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中国工業、2026年3月期は減収減益 2027年3月期は増収増益予想

決算サマリー 2026.08.27
中国工業、2026年3月期は減収減益 2027年3月期は増収増益予想

※本記事は中国工業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

中国工業は2026年3月期の連結業績で、売上高13,752百万円(前期比0.3%減)、営業利益330百万円(同20%減)、経常利益446百万円(同20%減)、親会社株主に帰属する当期純利益312百万円(同23%減)となり、前年度対比で全般的に利益が減少した。資料は、特殊要因を除けば2025年3月期と比べ同程度の利益水準になったとしている。2027年3月期は売上高14,000百万円(同1.8%増)、営業利益350百万円(同6.1%増)と増収増益を計画している。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

前期(2025年3月期)は退職給付債務に関する数理計算上の差異(退職給付債務の減少額114百万円)を営業費用の減額として一括処理しており、前期対比の減益要因はこれに起因するものとしている。ROEは5.5%(前期7.2%)、自己資本比率は45.9%(前期43.3%)だった。

項目2026年3月期(実績)2025年3月期(前期)増減額増減率
売上高(百万円)13,75213,843-91-0.3%
営業利益(百万円)330415-85-20%
経常利益(百万円)446497-51-20%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)312376-64-23%
ROE(%)5.57.2-1.70pt
PBR(倍)0.470.31+0.16
自己資本比率(%)45.943.3+2.65pt
2026年3月期業績ハイライト
出典:中国工業2026年3月期決算説明会資料 P.8

セグメント別の状況

高圧機器事業、鉄構機器事業、施設機器事業、運送事業の4事業とも、売上高は例年横ばい傾向で推移する中、コスト削減・効率化に努めているとしている。2026年3月期の売上高は、高圧機器事業が9,069百万円(前期比352百万円減)、鉄構機器事業が536百万円(同24百万円増)、施設機器事業が1,957百万円(同235百万円増)、運送事業が2,188百万円(同1百万円増)となった。営業利益は、高圧機器事業633百万円(同85百万円減)、鉄構機器事業24百万円(同20百万円減)、施設機器事業144百万円(同27百万円増)、運送事業10百万円(同6百万円増)で、調整額を含めた合計は330百万円(同85百万円減)となった。なお、主力の高圧機器事業のLPガス容器は需要が下期(秋から冬)に集中する傾向があり、2026年3月期も上期の営業利益は△123百万円、下期は453百万円となった。

セグメント指標2026年3月期(当期)2025年3月期(前期)増減額
高圧機器事業売上高(百万円)9,0699,421-352
高圧機器事業営業利益(百万円)633718-85
鉄構機器事業売上高(百万円)536512+24
鉄構機器事業営業利益(百万円)2444-20
施設機器事業売上高(百万円)1,9571,722+235
施設機器事業営業利益(百万円)144117+27
運送事業売上高(百万円)2,1882,187+1
運送事業営業利益(百万円)104+6
調整額営業利益(百万円)-483-470-13
合計売上高(百万円)13,75213,843-91
合計営業利益(百万円)330415-85
セグメント別の状況
出典:中国工業2026年3月期決算説明会資料 P.10

通期業績予想(2027年3月期)

主力製品のLPガス事業や施設機器事業を中心に売上高の増加が見込まれるものの、石油関係資材等の調達懸念も生じつつあり、今後不透明感が増すことも予想している。諸資材の仕入価格上昇に対応した販売価格の引上げや業務効率化により、可能な限り利益拡大を図るとしている。セグメント別の売上高計画は、高圧機器事業9,250百万円(構成比66.1%)、施設機器事業2,000百万円(同14.3%)、運送事業2,200百万円(同15.7%)、鉄構機器事業550百万円(同3.9%)で、合計14,000百万円としている。なお、親会社株主に帰属する当期純利益は270百万円(前期比13.5%減)の減益を見込んでいる。

項目2027年3月期(予想)2026年3月期(実績)増減額増減率
売上高(百万円)14,00013,752+248+1.8%
営業利益(百万円)350330+20+6.1%
経常利益(百万円)450446+4+0.9%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)270312-42-13.5%
ROE(%)6.05.5+0.50pt
PBR(倍)0.600.47+0.13
自己資本比率(%)46.545.9+0.6pt
2027年3月期業績予想
出典:中国工業2026年3月期決算説明会資料 P.14

株主還元

2026年3月期の1株当たり年間配当金は23円(前期比+3円)、連結配当性向は24.0%だった。資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応方針として、財務レバレッジの向上(有利子負債導入の検討)や株主還元への前向きな取組みなどを挙げており、1株当たり配当金は2024年3月期3円増配、2025年3月期2円増配、2026年3月期3円増配としてきたとしている。

決算期2024年3月期2025年3月期2026年3月期
1株当たり年間配当金(円)182023
連結配当性向(%)28.417.324.0
株主還元(配当性向・配当金の推移)
出典:中国工業2026年3月期決算説明会資料 P.26

中期経営計画

2025年3月期から2027年3月期を対象とする中期経営計画に対し、2025年3月期は売上高13,843百万円(計画13,500百万円に対し+343)、営業利益415百万円(計画250百万円に対し+165)、親会社株主に帰属する当期純利益376百万円(計画210百万円に対し+166)と計画を上回る実績となった。2026年3月期は売上高13,752百万円(計画14,000百万円に対し△248)、営業利益330百万円(計画330百万円に対しほぼ同水準、差異+0)、親会社株主に帰属する当期純利益312百万円(計画220百万円に対し+92)となり、資料は「概ね計画に沿った進捗」としている。

※本記事は中国工業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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