ベクトル

ベクトル、2026年2月期は売上高637.9億円 営業利益91.1億円で最高益

決算サマリー 2026.08.20
ベクトル、2026年2月期は売上高637.9億円 営業利益91.1億円で最高益

※本記事はベクトルが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社ベクトルは2026年2月期の決算説明資料を公表した。売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のすべての指標で計画を達成し、戦略PR、タクシーサイネージ、プレスリリース配信、ダイレクトマーケティングの主要事業が好調に推移した。前期赤字だったNewsTV事業と韓国事業が黒字化し、M&Aにより参画したgracemodeの業績も堅調に拡大した。売上高・売上総利益・EBITDA・営業利益は過去最高を更新した。

目次

連結業績(当期 実績)

連結業績(単位:百万円)は、売上高63,794(前年同期比107.7%)、売上総利益42,649(同108.5%)、EBITDA10,559(同115.4%)、営業利益9,116(同113.5%、計画比107.3%)、経常利益9,144(同119.4%、計画比110.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益5,109(同121.8%、計画比102.2%)となった。

項目2026年2月期(当期)2025年2月期(前期)前年同期比
売上高63,79459,254107.7%
売上総利益42,64939,308108.5%
EBITDA10,5599,148115.4%
営業利益9,1168,029113.5%
経常利益9,1447,655119.4%
親会社株主に帰属する当期純利益5,1094,195121.8%
連結業績サマリ
出典:株式会社ベクトル 2026年2月期決算説明資料 P.6

セグメント別の状況

PR・広告、プレスリリース(PR TIMES)、ダイレクトマーケティングの主要3事業がいずれも好調に推移した。前期赤字だったNewsTV事業および韓国事業が黒字化し、営業利益の拡大に貢献。タクシーサイネージ事業も好調で、利用企業社数は124,813社(前年同期比114.9%)に拡大した。一方、HR事業はJOBTVの成長により微増収も、ビジコネットの派遣メディア事業の収益悪化とクリニックTVへの事業投資により減益。投資事業は、他事業の成長により連結業績が予想以上に向上したため、戦略的に翌期以降での保有株式売却を選択し、減収減益となった。

セグメント指標2026年2月期(当期)2025年2月期(前期)
連結売上高63,794百万円59,254百万円
連結営業利益9,116百万円8,029百万円
PR・広告売上高34,870百万円32,493百万円
PR・広告営業利益4,898百万円3,636百万円
プレスリリース(PR TIMES)売上高9,546百万円8,003百万円
プレスリリース(PR TIMES)営業利益3,622百万円1,877百万円
ダイレクトマーケティング売上高16,350百万円13,520百万円
ダイレクトマーケティング営業利益1,137百万円747百万円
HR売上高2,990百万円2,977百万円
HR営業利益△23百万円74百万円
投資売上高288百万円2,540百万円
投資営業利益△518百万円1,694百万円
事業別業績ハイライト(PR・広告/プレスリリース)
出典:株式会社ベクトル 2026年2月期決算説明資料 P.7

通期業績予想

2027年2月期の連結業績予想は、売上高68,000百万円(前年同期比106.6%)、営業利益10,000百万円(同109.7%)、経常利益9,800百万円(同107.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益5,500百万円(同107.7%)を計画する。上期は売上高31,800百万円・営業利益3,220百万円、下期は売上高36,200百万円・営業利益6,780百万円を見込む。

項目2027年2月期(予想)2026年2月期(実績)前年同期比
売上高68,00063,794106.6%
営業利益10,0009,116109.7%
経常利益9,8009,144107.2%
親会社株主に帰属する当期純利益5,5005,109107.7%
2027年2月期通期業績予想
出典:株式会社ベクトル 2026年2月期決算説明資料 P.36

セグメント別利益計画(営業利益)では、PR・広告事業が5,400百万円(前年同期比110.2%)、プレスリリース事業が3,250百万円(同89.7%)、ダイレクトマーケティング事業が1,250百万円(同109.9%)を計画。HR事業はJOBTVの黒字転換により100百万円、投資事業は0百万円を見込む。中期的には営業利益200億円を目指す方針。

セグメント別利益計画
出典:株式会社ベクトル 2026年2月期決算説明資料 P.37

株主還元

2026年2月期の配当は、前期の32円から1円増額し33円を実施した。2027年2月期以降も連結配当性向30%以上を基準として継続的に配当を予定しており、2027年2月期の配当は1株あたり36円を予定している。

項目2025年2月期2026年2月期2027年2月期(予定)
1株配当金32円33円36円

経営戦略/トピック

当社は「アジアNo.1 PR会社から世界No.1 PR会社へ」を掲げ、国内PR市場1,500億円から広告市場8兆円をターゲットに、PR×ショート動画施策を推進する方針。M&Aは中小型案件に特化し、EV/EBITDA倍率5~7倍程度を目安に実行する方針で、2025年4月30日にgracemode(取得金額14.9億円)とStoricity, Inc.(取得金額75.8億韓国ウォン、約7.5億円)を、2025年10月1日にコネクト東京グルメ(取得金額0.5億円)を取得した。子会社のビタブリッドジャパンは2026年4月2日に東京証券取引所に上場した。継続的にROE25%を上回る経営を行う方針。

※本記事はベクトルが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次