※本記事はアルマードが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
アルマードの2026年3月期(通期)は、売上高10,118百万円(前期比+19.4%)、営業利益685百万円(前期比-27.6%)で着地した。直販部門と外販の一般流通事業が拡大し増収となった一方、TV通販部門とOEM事業の苦戦により減益。修正計画比では売上高・営業利益とも上回った。
連結業績(2026年3月期 実績)
売上高は前期8,477百万円から10,118百万円へ増加(前期比+19.4%、修正計画比+0.2%)。売上総利益は5,924百万円から7,624百万円(前期比+28.7%)。一方、販管費が4,978百万円から6,938百万円へ増加(前期比+39.4%)した結果、営業利益は946百万円から685百万円へ減少(前期比-27.6%、修正計画比+5.4%)。当期純利益は650百万円から518百万円(前期比-20.3%、修正計画比+14.6%)、EPSは70.4円から56.1円(前期比-20.3%)となった(単位:百万円、EPSのみ円)。
| 項目 | 前期 | 修正計画 | 実績 | 前期比 | 計画比 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 8,477 | 10,100 | 10,118 | +19.4% | +0.2% |
| 売上総利益 | 5,924 | 7,530 | 7,624 | +28.7% | +1.2% |
| 販管費 | 4,978 | 6,880 | 6,938 | +39.4% | +0.8% |
| 営業利益 | 946 | 650 | 685 | -27.6% | +5.4% |
| 当期純利益(税後) | 650 | 452 | 518 | -20.3% | +14.6% |
| EPS(円) | 70.4 | 48.9 | 56.1 | -20.3% | +14.7% |

事業別(チャネル別)の状況
直販部門は新規顧客獲得数が前年比+67.1%と大幅に増加し、CPA(獲得コスト指数)も前年比-3.4%と効率化。定期便会員数は前年比+33.9%と過去最高を更新し、売上高は7,417百万円(前期比+41.1%)となった。TV通販部門は大型番組の放映回数が前年の8回から4回へ半減した影響で939百万円(前期比-21.1%)に減収。外販のうち一般流通事業はドラッグストア・バラエティショップ・生協販売の拡大により866百万円(前期比+83.5%)と伸長した一方、OEM事業は主要取引先の経営方針転換による仕入れ抑制で894百万円(前期比-42.6%)に落ち込んだ。
| チャネル | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 直販 | 5,255 | 7,417 | +41.1% |
| TV通販 | 1,190 | 939 | ▲21.1% |
| 外販(一般流通) | 472 | 866 | +83.5% |
| 外販(OEM) | 1,559 | 894 | ▲42.6% |
| 全社合計 | 8,477 | 10,118 | +19.4% |

コスト構造(原価率・販管費率)
原価率は粗利率の高い直販部門の拡大により前期比5.4ポイント抑制され24.7%(前期30.1%)となった。一方、販管費率は直販部門の拡大に伴う販促コスト・物流コストの増加や人材投資の進捗により前期比9.9ポイント上昇し68.6%(前期58.7%)となった。
| 項目 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 原価率 | 30.1% | 24.7% | ▲5.4pt |
| 販管費率 | 58.7% | 68.6% | +9.9pt |
財政状態
2026年3月末の総資産は4,537百万円(前期末比96.1%)、純資産(株主資本)は1,818百万円(同97.1%)。自己資本比率は40.1%(前期末39.7%から+0.4pt)、流動比率は160.0%(同158.8%から+1.2pt)となった。
| 項目 | 2025年3月末 | 2026年3月末 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 総資産 | 4,721 | 4,537 | 96.1% |
| 流動資産 | 4,429 | 4,237 | 95.7% |
| 負債合計 | 2,847 | 2,718 | 95.5% |
| 純資産(株主資本) | 1,873 | 1,818 | 97.1% |
| 自己資本比率 | 39.7% | 40.1% | +0.4pt |
| 流動比率 | 158.8% | 160.0% | +1.2pt |
通期業績予想
2027年3月期の業績予想については、中東情勢の緊張に伴う原油・ナフサ等の調達環境悪化を背景に原料調達の不安定化や原料・物流コストの上昇など不確実性が高い状況が続いていることから、現時点で合理的な見積もりが困難として「未定」としている。事業基盤に大きな変化はなく、合理的な算定が可能となった段階で速やかに公表するとしている。

株主還元
資本配分方針として、成長投資(R&D・商品開発への投資、戦略的M&A・アライアンス)、財務健全性の維持、株主還元の3点を掲げ、持続的な企業価値向上と安定的な株主還元の両立を目指すとしている。配当は株主還元の重要な手段の一つと位置付け、成長投資および財務健全性とのバランスを踏まえた資本配分の中で決定するとしている。

収益構造の変化と成長戦略
高収益チャネルであったTV通販・OEM事業の縮小により収益構造が変化し、利益構造への影響が顕在化しているとし、商品競争力(卵殻膜研究)を起点とした成長へ転換し、チャネルポートフォリオの最適化を推進する方針を示した。国立大学と連携した卵殻膜研究を起点に高付加価値商品を開発し、差別化・競争優位を確立、その収益を研究開発へ再投資する成長サイクルの再強化を掲げている。短期的には外部環境変動による利益の振れを許容しつつ、中長期での持続的な利益成長を志向するとしている。
※本記事はアルマードが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。