※本記事はエアトリが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
エアトリは2025年11月14日、2025年9月期(2024年10月1日〜2025年9月30日)の連結決算短信(IFRS)を公表した。売上高は28,024百万円(前期比5.5%増)、営業利益は3,159百万円(同33.4%増)、税引前利益は3,088百万円(同61.7%増)となった一方、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,839百万円(同8.7%減)と減益になった。2026年9月期は売上高34,000百万円(同21.3%増)を見込む一方、将来に向けた投資や新規事業の影響を考慮し、営業利益は1,000百万円(同68.3%減)を予想している。
連結業績(2025年9月期 実績)
同社グループは、2024年9月期から開始した上場後の第3ステージ「エアトリ”次のステージへ”」を継続し、中長期成長戦略「エアトリ5000」及び成長戦略「エアトリ2025」のもと、エアトリ旅行事業で成長鈍化があるものの堅調に利益の積み上げを継続している。営業利益では、事業ポートフォリオの分散及び再構築の一環として取り組んだコスト削減策等の施策による増益効果があった。短信は、営業利益と税引前利益がエアトリ旅行事業以外の事業の成長や投資事業による利益の底上げにより期初予想を上回ったとしている。
セグメント別では、主力のオンライン旅行事業が旅行需要回復により増収増益となった。ITオフショア開発事業は減収となったものの営業損失が縮小し、投資事業は減収ながら営業黒字に転じた。投資事業では投資先を145社まで拡大している。
同社は非経常的なものを除く事業から生じる利益を示す指標として「減損等控除前営業利益」を開示しており、2025年9月期は4,667百万円(前期比30.2%増)だった。基本的1株当たり当期利益は82円13銭(前期89円97銭)、親会社所有者帰属持分当期利益率は12.6%(同15.4%)、売上高営業利益率は11.2%(同8.9%)だった。
| 項目 | 2025年9月期 | 2024年9月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 28,024百万円 | 26,571百万円 | 5.5%増 |
| 営業利益 | 3,159百万円 | 2,368百万円 | 33.4%増 |
| 税引前利益 | 3,088百万円 | 1,910百万円 | 61.7%増 |
| 親会社の所有者に帰属する当期利益 | 1,839百万円 | 2,013百万円 | 8.7%減 |
財政状態とキャッシュ・フロー
2025年9月期末の資産合計は32,367百万円(前期末28,803百万円)、資本合計は16,559百万円(同14,731百万円)、親会社所有者帰属持分比率は47.3%(同47.7%)となった。短信によると、資産は主に現金及び現金同等物、無形資産、使用権資産、のれん、営業債権及びその他の債権の増加により増加した。負債はその他の流動負債、リース負債、営業債務及びその他の債務などが増加した一方、有利子負債は減少した。資本は主に利益剰余金の増加により増加した。
| 項目 | 2025年9月期 | 2024年9月期 |
|---|---|---|
| 資産合計 | 32,367百万円 | 28,803百万円 |
| 資本合計 | 16,559百万円 | 14,731百万円 |
| 親会社所有者帰属持分比率 | 47.3% | 47.7% |
| 1株当たり親会社所有者帰属持分 | 673円31銭 | 610円78銭 |
キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが4,549百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが1,332百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが812百万円の支出となり、現金及び現金同等物の期末残高は12,112百万円となった。
株主還元
2025年9月期の1株当たり年間配当金は10円00銭で、前期と同額となった。2026年9月期の配当予想額は、現時点において未定としている。
| 項目 | 2025年9月期(実績) | 2026年9月期(予想) |
|---|---|---|
| 1株当たり年間配当金 | 10円00銭 | 未定 |
2026年9月期の連結業績予想
2026年9月期は売上高34,000百万円(前期比21.3%増)、営業利益1,000百万円(同68.3%減)、税引前利益900百万円(同70.9%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益400百万円(同78.2%減)を見込む。基本的1株当たり当期利益は17円82銭の予想。短信によると、取扱高及び売上収益はエアトリ旅行事業で成長鈍化があるものの、注力旅行商材への投資やエアトリ旅行事業に続く事業の成長等により増収を見込む。営業利益は既存事業では増益を見込むものの、「エアトリ5000」の早期達成に向けた新規注力商材への投資、M&A、新規事業の立ち上げといった将来に向けた投資や新規事業が利益面に与える影響を考慮して見積もったとしている。
| 項目 | 2026年9月期(予想) | 増減率 |
|---|---|---|
| 売上高 | 34,000百万円 | 21.3%増 |
| 営業利益 | 1,000百万円 | 68.3%減 |
| 税引前利益 | 900百万円 | 70.9%減 |
| 親会社の所有者に帰属する当期利益 | 400百万円 | 78.2%減 |
重要な後発事象
2025年10月1日付で、株式会社ハイブリッドテクノロジーズの大株主であるSoltec Investments Pte.Ltd.との間で同社と同一の議決権行使を行う旨の合意が効力を発し、議決権所有割合が実質的に50%を超えたため、ハイブリッドテクノロジーズは関連会社から連結子会社となった。連結業績に与える影響は現時点で精査中としている。
本記事はエアトリが公表した2025年9月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。
※本記事はエアトリが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。