STG

STG、2026年3月期は売上高6,815百万円で過去最高 営業利益は337百万円に減益

決算サマリー 2026.08.19
STG、2026年3月期は売上高6,815百万円で過去最高 営業利益は337百万円に減益

※本記事はSTGが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

STGは2026年3月期の連結業績で、売上高6,815百万円(前期比+6.1%)と5期連続で過去最高を更新した。一方、M&A関連の一時費用122百万円やタイ事業の一時的な低迷により、営業利益は337百万円(前期比△30.5%)、経常利益は380百万円(前期比△25.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益は280百万円(前期比△27.9%)といずれも減益となったが、修正後の業績予想はすべて上回った。営業活動によるキャッシュ・フローは687百万円で過去最高を記録した。2027年3月期は売上高7,600百万円、営業利益500百万円(過去最高)を見込んでいる。

目次

連結業績(当期実績)

2026年3月期は、2025年9月にマレーシアでE-Cast Industries Sdn. Bhd.を買収したことなどにより売上高が6,815百万円となり、5期連続で過去最高を更新した。一方、M&A関連費用及びタイ事業の一時的な低迷により営業利益は337百万円、経常利益は380百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は280百万円といずれも前期を下回ったが、修正後の業績予想に対しては売上高で達成率100.2%、営業利益で105.4%、経常利益で111.9%、当期純利益で112.3%と、いずれも上回る結果となった。M&Aにより総資産は9,639百万円(前期比+2,986百万円)に拡大し、自己資本比率は36.8%(前期比+0.4%)となった。

項目2026年3月期実績2025年3月期実績前期比増減率
売上高6,8156,426+6.1%
営業利益337485△30.5%
営業利益率4.9%7.5%△2.6%
経常利益380513△25.8%
経常利益率5.6%8.0%△2.4%
親会社株主に帰属する当期純利益280389△27.9%
2026年3月期 業績サマリー(P/L)
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.6

セグメント別(国別)の状況

国・地域別の売上高(生産拠点ベース)をみると、マレーシア事業は2025年9月に買収したE-Castの寄与により2,984百万円(前期比+809百万円)に拡大した。一方、タイ事業はEV向け自動車部品等の売上が予想を大きく下回り1,646百万円(前期比△622百万円)に減少、中国事業も1,184百万円(前期比△72百万円)に減少した。日本事業は999百万円(前期比+275百万円)となった。

国・地域2026年3月期2025年3月期増減額
日本999724+275
中国1,1841,256△72
タイ1,6462,268△622
マレーシア2,9842,175+809
合計6,8156,426+389
国別売上高
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.12

通期業績予想

2027年3月期は、自動車等関連部品の低調が続くものの、中国事業の精密機器関連及びマレーシア事業のネットワークカメラ関連の受注増加による売上拡大、マレーシア2拠点(STX・E-Cast)の連携強化によるコスト削減を見込み、6期連続で最高売上の更新を計画している。売上高は7,600百万円(前期比+11.5%)、営業利益は500百万円(前期比+48.3%、過去最高)を見込む。なお、想定為替レートはUSD160円、HKD20.4円、RMB23.2円、THB4.9円、MYR40円としており、M&A等未決定事項に関する損益及び為替差損益等は見込んでいない。

項目2027年3月期予想2026年3月期実績増減率
売上高7,6006,815+11.5%
営業利益500337+48.3%
営業利益率6.6%4.9%+1.6%
経常利益420380+10.4%
経常利益率5.5%5.6%△0.1%
親会社株主に帰属する当期純利益290280+3.3%
2027年3月期 業績予想サマリー(P/L)
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.14

株主還元

2027年3月期の配当金は、普通株式1株あたり20円を予定している。

中期経営計画の進捗状況

STGは2028年3月期に連結売上高120億円、連結営業利益12億円とする成長目標を掲げている。自動車等部品分野の低調、マレーシアにおける大型プロジェクト開始時期の遅れ、M&Aの慎重な取組み(高値買いの回避、高収益企業の厳選)により進捗はやや遅れているが、年1件以上を目安とするM&A実施件数の拡大、事業再生案件への取組み拡大、ネットワークカメラ部品の増産・高付加価値化、戦略的な経費削減などにより目標達成を目指す。

項目2026年3月期実績2027年3月期予想2028年3月期計画
連結売上高6,8157,60012,000
連結営業利益3375001,200
中期経営計画の進捗状況
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.16

M&A戦略

STGはM&Aを成長戦略の柱と位置付け、公正な企業価値評価(EV/EBITDA法・マルチプル)に基づく高値買いの排除、高収益企業に加え業績改善余地のある事業再生案件も対象とすること、対象地域を日本全国及びASEANとすることを方針としている。2021年3月に買収したSTXは、買収翌年に営業利益が黒字転換し、4年間で売上高が1,581百万円から2,294百万円へ、営業利益が△15百万円から402百万円へ拡大した。経済産業省(関東経済産業局)が2026年2月に公表した『中堅・中小企業のための海外M&A事例集』にPMI成功企業として選定・掲載された。

※本記事はSTGが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次