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メタリアル、2026年2月期は売上高44.87億円で過去最高 営業利益は82.4%増のV字回復

決算サマリー 2026.08.20
メタリアル、2026年2月期は売上高44.87億円で過去最高 営業利益は82.4%増のV字回復

※本記事はメタリアルが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社メタリアル(AI事業のロゼッタ、HT事業のグローヴァ、メタバース事業のMATRIX・STUDIO55などを傘下に持つグループ)は、2026年2月期(2025年3月~2026年2月)の通期連結業績を発表した。売上高は44.87億円(前期比+9.9%)で過去最高を更新し、営業利益は2.14億円(同+82.4%)とV字回復した。前期4Qから着手した構造改革(会社文化の修復・販管費削減)が完了し、当期4Q期間では4つの事業セグメントすべてが黒字化した。翻訳特化のエージェンティックAI「人手修正不要な翻訳AI」の完成が1~6ヶ月以内に見込まれるなど、2027年2月期からの本格成長を目指すとしている。

目次

連結業績(当期 実績)

4Q累計の連結売上高は44.87億円(前年同期比+9.9%)、営業利益は2.14億円(同+82.4%、増減額+0.96億円)となった。売上原価の増加(同+26.4%)で売上総利益の伸びは+1.4%にとどまったが、販売費及び一般管理費を25.25億円(同-2.3%)に圧縮したことで営業利益・経常利益とも増益を確保した。親会社株主に帰属する当期純利益は0.48億円(同-83.9%)で前期を下回った。EBITDAは4.75億円(同+22.9%)。

項目当期(百万円)前期(百万円)増減率
売上高4,4874,084+9.9%
売上原価1,7471,382+26.4%
売上総利益2,7392,702+1.4%
販売費及び一般管理費2,5252,584-2.3%
営業利益214117+82.4%
経常利益182112+61.9%
親会社株主に帰属する当期純利益48299-83.9%
EBITDA475387+22.9%

セグメント別業績(当期 実績)

連結子会社STUDIO55の連結寄与により、AI/MV Marketing事業は売上高8.43億円(前年同期比+704.5%)、メタバース事業は売上高1.12億円(同+1,118.4%)と大幅増収となった一方、AI事業は28.22億円(同-8.6%)、HT事業は7.08億円(同-19.8%)と減収した。利益面ではHT事業の営業利益1.24億円(同+40.3%)に加え、メタバース事業(△0.44億円、前期△1.85億円から改善)、AI/MV Marketing事業(△0.12億円、前期△0.31億円から改善)が改善し、本社費等の削減(△1.25億円、同+49.4%改善)も寄与して連結営業利益は2.14億円(同+82.4%)となった。4Q期間では4つの事業セグメントすべてが黒字化した。

セグメント指標当期(百万円)前期(百万円)
AI事業売上高2,8223,086
HT事業売上高708884
メタバース事業売上高1129
AI/MV Marketing事業売上高843104
連結売上高4,4874,084
AI事業営業利益273493
HT事業営業利益12488
メタバース事業営業利益△44△185
AI/MV Marketing事業営業利益△12△31
連結営業利益214117
メタリアル セグメント別業績(前年同期比)
出典:2026年2月期 通期決算説明資料 P.12

通期業績予想(2027年2月期)

2027年2月期の業績予想は、売上高46.00億円(前期比+2.5%)、営業利益3.30億円(同+54.2%)、経常利益2.90億円(同+58.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益1.60億円(同+231.9%)とした。売上成長の本格化は今期より見込むが、実現の不確実性を考慮し現時点で達成可能な数値を保守的に開示したとしている。営業利益率は7.2%を見込み、前々期(2025年2月期)の2.9%から倍以上に向上する見通し。なお、M&Aによる売上増加額(今期目標10.00億円)およびM&A関連費用は業績予想に含めていない。

項目予想(百万円)前期実績(百万円)増減率
売上高4,6004,487+2.5%
営業利益330214+54.2%
経常利益290182+58.8%
親会社株主に帰属する当期純利益16048+231.9%
営業利益率7.2%4.8%+50.4%
メタリアル 連結業績予想(2027年2月期)
出典:2026年2月期 通期決算説明資料 P.21

セグメント別業績予想(2027年2月期)

セグメント別予想では、AI事業は売上高29.10億円(前期比+3.1%)、営業利益3.38億円(同+23.8%)と増収増益を見込む。HT事業は売上高7.12億円(同+0.5%)、営業利益1.15億円(同-7.6%)と増収減益の見通し。メタバース事業・AI/MV Marketing事業はSTUDIO55の黒字転換に伴い赤字幅の圧縮を見込む(メタバース事業△0.32億円、AI/MV Marketing事業△0.11億円)。

セグメント売上高予想(百万円)売上高実績(百万円)営業利益予想(百万円)営業利益実績(百万円)
AI事業2,9102,822338273
HT事業712708115124
メタバース事業98112△32△44
AI/MV Marketing事業880843△11△12
連結4,6004,487330214
メタリアル 連結業績予想(セグメント別)
出典:2026年2月期 通期決算説明資料 P.22

財務状況

2026年2月期末の総資産は46.76億円(前期末比-5.0%)、純資産は20.07億円(同+2.6%)、自己資本比率は42.9%(前期末比+3.1pt)となった。現預金は29.04億円、有利子負債は15.09億円(前期末比-10.4%)で、財務基盤は健全な水準を継続したとしている。

株主還元

本資料には配当金や自己株式取得等の株主還元方針に関する記載はない。

中期経営計画/トピック

前期の構造改革の進捗を踏まえ、中期売上目標を従来の134.00億円(2028年2月期)から150.00億円(2030年2月期)に改定した。M&Aによる売上成長目標は1年後ろ倒しとし、2027年2月期はM&Aによる売上増10.00億円を目指す方針。短中期戦略として「翻訳特化」「製薬特化」「建築特化」「事業創出」の4つのエージェンティックAI領域への選択と集中を進める。翻訳分野では、エージェンティックAI搭載の「超高精度(熟考)」モードにより修正必要率0.05%を実現(2026年4月13日リリース)し、「人手修正不要な翻訳AI」の完成が1~6ヶ月以内に見込まれている。製薬分野では国立がん研究センターとの共同研究で治験総括報告書(CSR)計画パートの実用性が97%に達した。建築分野では連結子会社STUDIO55が通期黒字化を達成した。

メタリアル 中期売上目標
出典:2026年2月期 通期決算説明資料 P.26

※本記事はメタリアルが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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