※本記事は三機サービスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社三機サービスは2026年5月期の通期連結決算を発表した。売上高は242億53百万円(前期比117.5%)、営業利益は11億70百万円(同114.7%)、経常利益は11億74百万円(同115.0%)、当期純利益は8億53百万円(同123.8%)となり、売上高・各利益ともに過去最高を更新した。いずれも自社の業績予想を上回り、売上高は計画比104.1%、営業利益は計画比103.5%、当期純利益は計画比120.1%だった。
連結業績(2026年5月期 実績)
今期よりスタートした「枚方市立小中学校教室等空調設備更新DBO事業」等の設備更新案件が順調に進捗し、売上高は過去最高を記録した。多店舗展開型顧客向けサービスについては、前期に発生した一部顧客の取引条件に係る方針変更の影響があったが、他の顧客でカバーした。こうした売上高拡大に伴い、営業利益及び親会社株主に帰属する当期純利益も過去最高を計上した。
| 項目 | 2025年5月期(実績) | 2026年5月期(実績) | 前期比 | 2026年5月期(当初計画) | 計画比 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 20,636百万円 | 24,253百万円 | 117.5% | 23,300百万円 | 104.1% |
| 営業利益 | 1,020百万円 | 1,170百万円 | 114.7% | 1,130百万円 | 103.5% |
| 経常利益 | 1,021百万円 | 1,174百万円 | 115.0% | 1,130百万円 | 103.9% |
| 当期純利益 | 689百万円 | 853百万円 | 123.8% | 710百万円 | 120.1% |

顧客業種別の状況(単体)
単体ベースの顧客業種別売上高では、設備更新案件が好調に推移した「学校・教育」「飲食」が成長をけん引した。一方、「小売業」はトータルメンテナンス事業において前期に発生した一部顧客の取引条件にかかる状況変化の影響を受け、売上高が減少した。
| 顧客業種 | 2024年5月期 | 2025年5月期 | 2026年5月期 |
|---|---|---|---|
| 飲食 | 608百万円 | 958百万円 | 2,394百万円 |
| 小売業 | 8,785百万円 | 8,714百万円 | 8,116百万円 |
| 設備管理・不動産 | 2,690百万円 | 2,511百万円 | 2,659百万円 |
| イベント施設 | 381百万円 | 422百万円 | 406百万円 |
| 医療・介護・福祉 | 1,315百万円 | 1,191百万円 | 1,377百万円 |
| 学校・教育 | 1,252百万円 | 1,574百万円 | 3,121百万円 |
| その他 | 1,708百万円 | 2,106百万円 | 2,451百万円 |
| 合計 | 16,740百万円 | 17,476百万円 | 20,525百万円 |

営業利益の増減要因
三機本体では、大型更新案件の着工によりフロー案件(設備機器の入替等工事による一時的・単発的な収益)の粗利益が増加した一方、ストック案件(定期メンテナンスに伴う継続収益)は前期に発生した一部顧客の取引条件に係る状況変化の影響を受け粗利益が減少した。原価人件費等の労務費の増加、販管人件費等の販管費の増加も減益要因となったが、育成採用等の人財投資は強化を継続した。子会社は高収益個別案件の受注により営業利益が増加した。三機本体の売上総利益の増加額は309百万円、営業利益の増加額は122百万円だった。
| 増減要因 | 金額 |
|---|---|
| 2025年5月期 営業利益 | 1,020百万円 |
| フロー案件 粗利益増加 | +675百万円 |
| ストック案件 粗利益減少 | △43百万円 |
| 労務費の増加(原価人件費等) | △323百万円 |
| 販管費の増加(販管人件費等) | △187百万円 |
| 子会社 営業利益増加 | +28百万円 |
| 2026年5月期 営業利益 | 1,170百万円 |

財政状態・キャッシュ・フロー
総資産は流動資産8,320百万円、固定資産1,829百万円などとなり、負債合計は流動負債3,937百万円、固定負債585百万円、純資産は5,630百万円となった。自己資本比率は55.5%(前期末比+7.1pt)に上昇した。キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが241百万円のプラス(前期は864百万円のプラス)、投資活動によるキャッシュ・フローが100百万円のマイナス(前期は30百万円のマイナス)、財務活動によるキャッシュ・フローが304百万円のマイナス(前期は368百万円のマイナス)となった。営業CFの減少は売上債権の増加、仕入債務の減少、法人税等支払額の増加によるもの、投資CFの支出増加は定期預金預入や有形固定資産の取得によるもの、財務CFは長期借入金返済額の減少があった一方で支払配当金が増加したことによるものとしている。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は1,786百万円(前期末は1,942百万円)となった。
| 項目 | 2025年5月期末 | 2026年5月期末 |
|---|---|---|
| 流動資産 | 8,367百万円 | 8,320百万円 |
| 固定資産 | 1,581百万円 | 1,829百万円 |
| 流動負債 | 4,454百万円 | 3,937百万円 |
| 固定負債 | 681百万円 | 585百万円 |
| 純資産 | 4,813百万円 | 5,630百万円 |
| 自己資本比率 | - | 55.5%(前期末比+7.1pt) |

※本記事は三機サービスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。