※本記事はニッカトーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ニッカトーは2026年3月期(通期)決算を発表した。セラミックス事業では主力の電子部品業界の市況が回復傾向となり、エンジニアリング事業では自動車・重機関連等を中心に設備投資が好調に推移した結果、売上高113.4億円(前年比+12.5%)、営業利益10.7億円(同+67.9%)、経常利益11.5億円(同+59.2%)、当期純利益7.8億円(同+54.0%)となり、増収増益となった。
連結業績(当期 実績)
売上高は前年比12.5%増の11,340,906千円、営業利益は同67.9%増の1,071,164千円、経常利益は同59.2%増の1,145,829千円、当期純利益は同54.0%増の775,702千円となった。研究開発費は同21.9%増の312,941千円、EPSは64.90円(前期42.16円)、ROEは5.7%(前期3.8%)。
| 項目 | 2026年3月期(当期) | 2025年3月期(前期) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 11,340,906千円 | 10,076,578千円 | +12.5% |
| 売上原価 | 8,766,993千円 | 8,054,175千円 | +8.9% |
| 販売費及び一般管理費 | 1,502,748千円 | 1,384,570千円 | +8.5% |
| 営業利益 | 1,071,164千円 | 637,832千円 | +67.9% |
| 経常利益 | 1,145,829千円 | 719,756千円 | +59.2% |
| 当期純利益 | 775,702千円 | 503,567千円 | +54.0% |
| 研究開発費 | 312,941千円 | 256,807千円 | +21.9% |
| EPS(円) | 64.90 | 42.16 | +22.74 |
| ROE(%) | 5.7 | 3.8 | +1.9pt |

セグメント別の状況
セラミックス事業は受注増により工場稼働率が改善し、売上原価率が低減したことでセグメント利益が前年比86.0%増の834,469千円となった(セグメント利益率10.2%、前期比+4.1pt)。エンジニアリング事業は自動車・重機関連等を中心に設備投資が好調に推移し、計測機器の利益率改善効果によりセグメント利益は同25.0%増の236,694千円となった(セグメント利益率7.6%、前期比+0.5pt)。
| セグメント | 指標 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|---|
| セラミックス事業 | セグメント売上高 | 8,215,444千円 | 7,405,514千円 |
| セラミックス事業 | -機能性セラミックス | 558,542千円 | 451,792千円 |
| セラミックス事業 | -耐摩耗セラミックス | 5,457,099千円 | 5,075,771千円 |
| セラミックス事業 | -耐熱セラミックス | 2,007,903千円 | 1,678,669千円 |
| セラミックス事業 | -理化学用陶磁器他 | 191,899千円 | 199,280千円 |
| セラミックス事業 | セグメント営業利益 | 834,469千円 | 448,532千円 |
| セラミックス事業 | セグメント利益率 | 10.2% | 6.1% |
| エンジニアリング事業 | セグメント売上高 | 3,125,461千円 | 2,671,063千円 |
| エンジニアリング事業 | -加熱装置 | 641,717千円 | 786,907千円 |
| エンジニアリング事業 | -計測機器・その他 | 2,483,744千円 | 1,884,156千円 |
| エンジニアリング事業 | セグメント営業利益 | 236,694千円 | 189,300千円 |
| エンジニアリング事業 | セグメント利益率 | 7.6% | 7.1% |

通期業績予想
2027年3月期の業績予想は、売上高11,000,000千円、営業利益1,100,000千円、経常利益1,150,000千円、当期純利益800,000千円としている。「CONNECT30」の達成を見据え、持続的な成長の基盤強化を最優先に、「まずやってみる」ことで変化していくことが重要としている。
| 項目 | 2027年3月期(予想) | 2026年3月期(実績) |
|---|---|---|
| 売上高 | 11,000,000千円 | 11,340,906千円 |
| 営業利益 | 1,100,000千円 | 1,071,164千円 |
| 経常利益 | 1,150,000千円 | 1,145,829千円 |
| 当期純利益 | 800,000千円 | 775,702千円 |

株主還元
経営資源の効率的な運用で企業基盤と財務体質の強化を図り、株主への中期的な安定した配当の維持に努め、適正な利益還元を行うことを基本方針としている。配当性向は30~50%を目安に配当金を決定する。年間1株当たり配当金は2026年3月期21円(配当性向32.4%)、2027年3月期は23円(配当性向34.4%)を予想している。
| 項目 | 2027年3月期(予想) | 2026年3月期(実績) | 2025年3月期(実績) |
|---|---|---|---|
| 1株当たり配当金 | 23円 | 21円 | 21円 |
| 配当性向 | 34.4% | 32.4% | 50.4% |

中期経営計画/トピック
中期経営計画「CONNECT30」のもと、企業理念・ビジョン・スローガンを掲げ、3つの重点戦略と資本効率の向上に取り組んでいる。トピックスとして、代表取締役社長・大西宏司氏が「社長名鑑」に掲載され、主力材料「YTZジルコニア」の開発経験から得た技術者としての信念、100年以上培ってきた技術力・オーダーメイド対応力、若手技術者が幅広い工程に携わる育成環境が紹介された。
※本記事はニッカトーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。