木村工機

木村工機、2026年3月期は増収増益で最高益 工場用ゾーン空調が牽引

決算サマリー 2026.08.20
木村工機、2026年3月期は増収増益で最高益 工場用ゾーン空調が牽引

※本記事は木村工機が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

木村工機の2026年3月期連結決算は、堅調な国内設備投資需要を取り込み、売上高は前期比+11.7%の17,922百万円となった。制御機能や省エネ性能に優れた独自製品が高性能タイプを中心に好調に推移し、売上総利益は同+20.2%の8,781百万円、営業利益は同+24.8%の4,589百万円、当期純利益は同+31.3%の3,278百万円と、いずれも過去最高を更新した。工場用ゾーン空調機は改正労働安全衛生規則の施行を追い風に売上・受注ともに増加し、受注残高が積み上がったことで2027年3月期の業績への寄与が見込まれる。

目次

連結業績(当期 実績)

堅調な国内設備投資需要を取り込めたことで受注高・売上高が増加した。産業分野では職場環境改善や品質管理のための導入が増加し、商業分野では大規模商業施設の更新案件が伸長、保健分野では高級リゾートホテルや教育機関への導入が増加した。八尾製作所旧厚生棟解体等による特別損失66百万円を吸収し、売上高および全ての利益項目で過去最高を更新した。

項目2025年3月期2026年3月期増減増減率
売上高16,04217,9221,88011.7%
売上総利益7,3058,7811,47620.2%
営業利益3,6754,58991324.8%
経常利益3,6604,56290224.7%
当期純利益2,4963,27878231.3%
営業利益の増減要因分析
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.6

セグメント別(分野別)の状況

産業分野は研究施設、化学・自動車関連等の工場、データセンター、物流倉庫への導入が増加し、前期比+17.9%の10,360百万円となった。商業分野は過去に導入した大規模商業施設の更新が前期同水準で推移し、同▲2.1%の2,843百万円。保健分野は新設の高級リゾートホテルや教育機関への導入が増加し、同+8.5%の4,718百万円となった。

分野2025年3月期 売上構成比2026年3月期 売上構成比増減率
産業8,78954.8%10,36057.8%17.9%
商業2,90318.1%2,84315.9%▲2.1%
保健4,34827.1%4,71826.3%8.5%
合計16,042100.0%17,922100.0%11.7%
分野別・方式別売上高の推移
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.11

通期業績予想

2027年3月期の業績予想は、売上高が前期比+9.9%の19,700百万円、営業利益が同+9.0%の5,000百万円、経常利益が同+9.0%の4,975百万円、当期純利益が同+5.7%の3,465百万円を見込む。産業分野では猛暑が続く中、熱中症予防対策や職場環境改善の需要を取り込む営業活動を展開し、商業・保健分野では衛生・快適性に配慮した空調システムの提案を推進する。河芸製作所の技術研究所は2026年10月頃に稼働予定で、新たに河芸製作所新工場棟の建設を開始する予定。

項目2026年3月期 実績2027年3月期 予想増減率
売上高17,92219,7009.9%
営業利益4,5895,0009.0%
経常利益4,5624,9759.0%
当期純利益3,2783,4655.7%
2027年3月期 業績予想 分野別・方式別売上高
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.19

株主還元

2026年3月期の1株当たり配当金は200.0円を予定しており、当期の業績・財務状況を勘案した結果、配当性向は21.7%となった。また、当事業年度は50,000株の自己株式取得を実施し、総還元性向は44.1%となった。2027年3月期の配当予想も1株当たり200.0円としている。利益配分については、将来の事業展開と経営体質強化のための内部留保を確保しつつ、安定配当の継続的な実施を基本方針としている。

項目2026年3月期(予定)2027年3月期(予想)
1株当たり配当金200.0円200.0円
1株当たり当期純利益920.66円982.65円

トピック(受注状況等)

当期の受注高は前期比+30.1%の21,061百万円、受注残高は同+51.2%の9,275百万円と、いずれも過去最高を更新した。航空関連、自動車、機械、金属加工など幅広い業種で工場用ゾーン空調機の受注が増加し、今夏に向け出荷を見込む。技術開発面では八尾技術研究センターが12月に竣工したほか、河芸製作所でも技術研究所の建設を開始し、2026年10月の稼働を予定している。製造基盤強化では、八尾製作所再開発工事が3月に完了し、生産性向上に寄与した。

受注状況(受注高・売上高・受注残高)
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.21

※本記事は木村工機が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次