※本記事はユー・エス・エスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社ユー・エス・エスの2026年3月期の連結業績は、売上高1,138億円(前期比109.5%)、営業利益598億円(同110.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益413億円(同109.9%)となった。売上高・営業利益・経常利益・当期純利益はいずれも過去最高を記録し、主力のオートオークション事業における出品・成約台数の増加や手数料値上げが増収増益をけん引した。2027年3月期は売上高1,198億円(前期比105.2%)、営業利益610億円(同101.9%)を計画している。
連結業績(2026年3月期 実績)
売上高1,138億5,400万円(前期比109.5%)、売上総利益714億5,100万円、営業利益598億4,700万円(同110.4%、営業利益率52.6%)、経常利益605億9,000万円(同110.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益413億6,000万円(同109.9%)となり、2026年2月発表の修正計画(売上高1,119億円、営業利益580億円等)をいずれも上回った。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2025年3月期(実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 113,854 | 104,021 | 109.5% |
| 営業利益 | 59,847 | 54,206 | 110.4% |
| 経常利益 | 60,590 | 54,883 | 110.4% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 41,360 | 37,636 | 109.9% |
セグメント別の状況
主力のオートオークションは出品台数350.4万台(前期比109.4%)、成約台数234.7万台(同109.4%)、成約率67.0%となり、売上高897億円(同109.6%)、営業利益586億円(同110.0%、営業利益率65.1%)と増収増益。中古自動車等買取販売は販売台数が減少した一方でオークション相場が堅調に推移し、売上高125億円(同98.6%)と減収ながら営業利益は4億円(同137.7%)と増益。リサイクルは大規模な解体工事の受注件数増加により売上高103億円(同122.4%)、営業利益7億円(同124.1%)の増収増益となった。
| セグメント | 指標 | 2026年3月期(実績) | 2025年3月期(実績) |
|---|---|---|---|
| オートオークション | 売上高 | 89,702 | 81,843 |
| オートオークション | 営業利益 | 58,584 | 53,274 |
| 中古自動車等買取販売 | 売上高 | 12,470 | 12,651 |
| 中古自動車等買取販売 | 営業利益 | 380 | 276 |
| リサイクル | 売上高 | 10,292 | 8,407 |
| リサイクル | 営業利益 | 673 | 542 |
| その他 | 売上高 | 1,388 | 1,119 |
| その他 | 営業利益 | 61 | 23 |


通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期の通期連結業績予想は、売上高1,198億円(前期比105.2%)、営業利益610億円(同101.9%)、経常利益618億円(同102.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益416億円(同100.6%)、1株当たり当期純利益91.35円(同102.9%)を計画。新車販売の回復傾向によりオートオークション市場の出品台数増加を見込み、東京会場・HAA神戸会場など主要会場の建替えを含め2027年度までの2か年累計で400億円程度の設備投資を計画している。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 113,854 | 119,800 | 105.2% |
| 営業利益 | 59,847 | 61,000 | 101.9% |
| 経常利益 | 60,590 | 61,800 | 102.0% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 41,360 | 41,600 | 100.6% |

株主還元
1株当たり年間配当金は2026年3月期54.7円(予定)、2027年3月期55.0円(予想)とし、連結配当性向はいずれも60%以上を維持する方針。株式上場以来27期連続増配を目指すとしている。また2026年3月期から2027年度までの3か年累計で総還元性向100%以上を株主還元方針として掲げ、2026年5月13日にはSMBC日興証券によるファシリティ型自己株式取得(取得金額180億円、10,332,900株)を実施予定としている。
| 項目 | 2026年3月期(実績/予定) | 2027年3月期(予想) |
|---|---|---|
| 1株当たり年間配当金 | 54.7円(予定) | 55.0円(予想) |
| 連結配当性向 | 60%以上 | 60%以上 |
| 総還元性向(累計方針) | 100%以上 | 100%以上 |

中期経営計画/トピック
中長期経営目標として2028年度までにオートオークション市場でのシェア50%、ROE20%以上、配当性向60%以上、総還元性向100%以上を掲げている。2026年3月期から2027年度の3か年で500億円の成長投資を計画し、東京会場(200億円程度)、HAA神戸会場(150億円程度)、福岡会場(20億円程度)の新築建替えや、オートオークション基幹システムの刷新(50億円程度)、資源リサイクル事業の株式会社アビヅへの投資(30億円)などを進めるとしている。
※本記事はユー・エス・エスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。