※本記事はリョービが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
リョービは2026年2月13日、2025年12月期(通期)の決算説明会を開催した。連結売上高は3,091億円(前期比5.4%増)、営業利益は127億円(同33.4%増)、経常利益は146億円(同26.6%増)と、前期比・業績予想比ともに増収増益となった。親会社株主に帰属する当期純利益は投資有価証券売却益(特別利益)の計上もあり112億円(同61.2%増)と大きく増加した。2026年12月期は売上高3,130億円、営業利益128億円を見込む。
連結業績(当期 実績)
自動車生産の回復が進み、ダイカスト事業で国内・海外ともに増収となったことなどから、年間売上高は初めて3,000億円を超えた。増収により固定費の増加を吸収し、営業利益も前期比で増益となった。
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,091億円 | 2,933億円 | +158億円(5.4%増) |
| 営業利益 | 127億円 | 95億円 | +32億円(33.4%増) |
| 経常利益 | 146億円 | 116億円 | +31億円(26.6%増) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 112億円 | 69億円 | +42億円(61.2%増) |
セグメント別の状況
ダイカストは国内・海外とも増収となり、増収により固定費の増加を吸収し増益。住建機器は国内・海外とも減収となったが、生産性向上の取組みと前期に子会社化した中国製造子会社の業績寄与で増益。印刷機器は国内が減収、海外は横ばいで、原材料価格高騰の影響はあったものの生産性向上などで増益となった。
| セグメント | 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|---|
| ダイカスト | 売上高 | 2,743億円 | 2,579億円 |
| ダイカスト | 営業利益 | 113億円 | 90億円 |
| 住建機器 | 売上高 | 109億円 | 110億円 |
| 住建機器 | 営業利益 | 1億円 | △4億円 |
| 印刷機器 | 売上高 | 237億円 | 241億円 |
| 印刷機器 | 営業利益 | 13億円 | 9億円 |

通期業績予想
2026年12月期はダイカスト国内で新規品の立上げが進むことに伴い増収を見込み、利益は微増を予想する。経常利益は為替差益、助成金収入等の減少により減益を予想している。
| 項目 | 予想 | 前期(実績) |
|---|---|---|
| 売上高 | 3,130億円 | 3,091億円 |
| 営業利益 | 128億円 | 127億円 |
| 経常利益 | 133億円 | 146億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 115億円 | 112億円 |

株主還元
中期経営計画期間中は累進配当を採用し、2025年は一株当たり年間100円の配当を実施した。2026年は104円を予定し、今後も維持または増配の方針。自社株買い15億円を含め2025年の総還元性向は42.1%(自社株消却も実施)となり、引き続き機動的な自社株取得を検討したうえで総還元性向40%を目安とする。
| 項目 | 2025年(実績) | 2026年(予想) |
|---|---|---|
| 一株当たり年間配当金 | 100円 | 104円 |
| 総還元性向 | 42.1% | 40%目安 |

中期経営計画/トピック
中期経営計画(2025年-2027年)は「私たちの知恵と行動で未来を拓く~Challenge 2027~」を掲げ、段階的にROEを引き上げ中長期的に株主資本コストを上回る水準の達成を目指す。財務目標は2025年(実績)で連結売上高3,091億円・経常利益127億円・ROE6.4%、2027年(目標)で連結売上高3,370億円・経常利益150億円・ROE7.0%とする。政策保有株式は2025年に8銘柄・約18億円を売却し、売却資金は自社株買いに充当。2027年期末までに2024年期末比50%を目途に縮減を進める方針。

※本記事はリョービが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。