※本記事はムニノバホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ムニノバホールディングス(アイフルほか金融グループ各社を傘下に持つ持株会社)の2026年3月期は、営業収益2,146億円(前期比13.6%増)、営業利益341億円(同34.8%増)、経常利益355億円(同32.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益271億円(同20.5%増)となった。経常利益は2026年3月期計画(330億円)に対して7.6%上回る着地となった。同社は2026年4月1日に東京証券取引所プライム市場へ上場している。
連結業績(2026年3月期 実績)
営業債権残高は15,395億円(前期比14.9%増、計画比-0.1%)となった。実態収益力を示す指標として資料が示す調整後営業利益(営業利益に貸倒関連費用・利息返還関連費用・減価償却費等を調整した指標)は507億円(前期比21.9%増)だった。
| 項目 | 2025年3月期(実績) | 2026年3月期(実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 1,890億円 | 2,146億円 | 13.6%増 |
| 営業利益 | 253億円 | 341億円 | 34.8%増 |
| 経常利益 | 268億円 | 355億円 | 32.5%増 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 225億円 | 271億円 | 20.5%増 |
| 調整後営業利益 | 416億円 | 507億円 | 21.9%増 |

事業別の状況
連結の事業区分は「ローン事業(海外含む)」「クレジット事業」「信用保証事業」「その他事業」。2026年3月期はいずれの事業も営業収益が前期を上回った。信用保証事業の営業債権残高は3,805億円(前期比30.5%増)となった。
| 事業 | 2025年3月期(実績) | 2026年3月期(実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| ローン事業(営業貸付金利息) | 1,065億円 | 1,185億円 | 11.2%増 |
| クレジット事業(信用購入あっせん収益) | 301億円 | 333億円 | 10.6%増 |
| 信用保証事業(信用保証収益) | 215億円 | 238億円 | 11.0%増 |
| その他事業 | 307億円 | 388億円 | 26.3%増 |

グループ各社の状況(経常利益)
中核会社であるアイフルの経常利益は309億円(前期比28.9%増)となった。このほかAGビジネスサポート13億円(同80.8%増)、AGメディカル8億円(同190.5%増)、ライフカード7億円(同14.3%増)、AGペイメントサービス32億円(同75.7%増)と各社とも経常利益が拡大した。
| 会社名 | 2025年3月期(実績) | 2026年3月期(実績) | 前期比 | 2027年3月期(予想) |
|---|---|---|---|---|
| アイフル | 239億円 | 309億円 | 28.9%増 | 349億円 |
| AGビジネスサポート | 7億円 | 13億円 | 80.8%増 | 5億円 |
| AGメディカル | 2億円 | 8億円 | 190.5%増 | 9億円 |
| ライフカード | 6億円 | 7億円 | 14.3%増 | 4億円 |
| AGペイメントサービス | 18億円 | 32億円 | 75.7%増 | 50億円 |

通期業績予想
2027年3月期は営業債権残高17,543億円(前期比13.9%増)を計画し、増収増益を見込む。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 2,146億円 | 2,386億円 | 11.1%増 |
| 営業利益 | 341億円 | 413億円 | 21.1%増 |
| 経常利益 | 355億円 | 420億円 | 18.2%増 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 271億円 | 320億円 | 18.0%増 |
| 調整後営業利益 | 507億円 | 537億円 | 5.7%増 |
株主還元
1株あたり配当金は2023年3月期・2024年3月期・2025年3月期がいずれも1円、2026年3月期は12円(中間6円・期末6円)、2027年3月期は20円(期末一括)を予定している。総還元性向は2023年3月期2.2%、2024年3月期2.1%、2025年3月期11.0%、2026年3月期21.2%、2027年3月期は29.9%の見込みで、総還元性向30%程度への引き上げを掲げている。総還元額は2023年3月期4.8億円、2024年3月期4.8億円、2025年3月期24億円(自己株式取得)、2026年3月期57億円、2027年3月期は95億円を見込む。

トピックス
2026年4月1日、ムニノバホールディングスは東京証券取引所プライム市場へ上場した(証券コード547A、アイフルは2026年3月30日に上場廃止)。同年4月1日にはR&Iから「BBB+ ポジティブ」、JCRから「A- 安定的」の外部格付を取得した。2026年3月31日には、auペイメントが提供する電子マネー「WebMoney」事業をビットキャッシュが承継した。あんしん保証の完全子会社化を目的とした公開買付けを2026年5月12日に決議した。また、みずほ銀行およびオリエントコーポレーションとの業務提携契約、オリエントコーポレーションとの資本提携契約を締結した。
※本記事はムニノバホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。