※本記事はオーケーエムが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社オーケーエムの2026年3月期(連結)は、売上高111.1億円(前期比6.5%増)、EBITDA16.0億円(同47.8%増)、営業利益12.9億円(同65.3%増)となった。舶用市場向け製品の販売が好調に推移し、売上高は過去最高を更新。営業利益・経常利益は上場以来の過去最高を更新した。これを受け、1株当たり配当金は55円(期初予想から15円の増配)とした。
連結業績(2026年3月期 実績)
LNG(液化天然ガス)用バルブの収益性改善や全社的な経費抑制に加え、連結調整の影響が業績にプラスに作用し、営業利益・経常利益はともに大幅増となった。一方、新基幹システム導入の見直しに伴う契約解除損失や減損損失を特別損失に計上したため、当期純利益は業績予想(880百万円)を下回ったものの、前期比では増益となった。売上高は4期連続で過去最高を更新し、四半期ベースでも過去最高を更新した。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 11,114百万円 | 10,438百万円 | 6.5%増 |
| EBITDA | 1,608百万円 | 1,087百万円 | 47.8%増 |
| 営業利益 | 1,295百万円 | 783百万円 | 65.3%増 |
| 経常利益 | 1,287百万円 | 740百万円 | 73.9%増 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 798百万円 | 553百万円 | 44.3%増 |

市場別・地域別の状況
市場別(連結)では、陸用が4,691百万円(前期比6.4%減)、舶用が6,423百万円(同18.4%増)。陸用は石油化学向けが伸長した一方、案件の小口化や前期の鉄鋼・金属向け大型案件納入の反動により減収。舶用は、過去に大量建造された船舶の代替需要や世界的な物流量の増加に伴う新造船需要の高まりを背景に造船向けの販売が堅調に推移し、船舶排ガス用バルブは発電用補機向けを中心に、LNG用バルブは販売先拡大により、それぞれ大幅な増収となった。地域別では、日本が9,116百万円(同9.1%増)、韓国が466百万円(同33.6%減)、中国が790百万円(同2.2%増)、マレーシアが364百万円(同52.2%増)で、海外売上高比率は18.0%(前期比2.0pt低下)となった。受注高は3Qの反動を受けて減少し、受注残は陸用の案件小口化により減少傾向にあるものの総額としては一定の水準を維持しているとしている。
| 市場 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高計 | 11,114百万円 | 10,438百万円 | 6.5%増 |
| 陸用 | 4,691百万円 | 5,011百万円 | 6.4%減 |
| 舶用 | 6,423百万円 | 5,426百万円 | 18.4%増 |

2027年3月期 業績予想
2027年3月期は、資材価格やエネルギーコストの高止まり、賃上げに伴う人件費の増加等を想定し、増収減益を計画。新基幹システムの導入計画見直しにより、設計・構築に関わる経費支出も織り込む。連結配当性向30%の方針に則り、1株当たり配当金は50円を計画。なお、米国とイランの紛争からの影響については現時点では具体的な想定は困難であり、業績予想に変更が生じる場合には速やかに開示するとしている。
| 項目 | 2027年3月期(予想) | 2026年3月期(実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 11,900百万円 | 11,114百万円 | 7.1%増 |
| 営業利益 | 1,060百万円 | 1,295百万円 | 18.2%減 |
| 経常利益 | 1,050百万円 | 1,287百万円 | 18.5%減 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 730百万円 | 798百万円 | 8.6%減 |
| 1株当たり配当金 | 50円 | 55円 | – |

株主還元
2026年3月期の1株当たり配当金は年間55円(期初予想から15円の増配)とした。過去には2025年3月期に普通配当40円に特別配当5円を加えた年間45円を実施した実績がある。第2次中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)期間中は、1株当たり配当金40円の維持・向上を基本とし、配当性向は概ね30%を目安とする方針。配当による直接的な還元に加え、成長戦略の推進による中長期的な株価上昇を通じたトータルリターンの最大化を目指すとしている。
| 期 | 1株当たり配当金 |
|---|---|
| 2024年3月期 | 40円 |
| 2025年3月期 | 45円(普通配当40円+特別配当5円) |
| 2026年3月期 | 55円 |
| 2027年3月期(予想) | 50円 |

中期経営計画
第2次中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)では、「売上拡大に加えて収益性にも重点を置く経営」への転換を掲げ、中期経営計画最終年度(2028年3月期)の経営目標として、連結売上高132億円、営業利益率10%以上、ROE8~10%を掲げている。また、中長期ビジョン「Create 200」として2031年3月期に連結売上高200億円、営業利益20億円を目指すとしている。
※本記事はオーケーエムが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。