※本記事はあすか製薬ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
あすか製薬ホールディングスの2026年3月期(2025年度)連結決算は、国内事業の堅調な推移に加え海外事業の寄与により、売上高711億円(前年度比10.9%増)と過去最高を更新し、営業利益は58億円(同9.4%増)となった。2026年度は売上高730億円、営業利益62億円を見込む。あわせて、2026〜2028年度を対象とする新たな中期経営計画「中期経営計画2028」を公表した。
連結業績(2025年度実績)
2025年度は国内事業が堅調に推移したことに加え、海外事業の寄与により売上高711億円(前年度比10.9%増)と過去最高を更新した。売上原価は369億円で売上原価率は前年度比0.9ポイント増加したものの、販管費は283億円で売上高販管費率は前年度比0.7ポイント改善し、営業利益は58億円(同9.4%増)となった。中期経営計画2025の最終年度数値目標であった売上高700億円、営業利益率8%、ROE8%をいずれも達成した。
| 項目 | 2025年度実績 | 前年度比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 711億円 | +10.9%(過去最高を更新) |
| 売上原価 | 369億円 | 売上原価率 前年度比+0.9pt |
| 販売費及び一般管理費 | 283億円 | 売上高販管費率 前年度比▲0.7pt(改善) |
| 営業利益 | 58億円 | +9.4% |
| 営業利益率 | 8.2% | 中期経営計画2025目標8%を達成 |
| ROE | 8.0% | 中期経営計画2025目標8%を達成 |
セグメント別(事業別)の状況
5つの事業のうち、国内医療用医薬品事業は産婦人科・甲状腺領域を中心に589億円、グローバル事業(海外事業)は46億円、アニマルヘルス事業は73億円、検査・アラウンドピル事業は2.3億円であった。中期経営計画2028では、2028年度に国内医療用医薬品事業630億円、グローバル事業80億円、アニマルヘルス事業90億円、検査・アラウンドピル事業10億円を目標として掲げている。
| 事業 | 2025年度実績 | 2028年度目標(中期経営計画2028) |
|---|---|---|
| 国内医療用医薬品事業 | 589億円 | 630億円 |
| うち産婦人科 | 274億円 | 300億円 |
| うち内科その他 | 315億円 | 330億円 |
| グローバル事業(海外事業) | 46億円 | 80億円 |
| アニマルヘルス事業 | 73億円 | 90億円 |
| うち飼料添加物等 | 44億円 | 44億円 |
| うち産業動物用医薬品 | 22億円 | 30億円 |
| うちCA関連 | 7億円 | 16億円 |
| 検査・アラウンドピル事業 | 2.3億円 | 10億円 |

通期業績予想(2026年度)
2026年度は最低薬価の引き上げ、産婦人科領域製品等の伸長、海外事業等が業績に寄与する見込みで、売上高730億円(前年度比2.6%増)、営業利益62億円(同6.3%増)、経常利益61億円(同7.7%増)を見込んでいる。
| 項目 | 2026年度予想 | 前年度比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 730億円 | +2.6% |
| 営業利益 | 62億円 | +6.3% |
| 経常利益 | 61億円 | +7.7% |

株主還元
配当方針は2026年3月期まで、連結配当性向30%を目安とし1株当たり配当金の下限を年間30円としていたが、2027年3月期以降は総還元性向40%を目安に株主還元を行い、原則として減配を行わない累進配当(特別配当を除く)を導入する。2025年度の1株当たり配当金は60円(配当性向31.4%)となり、2026年度は中間32円・期末33円の合計65円(同38.4%)を予想している。
| 区分 | 1株当たり配当金 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2024年度(前期)実績 | 55円 | 30.6% |
| 2025年度(当期)実績 | 60円 | 31.4% |
| 2026年度予想 | 65円(中間32円・期末33円) | 38.4% |

中期経営計画2028
2026〜2028年度を対象とする「中期経営計画2028」は、「持続的成長にむけた強みの深化とグローバル展開を支える事業基盤の構築」をスローガンに掲げる。2028年度の財務目標は売上高850億円、営業利益率10%、ROE10%、総還元性向40%である。3年間のキャッシュ配分総額は前中期経営計画の392億円を上回る約450億円を計画し、成長投資に300億円超、株主還元に70〜80億円を充てる方針である。長期目標「ありたい姿2035」では2035年度に売上高1,500億円、営業利益率15%を目指すとしている。

※本記事はあすか製薬ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。