山田コンサルティンググループ

山田コンサルティンググループ、2026年3月期は売上高・売上総利益で過去最高も営業減益 純利益は増益、2027年3月期は増収増益へ

決算サマリー 2026.08.20
山田コンサルティンググループ、2026年3月期は売上高・売上総利益で過去最高も営業減益 純利益は増益、2027年3月期は増収増益へ

※本記事は山田コンサルティンググループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

山田コンサルティンググループの2026年3月期通期連結決算は、売上高26,711百万円(前期比+17.3%)、売上総利益20,500百万円(同+5.5%)となり、いずれも過去最高を達成した。一方、M&Aアドバイザリー事業の減速や、持続的成長を支える人材確保に向けた採用・昇給に伴う人件費増加により、営業利益は3,740百万円(同△9.4%)、経常利益は3,712百万円(同△9.4%)と減益となった。不動産投資事業における不動産M&Aに伴う負ののれん発生益の計上や非支配株主に帰属する当期純利益の減少等により、親会社株主に帰属する当期純利益は2,895百万円(同+0.4%)と増益を確保した。2027年3月期は売上高26,900百万円、営業利益4,500百万円の増収増益を見込む。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

2025年5月8日公表の連結業績予想に対する達成率は、売上高102.7%、売上総利益104.5%、営業利益98.4%、経常利益100.3%、親会社株主に帰属する当期純利益105.2%だった。

項目2026年3月期実績2025年3月期実績増減率
売上高26,711百万円22,761百万円+17.3%
売上総利益20,500百万円19,423百万円+5.5%
営業利益3,740百万円4,132百万円△9.4%
経常利益3,712百万円4,099百万円△9.4%
親会社株主に帰属する当期純利益2,895百万円2,882百万円+0.4%

セグメント別(コンサルティング事業・投資事業)の状況

コンサルティング事業の売上総利益は前期比+773百万円、投資事業の売上総利益は同+307百万円と両事業ともに増益した。人件費は+1,220百万円増加し、持続的成長を支える人材確保に向けた採用(純増87名)及び昇給が主な要因となった。コンサルティング事業は2026年3月期の売上高・売上総利益が過去最高となった一方、M&Aアドバイザリー事業(主に地方拠点及び子会社)の減速により営業利益は減益。投資事業は2026年3月期に売上高・売上総利益・営業利益のいずれも過去最高を達成した。2027年3月期は、コンサルティング事業が海外コンサルティング事業の拡大等により増収増益、投資事業がファンド事業の収益増加により売上総利益・営業利益の増益を見込む。

セグメント指標2027年3月期予想
コンサルティング事業売上高23,000百万円
コンサルティング事業売上総利益20,460百万円
コンサルティング事業営業利益3,260百万円
投資事業売上高3,900百万円(うち当社グループ出資割合分3,470百万円)
投資事業売上総利益1,640百万円(うち当社グループ出資割合分1,210百万円)
投資事業営業利益1,240百万円(うち当社グループ出資割合分830百万円)
コンサルティング事業 通期実績及び通期業績予想
出典:山田コンサルティンググループ 2026年3月期決算及び長期経営ビジョン(10年戦略)説明会 資料 P.13
投資事業 通期実績及び通期業績予想
出典:山田コンサルティンググループ 2026年3月期決算及び長期経営ビジョン(10年戦略)説明会 資料 P.19

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期は売上高26,900百万円(前期比+0.7%)、売上総利益22,100百万円(同+7.8%)、営業利益4,500百万円(同+20.2%)、経常利益4,350百万円(同+17.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,900百万円(同+0.1%)の増収増益予想。ファンド事業(投資事業)については連結決算上ファンド損益の100%を取り込む必要があるため、連結業績予想には外部投資家出資割合分が含まれている(親会社株主に帰属する当期純利益を除く)。参考として、当社グループ出資割合分のみを取り込んだ場合は、売上高26,470百万円(同△0.9%)、売上総利益21,670百万円(同+5.7%)、営業利益4,090百万円(同+9.3%)、経常利益3,940百万円(同+6.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,900百万円(同+0.1%)の見通しとなる。

項目2027年3月期予想2026年3月期実績増減率
売上高26,900百万円26,711百万円+0.7%
売上総利益22,100百万円20,500百万円+7.8%
営業利益4,500百万円3,740百万円+20.2%
経常利益4,350百万円3,712百万円+17.1%
親会社株主に帰属する当期純利益2,900百万円2,895百万円+0.1%

株主還元

株主に対する利益還元を経営の最重要課題のひとつと位置付け、「高水準かつ安定的な配当」を継続する方針。2025年3月期の期末配当より、年間配当の増配もしくは維持を行う「累進配当」を導入した(2025年5月8日に配当政策の変更を発表)。連結配当性向は50%を目安とする。

株主還元(配当政策の基本方針)
出典:山田コンサルティンググループ 2026年3月期決算及び長期経営ビジョン(10年戦略)説明会 資料 P.11

中期経営計画の終了と長期経営ビジョン(10年戦略)

中期経営計画最終年度(2026年3月期)は、売上総利益は計画を大幅に上回ったものの、将来への投資としての販管費増加が上回り、営業利益は計画を下回った。売上高は中期経営計画22,700百万円に対し実績26,711百万円(差異+4,011百万円)、売上総利益は中計17,800百万円に対し実績20,500百万円(差異+2,700百万円)、販管費は中計13,600百万円に対し実績16,760百万円(差異+3,160百万円)、営業利益は中計4,200百万円に対し実績3,740百万円(差異▲460百万円)となった。同社は3年単位の中期経営計画を廃止し、10年単位の「長期経営ビジョン(10年戦略)」を新たに策定した。

項目中期経営計画(2026年3月期)2026年3月期実績予実差異
売上高22,700百万円26,711百万円+4,011百万円
売上総利益17,800百万円20,500百万円+2,700百万円
販管費13,600百万円16,760百万円+3,160百万円
営業利益4,200百万円3,740百万円▲460百万円
2026年3月期 通期連結決算のポイント
出典:山田コンサルティンググループ 2026年3月期決算及び長期経営ビジョン(10年戦略)説明会 資料 P.4

※本記事は山田コンサルティンググループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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