年比10.4%増)に増加したが、材料費・人件費の増加が継続する中でも冷凍冷蔵ショーケース販売を中心に増益を確保。営業利益は170億78百万円(前年比3.1%増、営業利益率12.3%)、経常利益は179億43百万円(前年比4.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は121億97百万円(前年比1.6%増)だった。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 138,616 | 130,639 | 106.1% |
| 売上総利益 | 38,629 | 36,098 | 107.0% |
| 営業利益 | 17,078 | 16,572 | 103.1% |
| 経常利益 | 17,943 | 17,175 | 104.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 12,197 | 12,008 | 101.6% |

販売区分別の状況
販売区分別では、冷凍冷蔵ショーケース販売が543億円(前年比104%)で前年に続き過去最高売上を更新した。流通産業の省エネ改装需要が堅調に推移し、スーパーマーケット・ドラッグストア向けの販売が増加した。フードサービス販売は319億円(前年比105%)で、外食産業のインバウンド需要やユーザーへの提案強化、日本洗浄機の食器洗浄機・自動ゆで麺機の販売が寄与した。大型パネル冷蔵設備販売は183億円(前年比116%)と、物流センター・冷蔵倉庫向けの建設需要を中心にグループシナジーを発揮し大幅増収。小型パネル冷蔵設備販売は94億円(前年比121%)で、スーパーマーケットやコンビニエンスストア向け販売が好調だった。一方、大型食品加工機械販売は74億円(前年比88.9%)と、前期好調の反動と大型案件の減少で減収となった。
| 販売区分 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 冷凍冷蔵ショーケース販売 | 543億円 | 529億円 | 104% |
| フードサービス販売 | 319億円 | 305億円 | 105% |
| 大型パネル冷蔵設備販売 | 183億円 | 158億円 | 116% |
| 小型パネル冷蔵設備販売 | 94億円 | 78億円 | 121% |
| サービス販売 | 158億円 | 136億円 | 107% |
| 大型食品加工機械販売 | 74億円 | 84億円 | 88.9% |
| 医療・理化学製品販売 | 12億円 | 12億円 | 100% |

通期業績予想
2027年3月期の通期連結業績予想は、売上高1449億23百万円(前年比4.5%増)、営業利益171億55百万円(前年比0.4%増)、経常利益179億75百万円(前年比0.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益123億70百万円(前年比1.4%増)。売上高はショーケース・フードサービス事業を中心に堅調に推移する見込みで、物流・食品工場案件の引合いも好調なため増収を見込む。営業利益は地政学リスクの不確実性やエネルギー・物流コスト上昇が想定されるものの、グループ各社の復調に伴い微増益を見込んでいる。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 138,616 | 144,923 | 104.5% |
| 売上総利益 | 38,629 | 39,198 | 101.5% |
| 営業利益 | 17,078 | 17,155 | 100.4% |
| 経常利益 | 17,943 | 17,975 | 100.2% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 12,197 | 12,370 | 101.4% |

株主還元
株主還元は2025年3月期から2027年3月期の3年間、DOE(連結株主資本配当率)3%を基準とする方針を掲げている。2026年3月期のDOEは3.0%、配当金総額は32億87百万円だった(2022年3月期の1.8%・12億42百万円から段階的に上昇)。2027年3月期の期末配当予想は89円(7円増配)、配当性向は28.6%(2026年3月期実績26.9%)を見込む。
| 決算期 | 配当金総額(百万円) | DOE |
|---|---|---|
| 2022年3月期 | 1,242 | 1.8% |
| 2023年3月期 | 1,464 | 1.9% |
| 2024年3月期 | 2,101 | 2.4% |
| 2025年3月期 | 2,964 | 3.0% |
| 2026年3月期 | 3,287 | 3.0% |

成長投資/トピック
成長投資では、冷凍冷蔵ショーケース事業のマザー工場として滋賀第二工場を建設中で、投資予定総額は約100億円、2026年12月の稼働を予定している。稼働後は現工場と合わせて年間生産能力を約30%増強し、年間60,000台体制を目指す。大阪では技術者育成拠点「バリューアップセンター」を投資予定総額約36億円で整備しており、建物は2025年10月着工、2027年3月竣工予定。海外では、業務用冷凍冷蔵庫のインド現地生産実証事業が経済産業省の補助金(二次公募・大型実証非ASEAN加盟国)に採択され、事業費総額15.7億円(うち補助金申請額7.85億円)で現地生産・供給体制の構築を進めている。また、初の海外ショールーム「F’S DESIGN COURT」をタイ・バンコク、ベトナム・ホーチミン、インドネシア・ジャカルタで順次立ち上げた。
※本記事はガリレイが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。