石塚硝子

石塚硝子、2026年3月期は増収増益 配当70円に増配

決算サマリー 2026.08.19
石塚硝子、2026年3月期は増収増益 配当70円に増配

※本記事は石塚硝子が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

石塚硝子の2026年3月期(25年度)連結業績は、売上高59,510百万円(前期比6.3%増)、営業利益4,160百万円(前期比8.1%増)、経常利益3,882百万円(前期比4.5%増)となった。プラスチック容器関連事業の新工場出荷寄与とパウチ飲料充填事業の新規加入により増収し、生産性向上等のコスト低減施策や販売価格見直しにより営業利益・経常利益は増益。一方、税金費用の増加等により親会社株主に帰属する当期純利益は2,618百万円(前期比15.2%減)と減益となった。配当は前期より5円増配の1株当たり70円とすることを取締役会で決定した。

目次

連結業績(当期 実績)

2026年3月期(25年度)の連結業績は、売上高59,510百万円(前期比6.3%増)、営業利益4,160百万円(前期比8.1%増)、経常利益3,882百万円(前期比4.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,618百万円(前期比15.2%減)。増収はプラスチック容器関連事業の新工場出荷寄与とその他事業へのパウチ飲料充填事業の新規加入によるもの。増益は増収効果に加え、ガラスびん生産設備更新による生産性向上等のコスト低減施策や販売価格の見直しが要因。当期純利益の減益は税金費用の増加などによる。

連結業績ハイライト
出典:2026年3月期(25年度)及び2027年3月期(26年度)の業績説明 P.3
項目2025/3月期(24年度)実績2026/3月期(25年度)実績対前期比増減対前期比増減率
売上高55,99459,5103,5156.3%
営業利益3,8494,1603108.1%
経常利益3,7133,8821684.5%
当期純利益3,0882,618△469△15.2%
配当金65円70円5円

セグメント別(事業別)の状況

セグメント別売上高(2026年3月期、25年度)は、ガラスびん関連11,252百万円(前期比1.8%減、諸資材価格・物流費上昇への価格改定を進めたが物価高による買い控え等で出荷量が減少)、紙容器関連9,206百万円(前期比7.4%増、原紙等のコスト上昇に対する価格改定と拡販・新規販路開拓)、プラスチック容器関連15,858百万円(前期比8.3%増、新工場からの出荷寄与)、ハウスウェア関連13,246百万円(前期比0.2%減、陶磁器の国内外ホテル向け受注減少等)、産業マテリアル関連4,660百万円(前期比8.4%減、抗菌剤の出荷量減少等)、その他5,285百万円(前期比77.6%増、パウチ飲料充填事業の新規加入)。ガラスびん・紙容器・プラスチック容器から成る包装容器関連事業の合計売上高は36,317百万円で、全体構成比の61.0%を占める。なお包装容器関連事業の営業利益は2,117百万円から2,836百万円に増加した。

セグメント2025/3月期(24年度)実績2026/3月期(25年度)実績前期比
ガラスびん関連11,45311,252△1.8%
紙容器関連8,5699,206+7.4%
プラスチック容器関連14,63615,858+8.3%
ハウスウェア関連13,27313,246△0.2%
産業マテリアル関連5,0864,660△8.4%
その他2,9755,285+77.6%
セグメント別売上高
出典:2026年3月期(25年度)及び2027年3月期(26年度)の業績説明 P.4

通期業績予想

2027年3月期(26年度)の業績予想は、売上高62,000百万円(前期比4.2%増)、営業利益3,500百万円(前期比15.9%減)、経常利益3,200百万円(前期比17.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益2,150百万円(前期比17.9%減)。人件費及び物流コストの上昇に加え、中東情勢の地政学リスクの高まりによりサプライチェーン全体でコスト上昇等のリスクが顕在化しつつある中、原油価格上昇に伴うエネルギーコスト影響は一定の仮定に基づき予想に織り込む一方、地政学リスクに伴う生産資材調達や顧客動向変化の影響は織り込んでいない。配当は前期より2円増配の1株当たり72円を予想している。

項目2026/3月期(25年度)実績2027/3月期(26年度)予想対前期比増減対前期比増減率
売上高59,51062,0002,4894.2%
営業利益4,1603,500△660△15.9%
経常利益3,8823,200△682△17.6%
当期純利益2,6182,150△468△17.9%
配当金70円72円2円
通期業績予想
出典:2026年3月期(25年度)及び2027年3月期(26年度)の業績説明 P.11

株主還元

配当については、収益水準を安定的に確保できる前提において段階的な増配を行う方針。2026年3月期(25年度)は前期より5円増配の1株当たり70円を実施し、2027年3月期(26年度)は前期より2円増配の1株当たり72円を予想している。

決算期配当金(1株当たり)前期比
2025/3月期(24年度)実績65円
2026/3月期(25年度)実績70円+5円
2027/3月期(26年度)予想72円+2円
株主還元(配当推移)
出典:2026年3月期(25年度)及び2027年3月期(26年度)の業績説明 P.23

中期経営計画/トピック

2027年度中期経営計画「新たな領域への挑戦」では、収益の安定化と財務健全性の確保を優先的に取り組み、達成後の優先項目としてROE向上に取り組む方針。目安として連結営業利益50億円以上、ROE8%以上、自己資本比率40%以上を掲げている。2025年度は営業キャッシュ・フロー及び手元現預金の活用により、有利子負債を約54億円圧縮した。トピックスとしては、紙カプセル容器「パックポン」の展開拡大や、工場排熱を活用したコーヒー栽培の実証試験(初収穫は2027年を予定)を進めている。

※本記事は石塚硝子が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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