※本記事はフォーカスシステムズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社フォーカスシステムズ(証券コード:4662)は2026年5月15日、2026年3月期(第50期)決算説明資料を公表した。当期の売上高は35,698百万円(前期比9.7%増)、営業利益は3,036百万円(同39.8%増)、経常利益は3,068百万円(同41.7%増)、純利益は2,333百万円(同48.9%増)となり、いずれも期初計画を上回った。公共関連・エンタープライズ・広域ソリューション・イノベーションの全セグメントで2桁の利益成長を達成し、営業利益率は8.5%となった。前中期経営計画「24-26」で掲げた営業利益率8.0%以上の目標も達成した。
業績サマリー(当期実績)
2026年3月期の業績は、前期実績・期初計画のいずれも上回る増収増益となった。売上高は前期比3,143百万円増の35,698百万円(期初計画比2,448百万円増)、営業利益は前期比864百万円増の3,036百万円(期初計画比376百万円増)となった。
| 項目 | 2025年3月期実績 | 2026年3月期計画 | 2026年3月期実績 | 前期比 | 計画比 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 32,555 | 33,250 | 35,698 | +3,143(9.7%) | +2,448(7.4%) |
| 営業利益 | 2,171 | 2,660 | 3,036 | +864(39.8%) | +376(14.1%) |
| 経常利益 | 2,164 | 2,660 | 3,068 | +903(41.7%) | +408(15.3%) |
| 純利益 | 1,566 | 1,880 | 2,333 | +766(48.9%) | +453(24.1%) |
(単位:百万円)
セグメント別概況
4つの事業セグメントいずれも増収増益となり、資料は「各セグメントは2桁の利益成長」を達成したとしている。公共関連は社会保障・医療関連・自動車関連の大型プロジェクトが好調に推移。エンタープライズはERP(intra-mart、Biz∫)とインフラの受託体制拡充により大幅増収増益。広域ソリューションは収益性の高い案件へのシフトと価格転嫁が寄与。イノベーションはメインフレームや大手向け技術支援の増進、自社製品(電子透かし・暗号・IoT)の拡充が寄与した。
| セグメント | 指標 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 前年度比 |
|---|---|---|---|---|
| 公共関連 | 売上高 | 9,975 | 10,875 | 9.0% |
| 公共関連 | セグメント利益 | 1,594 | 1,922 | 20.6% |
| エンタープライズ | 売上高 | 8,964 | 10,899 | 21.6% |
| エンタープライズ | セグメント利益 | 1,024 | 1,433 | 40.0% |
| 広域ソリューション | 売上高 | 5,574 | 5,781 | 3.7% |
| 広域ソリューション | セグメント利益 | 586 | 782 | 33.5% |
| イノベーション | 売上高 | 8,040 | 8,142 | 1.3% |
| イノベーション | セグメント利益 | 977 | 1,121 | 14.7% |

利益増減の要因
純利益の増減分析によると、売上総利益の増加(+1,038百万円)が主因となり、前期比766百万円の増益となった。

通期業績予想
2027年3月期(第51期)は、売上高39,000百万円(前期比9.2%増)、営業利益3,500百万円(同15.3%増)、経常利益3,500百万円(同14.1%増)、当期純利益2,460百万円(同5.4%増)を計画する。資料は「過去最高の売上・利益を更新予定」としている。1株当たり当期純利益は155.63円から164.30円への増加を見込む。
| 項目 | 2026年3月期実績 | 2027年3月期予想 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 35,698 | 39,000 | 9.2% |
| 営業利益(百万円) | 3,036 | 3,500 | 15.3% |
| 経常利益(百万円) | 3,068 | 3,500 | 14.1% |
| 当期純利益(百万円) | 2,333 | 2,460 | 5.4% |
| 1株当たり当期純利益(円) | 155.63 | 164.30 | – |

株主還元
1株当たり配当金は2026年3月期実績64.00円(中間配当12.00円、期末配当52.00円)に対し、2027年3月期は68.00円(中間配当16.00円、期末配当52.00円)を予定する。配当性向は41.1%から41.4%となる見込み。前中期経営計画「24-26」では配当性向35~40%の目標に対し実績41.1%、3期連続でベースアップを実施したとしている。
| 項目 | 2026年3月期実績 | 2027年3月期予想 |
|---|---|---|
| 1株当たり配当金(円) | 64.00 | 68.00 |
| (内訳)中間配当(円) | 12.00 | 16.00 |
| (内訳)期末配当(円) | 52.00 | 52.00 |
| 配当性向(%) | 41.1 | 41.4 |
中期経営計画
前中期経営計画「24-26」は、売上高330億円以上(実績356億円)、営業利益額26.5億円以上(実績30.3億円)、営業利益率8.0%以上(実績8.5%)、配当性向35~40%(実績41.1%)、ROE12.0%以上(実績15.9%)の目標をいずれも達成した。新たに開始する中期経営計画「27-29」では、ビジョンを「デジタル革新で顧客の変革を支える戦略パートナー」とし、売上高450億円、営業利益額45億円、営業利益率10.0%、ROE16.0%以上を目標に掲げる。投資計画は戦略投資85億円、株主還元35億円としている。

※本記事はフォーカスシステムズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。