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倉元製作所、2025年12月期は増収も営業利益・純利益は赤字に のれん減損を計上

決算サマリー 2026.08.27
倉元製作所、2025年12月期は増収も営業利益・純利益は赤字に のれん減損を計上

※本記事は倉元製作所が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社倉元製作所は2025年12月期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比28.3%増の2,010百万円となった一方、営業利益は△1,424百万円(前期は95百万円の利益)、経常利益は△1,475百万円(前期30百万円の利益)、親会社株主に帰属する当期純利益は△3,084百万円(前期31百万円の利益)と、いずれも赤字に転じた。営業利益にはペロブスカイト太陽電池(PSC)研究開発費△863百万円が、当期純利益には子会社アイウイズロボティクス(IWR)に係るのれん未償却残高1,511百万円の減損損失としての一括償却が含まれている。

目次

連結業績(2025年12月期 実績)

各利益の内訳は次のとおり。営業利益△1,424百万円の内訳は、倉元製作所単体営業利益△180百万円、IWR単体営業利益△1百万円、PSC研究開発費△863百万円(連結上販管費で計上)、IWR通常のれん償却△390百万円(連結上販管費で計上、うちのれん未償却残高1,511百万円は減損損失として一括償却)、その他内部取引等調整+10百万円(連結上で調整)。経常利益は、営業利益に営業外損益△51百万円を加え△1,475百万円。親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損失△1,582百万円(うちIWR他のれん一括償却(減損損失)△1,511百万円、倉元製作所訴訟損失引当金△71百万円を含む)、法人税等△26百万円を経て△3,084百万円となった。

項目2024年12月期(連結)2025年12月期(連結)前期比
売上高1,567百万円2,010百万円+443百万円(+28.3%)
営業利益95百万円△1,424百万円△1,519百万円
経常利益30百万円△1,475百万円△1,505百万円
親会社株主に帰属する当期純利益31百万円△3,084百万円△3,115百万円
EBITDA217百万円△977百万円△1,194百万円
2025年12月期通期実績(連結)業績概況
出典:倉元製作所 2025年12月期決算説明資料 P.2

セグメント別の状況

基板事業(研磨研削)の売上高は、前年の733百万円から当期は606百万円と減収した。これは液晶パネル関連の受注減少によるもの。半導体加工事業の売上高は、前年の342百万円から当期は231百万円と減収した。これは石英加工事業の受注の一部がキャンセルになったことによる。不動産事業の売上高は、前年101百万円から当期は94百万円とほぼ同水準だった。ロボット事業は、子会社の株式会社アイウイズロボティクスの売上が通期で寄与し、売上高は1,017百万円(前期売上は390百万円)となった。共通費△1,540百万円には、ペロブスカイト太陽電池研究開発費863百万円、アイウイズロボティクス社の株式取得に関するのれん償却費(5年償却)390百万円等が含まれる。なお、ロボット事業は子会社(アイウイズロボティクス社)を2024年11月から連結している。

セグメント売上高構成比セグメント利益売上高利益率
基板事業(研磨研削)606百万円31.1%57百万円9.4%
半導体加工事業(石英・SiC)231百万円11.9%△15百万円△6.5%
不動産賃貸事業94百万円4.8%73百万円77.7%
ロボット事業1,017百万円52.2%△24百万円△2.4%
報告セグメント計1,949百万円100.0%91百万円4.7%
その他(Lark事業・派遣事業)61百万円24百万円
共通費△1,540百万円
連結財務諸表計上額2,010百万円△1,424百万円
セグメント別業績概況
出典:倉元製作所 2025年12月期決算説明資料 P.3

キャッシュ・フロー

営業活動によるキャッシュ・フローは、研究開発費に計上したペロブスカイト太陽電池の設備取得費用のうち前期支出分505百万円の計上(増加要因)、売掛債権の減少にともなう現金回収額314百万円の計上(増加要因)などにより△225百万円となり、前期の△373百万円より改善した。投資活動によるキャッシュ・フローは△451百万円で、前期の△433百万円とほぼ同水準。主な内容は有形固定資産(ペロブスカイト太陽電池量産設備他)の取得として347百万円の支出(前期は464百万円)。財務活動によるキャッシュ・フローは、新株の発行はなく、長短借入金の純増等により134百万円の黒字だった。現金及び現金同等物の期末残高は、前期末639百万円から97百万円に減少した。

項目2024年12月期(連結)2025年12月期(連結)
営業活動によるキャッシュ・フロー△373百万円△225百万円
投資活動によるキャッシュ・フロー△433百万円△451百万円
財務活動によるキャッシュ・フロー1,395百万円134百万円
現金及び現金同等物の増減額588百万円△542百万円
現金及び現金同等物の期末残高639百万円97百万円
キャッシュ・フロー2025年12月期(連結)
出典:倉元製作所 2025年12月期決算説明資料 P.4

財務状況

2025年12月期末の総資産は1,821百万円。主な内訳は、流動資産として現金及び預金97百万円、受取手形及び売掛金151百万円、棚卸資産202百万円、固定資産として土地534百万円、建物構築物228百万円等。前期末に計上していた建設仮勘定863百万円(ペロブスカイト太陽電池設備)、のれん1,920百万円(子会社株式及び事業取得関連)は、それぞれ研究開発費、のれん償却費及び減損損失として当期の費用として処理したため、当期末には計上されていない。負債合計は1,088百万円で、主な内訳は支払手形及び買掛金52百万円、短期借入金426百万円、長期借入金233百万円(子会社アイウイズロボティクス社の運転資金として調達)等。純資産は732百万円(前期3,742百万円)で、親会社株主に帰属する当期純利益△3,084百万円の計上により減少した。

項目2023年12月期末(単独)2024年12月期末(連結)2025年12月期末(連結)
手元現預金・売掛債権残高161百万円1,106百万円248百万円
有利子負債残高574百万円524百万円660百万円
自己資本比率17.6%79.8%39.1%
純資産197百万円3,742百万円732百万円
財務状況の実績推移2023年~2025年
出典:倉元製作所 2025年12月期決算説明資料 P.6

※本記事は倉元製作所が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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