※本記事はマルマエが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
マルマエの2025年8月期(連結)は、売上高11,403百万円(前年同期比140.1%)、営業利益2,103百万円、経常利益1,936百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,355百万円、EPS107.11円となった。前期(2024年8月期)は単体決算(売上高4,749百万円等)であり、当期はKMアルミニウム株式会社(KMAC)の連結子会社化が寄与し大幅な増収増益となった。なお資料では、対前年同期増減率は2024年8月期の個別業績に対する参考値として記載されている旨が注記されている。
連結業績(2025年8月期 実績)
売上原価は7,855百万円(材料費2,507百万円、外注加工費1,166百万円、労務費2,196百万円、減価償却費991百万円)、販売管理費は1,444百万円(販管人件費697百万円、のれん償却額125百万円、支払手数料170百万円〈うち株式取得費用83百万円〉)となった。営業外費用には支払利息105百万円、支払手数料60百万円(主にM&Aに係る費用)を計上した。B/S面では、総資産25,423百万円(うちのれん4,696百万円)、負債合計17,271百万円(長期借入金12,000百万円)、純資産合計8,151百万円となり、自己資本比率は62.5%(単体・2024年8月期末)から32.1%(連結・2025年8月期末)となった。
| 項目 | 2025年8月期(連結) | 2024年8月期(単体) | 対前年同期増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 11,403百万円 | 4,749百万円 | 140.1% |
| 売上原価 | 7,855百万円 | 3,916百万円 | 100.5% |
| 売上総利益 | 3,548百万円 | 832百万円 | 326.4% |
| 販売管理費 | 1,444百万円 | 675百万円 | 113.8% |
| 営業利益 | 2,103百万円 | 156百万円 | ー |
| 経常利益 | 1,936百万円 | 42百万円 | ー |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,355百万円 | 19百万円 | ー |
| EPS(円) | 107.11円 | 1.55円 | ー |
セグメント別(事業別)の状況
セグメントは、マルマエ事業(半導体・FPD・その他分野を担う精密部品事業)と、KMAC事業(IT器材・半導体装置部材・基礎素材を担う機能材料事業)の2区分。精密部品事業は、半導体分野の売上高が6,136百万円(対前年同期72.4%増)となり、新規設備投資は一部を除き停滞したものの消耗品が好調に推移した。FPD分野は1,286百万円(同27.5%増)で、OLED向けに停滞感が出始めているという。その他分野は61百万円(同46.5%増)。機能材料事業(KMAC、2025年4月〜8月の5か月分を連結)は、IT器材1,352百万円(ターゲット材が好調でレガシーロジックに加えHBM DRAMが伸長)、半導体装置部材712百万円(真空チャンバーは客先在庫解消待ちで横ばい)、基礎素材1,625百万円(電解コンデンサ安定・HDD向け好調)となった。
| セグメント | 分野・品目 | 売上高(2025年8月期) | 対前年同期 |
|---|---|---|---|
| 精密部品事業 | 半導体分野 | 6,136百万円 | 72.4%増 |
| 精密部品事業 | FPD分野 | 1,286百万円 | 27.5%増 |
| 精密部品事業 | その他分野 | 61百万円 | 46.5%増 |
| 機能材料事業 | IT器材 | 1,352百万円 | ー |
| 機能材料事業 | 半導体装置部材 | 712百万円 | ー |
| 機能材料事業 | 基礎素材 | 1,625百万円 | ー |


通期業績予想
2026年8月期の連結業績予想は、第2四半期累計で売上高8,100百万円、営業利益1,200百万円、経常利益1,100百万円、親会社株主に帰属する当期純利益700百万円、EPS55.28円、通期では売上高17,200百万円、営業利益2,800百万円、経常利益2,600百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,700百万円、EPS134.26円を見込む。当第3四半期よりKMACの連結決算を開始しており、2025年8月期はKMACの5か月分のみの連結だったのに対し、2026年8月期はKMACがフル寄与する。これに伴い通期でのれん等償却が3億円、金利負担が2億円増加する見込みで、2026年8月期からはマルマエの減価償却も定額法へ統一するとしている。
| 項目 | 2026年8月期 通期予想 | 2026年8月期 第2四半期(累計)予想 | 2025年8月期 実績 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 17,200百万円 | 8,100百万円 | 11,403百万円 |
| 営業利益 | 2,800百万円 | 1,200百万円 | 2,103百万円 |
| 経常利益 | 2,600百万円 | 1,100百万円 | 1,936百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,700百万円 | 700百万円 | 1,355百万円 |
| EPS(円) | 134.26円 | 55.28円 | 107.11円 |

株主還元
配当政策は、中期事業計画のもと配当性向35%以上を予定するとともに、最低配当額を年30円(半期15円、ただし通期最終損益が赤字の場合は再検討)とする安定配当化を掲げる。株主優待として、半年以上継続保有の株主に1,000円分のオリジナルQuoカードを提供する。2026年8月期は、消耗品受注が好調なことやKMACの連結に伴う収益性の向上を鑑み増配とし、上期28円・期末28円の合計56円/株の配当を予定する。企業成長に向けた投資と適度な資本効率を目指す配当政策を行っていく方針。
| 区分 | 2026年8月期(予定) |
|---|---|
| 上期配当 | 28円 |
| 期末配当 | 28円 |
| 年間配当合計 | 56円 |
| 配当性向(見込み) | 41.7% |

中期事業計画「Fusion2028」
2025年7月11日の取締役会で、KMAC連結後の中期事業計画「Fusion2028」(2026年8月期〜2028年8月期)を承認した。数値計画(連結)は、最終年度で売上高250億円、営業利益56億円(営業利益率18%)、連結ROIC15%を目標に掲げ、配当性向は35%以上、最低配当額は年間30円(半期最低15円)とする。セグメント別目標では、精密部品事業が売上高82億円・営業利益19億円(26/8期)から売上高120億円・営業利益36億円(28/8期)へ、機能材料事業が売上高90億円・営業利益12億円(26/8期)から売上高130億円・営業利益23億円(28/8期)へ拡大する計画とし、営業費用(共通)は各期3億円を見込む。グループ中期経営戦略として、新素材・新技術の創出による顧客ニーズの取り込みと、消耗品受注拡大による安定成長を掲げている。
※本記事はマルマエが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。