※本記事はノバシステムが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ノバシステムは2025年12月期の通期決算を発表した。売上高は前期比3.9%増の6,716百万円と成長を続けたが、不採算の請負案件の影響で売上総利益率が低下し、営業利益は前期比38.5%減の324百万円、当期純利益は前期比40.7%減の234百万円となった。2026年12月期は上半期に不採算案件の正常化を見込み、営業利益617百万円(前期比90.3%増)を計画している。
業績(2025年12月期実績)
売上高は6,716百万円(前期比3.9%増)で、修正計画(6,666百万円)に対する達成率は100.7%だった。一方、不採算案件の影響で売上総利益は1,296百万円(前期比9.0%減)にとどまり、営業利益は324百万円(前期比38.5%減、営業利益率4.8%)、経常利益は363百万円(前期比34.0%減)、当期純利益は234百万円(前期比40.7%減)となった。営業利益は修正計画(298百万円)に対して109.0%の達成率だった。
| 項目 | 2025年12月期実績 | 2024年12月期実績 | 増減(YoY) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 6,716百万円 | 6,461百万円 | 3.9% |
| 売上総利益 | 1,296百万円 | 1,424百万円 | △9.0% |
| 営業利益 | 324百万円 | 528百万円 | △38.5% |
| 営業利益率 | 4.8% | 8.2% | △3.4pt |
| 経常利益 | 363百万円 | 551百万円 | △34.0% |
| 当期純利益 | 234百万円 | 394百万円 | △40.7% |

案件区分別の状況
案件区分別では、請負案件の売上高が3,340百万円(前期比2.4%減)となる一方、準委任案件の売上高は3,266百万円(前期比10.9%増)、クラウドサービスの売上高は108百万円(前期比18.6%増)と、いずれも準委任案件・クラウドサービスは前期比で増加した。
| 区分 | 2025年12月期実績 | 2024年12月期実績 | 増減(YoY) |
|---|---|---|---|
| 請負案件 | 3,340百万円 | 3,423百万円 | △2.4% |
| 準委任案件 | 3,266百万円 | 2,946百万円 | 10.9% |
| クラウドサービス | 108百万円 | 91百万円 | 18.6% |

通期業績予想(2026年12月期)
2026年12月期は、売上高7,535百万円(前期比12.2%増)を計画。上半期に不採算案件の正常化が進むことを前提に、営業利益は617百万円(前期比90.3%増、営業利益率8.2%)、経常利益は660百万円(前期比81.6%増)、当期純利益は442百万円(前期比89.0%増)を見込む。案件区分別では請負案件の売上高3,851百万円(前期比15.3%増)、準委任案件3,554百万円(前期比8.8%増)、クラウドサービス130百万円(前期比20.0%増)を計画している。
| 項目 | 2026年12月期予想 | 2025年12月期実績 | 増減(YoY) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 7,535百万円 | 6,716百万円 | 12.2% |
| 営業利益 | 617百万円 | 324百万円 | 90.3% |
| 営業利益率 | 8.2% | 4.8% | 3.4pt |
| 経常利益 | 660百万円 | 363百万円 | 81.6% |
| 当期純利益 | 442百万円 | 234百万円 | 89.0% |

株主還元
2026年12月期の配当額は105円を予定し、配当性向は33.3%を見込む。2025年12月期は期中に業績を下方修正したが、配当額は期初予想の105円(配当性向62.6%)を維持した。会社は配当性向30%を目安に、これを下回らないように設計する方針としている。
| 項目 | 2025年12月期実績 | 2026年12月期予想 |
|---|---|---|
| 当期純利益 | 234百万円 | 442百万円 |
| 配当性向 | 62.6% | 33.3% |
| 1株当たり配当額 | 105円 | 105円 |

成長戦略
会社は2030年12月期に売上高15,000百万円、営業利益2,250百万円、営業利益率15%を目標に掲げている。KPIとして請負案件比率を現在の50.6%から60%へ引き上げるほか、AIエンジニア数を現在の40人から100人以上へ増員する計画を示している。短期的には営業利益率10%以上を目標とし、AI活用による生産性向上や、AWS・Azure等の高度先端案件への注力によりエンジニア単価の向上を図るとしている。
※本記事はノバシステムが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。