※本記事はトレンダーズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
トレンダーズ株式会社の2026年3月期(通期)は、売上高8,278百万円(前期比+33.7%)、売上総利益4,067百万円(同+24.5%)と大幅な増収増益基調となった。一方で、営業利益は727百万円(同▲26.5%)、経常利益は724百万円(同▲26.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益は216百万円(同▲63.9%)といずれも減益となった。2025年12月に連結を開始したしるし株式会社など新規連結に伴う販管費の増加を、売上総利益の増加で吸収しきれなかったことが要因。業績予想(営業利益800百万円、親会社株主に帰属する当期純利益390百万円)に対しては、案件実施タイミングの変更や貸倒引当金の追加計上、税効果会計における影響など複数要因により下振れて着地した。
連結業績(当期 実績)
売上高は8,278百万円(前期比+33.7%)、売上総利益は4,067百万円(同+24.5%)と増収増益となったが、販売費及び一般管理費が3,340百万円(同+46.5%)に増加し、営業利益は727百万円(同▲26.5%)の減益となった。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | YonY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 8,278百万円 | 6,191百万円 | +33.7% |
| 売上総利益 | 4,067百万円 | 3,268百万円 | +24.5% |
| 販売費及び一般管理費 | 3,340百万円 | 2,279百万円 | +46.5% |
| 営業利益 | 727百万円 | 988百万円 | ▲26.5% |
| 経常利益 | 724百万円 | 991百万円 | ▲26.9% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 216百万円 | 600百万円 | ▲63.9% |
セグメント別(事業別)の状況
マーケティング事業は売上高7,690百万円(+28.3%)、売上総利益3,605百万円(+15.2%)と増収増益になったものの、営業利益は559百万円(▲41.9%)の減益。インベストメント事業は前期にあった営業投資有価証券の売却がなかったことから、売上高131百万円(▲33.3%)、売上総利益130百万円(▲5.6%)、営業利益128百万円(▲5.6%)の減収減益。2025年12月より連結を開始したECコンサルティング事業は、4カ月間で売上高456百万円、売上総利益331百万円、営業利益142百万円を計上した。
| セグメント | 指標 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|---|
| マーケティング事業 | 売上高 | 7,690百万円 | 5,994百万円 |
| マーケティング事業 | 売上総利益 | 3,605百万円 | 3,130百万円 |
| マーケティング事業 | 営業利益 | 559百万円 | - |
| インベストメント事業 | 売上高 | 131百万円 | 196百万円 |
| インベストメント事業 | 売上総利益 | 130百万円 | 138百万円 |
| インベストメント事業 | 営業利益 | 128百万円 | - |
| ECコンサルティング事業 | 売上高 | 456百万円 | - |
| ECコンサルティング事業 | 売上総利益 | 331百万円 | - |
| ECコンサルティング事業 | 営業利益 | 142百万円 | - |

財務体質
2025年12月1日付でしるし社の全株式を35億円で取得したことにより、総資産は12,512百万円(前期末比+47.0%)に拡大。純資産は4,286百万円(同▲1.8%)となった。流動比率169.5%、自己資本比率34.3%、のれん純資産倍率0.84倍と、引き続き健全な財務状態を維持しているとしている。

通期業績予想
2027年3月期は、マーケティング事業の成長に加えECコンサルティング事業の通期寄与により、売上高9,500百万円(YonY+14.8%)、営業利益900百万円(+23.8%)、経常利益810百万円(+11.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益450百万円(+107.6%)の増収増益を見込む。インベストメント事業は営業投資有価証券保有額の減少により減収減益を想定している。
| 項目 | 2027年3月期予想 | 2026年3月期(実績) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 9,500百万円 | 8,278百万円 | +14.8% |
| ECコンサルティング事業 | 1,470百万円 | 456百万円 | +221.7% |
| マーケティング事業 | 7,917百万円 | 7,690百万円 | +3.0% |
| インベストメント事業 | 113百万円 | 131百万円 | ▲13.9% |
| 営業利益 | 900百万円 | 727百万円 | +23.8% |
| 経常利益 | 810百万円 | 724百万円 | +11.8% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 450百万円 | 216百万円 | +107.6% |

株主還元
2026年3月期の1株当たり配当額は35円(前期比+8円)で10年連続の増配となった。2027年3月期の配当予想は1株当たり配当額36円(+1円)で、11年連続の増配を予定している。配当の基本方針は「1株当たり配当額の継続的な増加」であり、短期的にEPSに下振れが生じても、中長期の業績成長・EPSの増加が見込める限りは増配を継続するとしている。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2025年3月期 | 2027年3月期(予想) |
|---|---|---|---|
| 1株当たり配当額 | 35円 | 27円 | 36円 |

中期経営計画/トピック
2025年5月発表の中期経営目標「2026年3月期から2029年3月期までの4年間における営業利益のCAGR25~30%」については変更がないとしている。2021年3月期からの4年間の実績CAGRは21%だった。また、生成AI/AIエージェントの活用を経営戦略の中核に位置づけ、社内AI総合アシスタントやキャスティング支援ツールなどグループ全体への実装・展開を加速している。
※本記事はトレンダーズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。