※本記事はセラクが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社セラクの2025年8月期(通期)決算説明資料によれば、連結売上高は24,776百万円(前期比11.5%増)、営業利益は2,550百万円(前期比12.2%増)となった。売上高は期初計画(24,500百万円)を上回り、営業利益は計画(2,550百万円)どおりとなった。経常利益は2,599百万円(前期比12.1%増)で計画(2,550百万円)を上回った一方、親会社に帰属する当期純利益は1,709百万円(前期比8.5%増)で、計画(1,720百万円)をやや下回った。
連結業績(2025年8月期 実績)
売上高は、案件単価の上昇やエンジニアの高稼働率維持により前期比で増収となった。営業利益は、ビジネスパートナー活用による採用・教育費やエンジニア待機コストの減少により前期比で増益となった。
| 項目 | 2025年8月期 | 2024年8月期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 24,776百万円 | 22,221百万円 | +11.5% |
| 売上総利益 | 6,456百万円 | 5,700百万円 | +13.3% |
| 販売費及び一般管理費 | 3,905百万円 | 3,426百万円 | +14.0% |
| 営業利益 | 2,550百万円 | 2,273百万円 | +12.2% |
| 経常利益 | 2,599百万円 | 2,317百万円 | +12.1% |
| 親会社に帰属する当期純利益 | 1,709百万円 | 1,575百万円 | +8.5% |

セグメント別の状況
セグメント別では、デジタルインテグレーションセグメントの売上高が23,881百万円(前期比11.9%増)、セグメント利益が2,611百万円(前期比12.6%増)となり、増収増益をけん引した。同セグメント内訳では、DX(デジタルトランスフォーメーション)領域の売上高が7,498百万円(前期比14.4%増)、SI(システムインテグレーション)領域の売上高が16,328百万円(前期比10.8%増)だった。みどりクラウドセグメントは、売上高235百万円(前期比1.3%減)、セグメント損益は▲118百万円となり、前期の▲109百万円から損失が拡大した。資料は、「みどりクラウド らくらく出荷」の拡販にリソースを集中したことなどにより赤字幅が拡大したとしている。機械設計エンジニアリングセグメントは、案件数・稼働率がともに堅調に推移した一方、採用費等の販管費増加により、売上高786百万円(前期比5.5%増)に対しセグメント利益は37百万円(前期比17.5%減)となった。
| セグメント | 指標 | 2025年8月期 | 2024年8月期 |
|---|---|---|---|
| デジタルインテグレーション | 売上高 | 23,881百万円 | 21,342百万円 |
| デジタルインテグレーション | セグメント利益 | 2,611百万円 | 2,320百万円 |
| デジタルインテグレーション(DX) | 売上高 | 7,498百万円 | 6,557百万円 |
| デジタルインテグレーション(SI) | 売上高 | 16,328百万円 | 14,785百万円 |
| みどりクラウド | 売上高 | 235百万円 | 238百万円 |
| みどりクラウド | セグメント損益 | ▲118百万円 | ▲109百万円 |
| 機械設計エンジニアリング | 売上高 | 786百万円 | 745百万円 |
| 機械設計エンジニアリング | セグメント利益 | 37百万円 | 44百万円 |
| 調整額 | セグメント損益 | 20百万円 | 17百万円 |

通期業績予想(2026年8月期)
2026年8月期の連結業績計画は、売上高27,400百万円(前期比10.6%増)、営業利益2,850百万円(前期比11.7%増)としている。資料は、2026年8月期を「AIサービス企業への変革ステップ」における「STEP1/基盤構築期」と位置付けているとしている。
| 項目 | 2025年8月期(実績) | 2026年8月期(計画) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 24,776百万円 | 27,400百万円 | +10.6% |
| 営業利益 | 2,550百万円 | 2,850百万円 | +11.7% |

株主還元
2025年8月期の1株当たり配当金は13.20円だった。2026年8月期は、業績連動配当16.9円に加え、自己株式消却に伴う株式数減少により0.5円の増配を見込み、1株当たり配当金は17.40円を予定している。自己株式取得については、2024年8月9日から2025年4月17日にかけて309,000株(399,106,700円)を取得し完了した。2025年8月8日から2026年7月31日にかけては400,000株(上限400,000,000円)を上限に自己株式取得を実施中としている。自己株式の消却は、2024年8月20日に165,000株、2025年8月20日に155,000株を実施した。2025年8月期の1株当たり当期純利益は127.16円、1株当たり純資産は668.83円で、いずれも前期(114.24円、572.00円)から伸長した。
| 項目 | 2025年8月期(実績) | 2026年8月期(計画) |
|---|---|---|
| 1株当たり配当金 | 13.20円 | 17.40円 |

中期成長ビジョン・トピック
資料は、今後3~5年で「AIサービス企業」への変革を目指すとし、2026年8月期をAIサービス開発とAI人材育成に取り組む「STEP1/基盤構築期」(変革元年)と位置付けている。中期成長ビジョンについては、AI技術の進展に伴う事業環境の変化を踏まえ見直しを行うとしており、アップデート後の内容は投資家に速やかに案内するとしている。M&Aについては、当社と親和性の高い企業との共創型M&Aを目指す方針で、直近の事例としてAND Think株式会社(愛知県名古屋市、システム受託開発)と株式会社マインド(神奈川県川崎市、システム開発)を挙げている。
※本記事はセラクが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。