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オービーシステム、2026年3月期は増収増益で過去最高 売上高12.6%増・営業利益19.5%増

決算サマリー 2026.08.27
オービーシステム、2026年3月期は増収増益で過去最高 売上高12.6%増・営業利益19.5%増

※本記事はオービーシステムが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社オービーシステム(証券コード5576、東証スタンダード市場)は2026年3月期(連結)の決算を発表した。売上高は8,655百万円で前年同期比12.6%増、売上総利益は1,675百万円で15.7%増、営業利益は672百万円で19.5%増、経常利益は727百万円で18.9%増、親会社株主に帰属する当期純利益は599百万円で23.6%増となった。資料は、主力の銀行分野で大型案件が終了し受注が減少した一方、保険分野の拡大とM&Aによる規模拡大効果もあり増収となり、売上総利益・営業利益・経常利益・当期純利益はいずれも過去最高の業績を更新したとしている。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は前期比+971百万円(+12.6%)の8,655百万円、売上総利益は前期比+227百万円(+15.7%)の1,675百万円、粗利益率は19.4%(前期18.9%)となった。連結範囲拡大や人件費・教育研修費等の先行投資により販管費は前期比+117百万円(+13.3%)の1,003百万円に増加したが、営業利益は前期比+109百万円(+19.5%)の672百万円、営業利益率は7.8%(前期7.3%)に上昇した。経常利益は前期比+115百万円(+18.9%)の727百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比+114百万円(+23.6%)の599百万円、EPSは258.8円(前期比+48.2円、+22.9%)だった。期初の通期見通しに対する達成率は、売上高92.1%、営業利益93.4%、当期純利益101.7%だった。なお、2025年5月に子会社化した株式会社グリーンキャット(12月決算)の業績は同年2Qから連結に含まれ、累計では8か月分が反映されている。

項目2026年3月期2025年3月期前期差前期比通期見通し達成率
売上高8,6557,684+971+12.6%9,40092.1%
売上総利益1,6751,448+227+15.7%1,82591.8%
粗利益率19.4%18.9%+0.5pp19.4%
販管費1,003886+117+13.3%1,10590.8%
営業利益672562+109+19.5%72093.4%
営業利益率7.8%7.3%+0.4pp7.7%
経常利益727611+115+18.9%76794.8%
当期純利益599485+114+23.6%590101.7%
2026/3期通期決算
出典:2026/3期通期決算説明資料 P.8

事業領域別の状況

オービーシステムはシステムインテグレーションサービスの提供を主たる事業とする単一セグメントで、事業戦略上「金融」「産業流通」「社会公共」「ITイノベーション」の4つのサービスラインに区分している。2026年3月期の売上高86.5億円の事業領域別売上構成比は、金融事業40.2%、産業流通事業29.0%、社会公共事業23.0%、ITイノベーション事業7.8%だった。資料によると、金融事業は銀行の基幹系三大業務システムや元帳移行、生損保業務システム等が中心で、ITイノベーション事業についても金融事業に関連する部分が大宗を占めるとしている。

事業領域売上構成比(2026年3月期)
金融事業40.2%
産業流通事業29.0%
社会公共事業23.0%
ITイノベーション事業7.8%
事業領域別売上内訳
出典:2026/3期通期決算説明資料 P.5

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期は連結中期経営計画の最終年度であり、AIを活用した案件獲得などで旺盛なシステム投資需要に応えるとして、売上高は前期比+15.5%の100億円を計画している。人件費や外注単価等のコスト上昇、新卒採用・教育研修費用の増加を見込むものの増収効果で吸収し、営業利益は前期比+24.2%の835百万円、経常利益は前期比+23.8%の900百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比+20.1%の720百万円、EPSは309.2円(前期比+50.4円、+19.5%)を計画している。

項目2027年3月期計画2026年3月期実績前期比
売上高10,0008,655+15.5%
営業利益835672+24.2%
経常利益900727+23.8%
当期純利益720599+20.1%
2027/3期 計画
出典:2026/3期通期決算説明資料 P.14

株主還元

資料は現状において配当金での株主還元を柱と位置づけている。2026年3月期の配当は当初年間100円を計画していたが105円に増額し、上場以来3期連続の増配、配当性向も40%以上(40.6%)となった。2027年3月期は当期純利益20%増益の計画を踏まえ、20円増配の125円(配当性向40.4%)を予定している。今後も業績や財務状況、投資計画の状況を考慮したうえで連続増配を継続する方針としている。

配当金配当性向
2023年3月期50円20.9%
2024年3月期70円(うち記念配10円)36.3%
2025年3月期80円38.0%
2026年3月期105円40.6%
2027年3月期(計画)125円40.4%
株主還元
出典:2026/3期通期決算説明資料 P.15

中期経営計画

2027年3月期を最終年度とする連結中期経営計画では、連結売上高100億円規模、営業利益率10%(売上総利益率20%)、ROE13%を経営目標としている。2024年4月に株式会社ヒューマン&テクノロジーを、2025年5月に株式会社グリーンキャットを子会社化するなど、資本業務提携(M&A)による事業拡大を推進しているとしている。また2026年1月に「AX推進室」を発足し、AIを中心としたR&Dの強化や取引先との共創提案を進めているとしている。

※本記事はオービーシステムが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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