FIXER

FIXER、2025年8月期は売上高3,980百万円で営業損失1,729百万円

決算サマリー 2026.08.27
FIXER、2025年8月期は売上高3,980百万円で営業損失1,729百万円

※本記事はFIXERが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

FIXER株式会社(証券コード5129)は2025年8月期の通期決算を発表した。売上高は3,980百万円(連結)となり、2025年5月28日開示の修正計画3,808百万円を172百万円上回った。営業利益は△1,729百万円、経常利益は△1,719百万円で、いずれも修正計画を上回る着地となった一方、営業損益・経常損益ともに損失が継続した。親会社株主に帰属する当期純利益は減損損失の計上及び繰延税金資産の取崩しの影響により△2,117百万円となった。

目次

業績概要(2025年8月期 実績)

資料は、計画比で売上高+172百万円、営業利益+87百万円、経常利益+90百万円と計画以上の着地になったとしている。一方、『GaiXer Medical Agent』の導入が当期末までに完了できなかったことで連結売上高は3,980百万円にとどまったとしている。純利益については、減損損失の計上及び繰延税金資産の取崩しの影響により△464百万円(修正計画比)の差異が生じ、親会社株主に帰属する当期純利益は△2,117百万円となった。

項目2025年8月期 修正計画(連結)2025年8月期 実績(単体)2025年8月期 実績(連結)修正計画比
売上高3,808百万円3,982百万円3,980百万円+172百万円
売上原価3,518百万円3,498百万円3,498百万円△20百万円
売上総利益289百万円484百万円482百万円+192百万円
販売費及び一般管理費2,107百万円2,208百万円2,212百万円+105百万円
営業利益△1,817百万円△1,724百万円△1,729百万円+87百万円
経常利益△1,810百万円△1,712百万円△1,719百万円+90百万円
税金等調整前当期純利益△1,810百万円△2,048百万円△2,055百万円△245百万円
当期純利益△1,656百万円△2,114百万円△2,120百万円△464百万円
親会社株主に帰属する当期純利益△1,654百万円開示なし△2,117百万円開示なし
通期業績概要(2025年8月期業績予想に対する実績)
出典:2025年8月期 決算説明資料 P.6

事業の状況(ビジネスモデル別)

資料は、3月末終了案件の影響でプロジェクト型サービスの売上高が前年同期比で減少したとしている。ビジネスモデル別ハイライトとして、プロジェクト型サービスは中小型案件へのリソースシフト、リセールは既存取引先との取引が安定的に推移、マネージドサービスは大規模イベント案件等が継続、SaaSは今期中の実績作りに集中、としている。

ビジネスモデル2025年8月期 4Q売上高2024年8月期 4Q売上高
プロジェクト型サービス255百万円501百万円
リセール378百万円402百万円
マネージドサービス201百万円121百万円
SaaS51百万円20百万円
通期の売上推移の概況(ビジネスモデル別・四半期)
出典:2025年8月期 決算説明資料 P.7

財務状態

資料は、現預金比率68.7%、自己資本比率83.7%と引き続き高水準を維持しているとしている。当期純損失の計上により、営業活動によるキャッシュ・フローは前期比△421百万円の△1,047百万円となった。資料は、今後は事業拡大及び成長投資に備え、機動的な資金調達を検討するとしている。

項目2024年8月期末(単体)2025年8月期末(連結)増減
流動資産5,854百万円4,144百万円△1,709百万円
固定資産735百万円348百万円△387百万円
資産合計6,590百万円4,493百万円△2,097百万円
負債合計713百万円685百万円△27百万円
純資産合計5,877百万円3,807百万円△2,069百万円
自己資本比率89.2%83.7%△5.5pt
項目2024年8月期(単体)2025年8月期(連結)増減
営業活動によるキャッシュ・フロー△626百万円△1,047百万円△421百万円
投資活動によるキャッシュ・フロー△34百万円△65百万円△31百万円
財務活動によるキャッシュ・フロー△18百万円+43百万円+62百万円
フリー・キャッシュ・フロー△660百万円△1,112百万円△452百万円
現金及び現金同等物の期末残高4,154百万円3,085百万円△1,069百万円
キャッシュ・フロー計算書
出典:2025年8月期 決算説明資料 P.11

事業ハイライト:医療DX『GaiXer Medical Agent』

資料は、AIエージェント『GaiXer Medical Agent』について、メディカルAIソリューションズでの販売が本格化し、合計約5,500床規模となる10病院で導入が決定したとしている。3ヶ月で1,000時間の業務短縮実績があったとしている。今後は退院サマリーに加え、看護サマリー、診療情報提供書、診断書など医療文書生成サービスのラインナップを増やし、直販に加えて代理店経由での販売にも着手する計画としている。また、2025年4月に資本業務提携契約を締結した話せるメディカル株式会社との間で、更なる事業提携に向けた資本関係強化の協議を開始したとしている。

GaiXer Medical Agent 10病院への導入が決定
出典:2025年8月期 決算説明資料 P.13

GaiXerの進捗・成長戦略

資料によると、エンタープライズAGIプラットフォーム「GaiXer」の導入先は2025年8月31日現在で145社となり、売上は3Q比17%増となった。資料は出典としてPrecedence Research社のレポートを引用し、世界のAIエージェント市場は2025年に79.2億米ドル、2034年には2,360.3億米ドルに成長する見込みで、年平均成長率(CAGR)は45.82%と紹介している。なお、本資料には2026年8月期の業績予想は記載されていない。

※本記事はFIXERが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次