アステラス製薬

【アステラス製薬】決算短信の「経営成績等の概況」はどう変わったか(2025年3月期→2026年3月期)

決算短信定性文(経営概況)リサーチ 2026.09.18
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通期は前年にあった予想差異表や減損の品目別内訳など詳細説明を割愛して粗くなった一方、四半期はほぼ同じ粒度を維持している。

目次

調査の概要

本記事は、東証プライム市場の時価総額上位500社を対象に、決算短信の「経営成績等の概況」相当部分の記載がどう変化したかを調べた調査の一部で、アステラス製薬分です。

通期: 2025年3月期決算短信 と 2026年3月期決算短信(開示日: 2025年4月25日 → 2026年4月27日)

四半期: 2026年3月期 第1四半期決算短信 と 2027年3月期 第1四半期決算短信(開示日: 2025年7月30日 → 2026年8月5日)

ここでいう定性文とは、決算短信のうち「1. 経営成績等の概況」相当の見出しから、次の大見出しの手前までの記述を指します。文字数は、タイトル名(『』)を除外し、空白を除いて計測しています。

通期決算短信の比較

文字数: 7,568字 → 6,337字(前期比-16.3%、減少)

見出し構成の変化: 変化なし

粒度の判定: 粗くなった

セグメント情報注記: あり(124字) → あり(124字)

変化の型: 簡素化型

増えた要素

  • コアベース業績表に「親会社の所有者に帰属するコア当期利益」の行
  • その他の収益に関する個別説明(VYLOYの条件付対価の公正価値変動、米国ミラベグロン訴訟解決金)

減った要素

  • 当期実績と直近発表予想との差異表(フルベース、指標別)
  • 無形資産減損損失の対象品目別内訳(米国外IZERVAY・AT466・iota等の個別金額)
  • 法人所得税費用に係る税務便益の個別説明(Ganymed社清算に伴う一時差異)

要約: 文字数が16%減少し、前年にあった直近予想との差異表や無形資産減損の品目別内訳といった詳細な数値説明が今期は省かれた。その他収益・費用の個別説明は一部残るものの、全体としては粒度がやや粗くなっている。

四半期決算短信の比較

文字数: 4,164字 → 3,972字(前期比-4.6%、減少)

見出し構成の変化: 変化なし

粒度の判定: 同等

セグメント情報注記: あり(44字) → あり(44字)

変化の型: 変化なし

要約: 前年・今年ともに主要製品別・地域別の売上動向を同様の詳しさ(箇条書き中心)で記載しており、構成・粒度はほぼ同じ。前年比言及や因果表現の件数はやや増えている。

定性文の全文(前期・今期)

通期 2025年3月期

出典: アステラス製薬 2025年3月期 決算短信〔IFRS〕、開示日 2025年4月25日(https://www2.jpx.co.jp/disc/45030/140120250424523193.pdf)

1.経営成績等の概況(1)当期の経営成績の概況① 当期の連結業績の概況(注)<連結業績(コアベース )>当期(2024年4月1日から2025年3月31日)の連結業績(コアベース)は下表のとおりです。売上収益、コア営業利益、コア当期利益はいずれも増加しました。

[連結業績(コアベース)] (単位:百万円)前期 当期 増減額(2024年3月期) (2025年3月期) (増減率)+308,652売 上 収 益 1,603,672 1,912,323(+19.2%)+56,721売 上 原 価 292,485 349,206(+19.4%)販 売 費 及 び +102,922740,110 843,032一 般 管 理 費 (+13.9%)+33,464研 究 開 発 費 294,187 327,651(+11.4%)+115,545コ ア 営 業 利 益 276,890 392,435(+41.7%)+72,486コ ア 当 期 利 益 223,196 295,682(+32.5%)基 本 的 1 株 当 た り +40.70

124.46 165.17コ ア 当 期 利 益 ( 円 ) (+32.7%)(注)第1四半期からコアベースの業績の定義を変更し、フルベースの業績から新たに無形資産償却費、無形資産譲渡益、持分法による投資損益を、当社が定める特定の重要な調整項目として除外しています。新定義によるコアベースの業績は、当社の収益力を示す指標として、フルベースの業績から当社が定めた特定の重要な調整項目を除外したものです。調整項目には、無形資産償却費、無形資産譲渡益、持分法による投資損益、減損損失、有形固定資産売却損益、リストラクチャリング費用、災害による損失、訴訟等による多額の賠償又は和解費用等のほか、当社が除外すべきと判断する項目が含まれます。前期の金額は当該変更を反映しています。なお、フルベースの実績からコアベースの実績への調整表は、決算補足資料に記載しています。2アステラス製薬株式会社(4503)2025年3月期 決算短信【売上収益】・ 主要製品の前立腺がん治療剤XTANDI、尿路上皮がん治療剤PADCEV、急性骨髄性白血病治療剤XOSPATAの売上が拡大しました。また、前期に発売となった閉経に伴う血管運動神経症状治療剤VEOZAHと地図状萎縮を伴う加齢黄斑変性治療剤IZERVAY、当期に発売となった胃腺がん及び食道胃接合部腺がん治療剤VYLOYも売上収益の拡大に貢献しました。・ これらによって、米国における過活動膀胱治療剤ミラベトリックの後発品の影響による売上の減少を補いました。以上の結果、売上収益は1兆9,123億円(前期比19.2%増)となりました。【コア営業利益/コア当期利益】・ 売上総利益は、1兆5,631億円(同19.2%増)となりました。*・ 販売費及び一般管理費は、8,430億円(同13.9%増)となりました。SMTによるコスト最適化を推進するなかで、グローバル組織改革(同約150億円減)や成熟製品における費用の見直し(同約100億円減)、デジタル及びAI活用による全社的な業務効率化(同約60億円減)などの削減効果があった**一方で、為替の影響(同349億円増)や重点戦略製品の販促費用の増加により、総額として増加しました。なお、XTANDIの米国での共同販促費用を除いた販売費及び一般管理費は、5,905億円(同

8.3%増)となりました。・ 研究開発費は、3,277億円(同11.4%増)となりました。為替の影響(同111億円増)に加え、Primary Focus(標的タンパク質分解誘導、がん免疫など)や重点戦略製品のライフサイクルマネジメント、研究開発の機能強化への投資を拡充(同約150億円増)したことなどにより、総額として増加しました。また、第1四半期に発生した一過性の共同開発費用の支払いも増加要因となりました。以上の結果、コア営業利益は3,924億円(同41.7%増)、コア当期利益は2,957億円(同32.5%増)となりました。* SMT:Sustainable Margin Transformation** 重点戦略製品:PADCEV、IZERVAY、VEOZAH、VYLOY、XOSPATA【為替の業績への影響】当期の為替レートは、下表のとおりです。これらの結果、前期の為替レートを適用した場合と比べ、売上収益においては681億円の増加、コア営業利益においては151億円の増加の影響がありました。期中平均レート 前期 当期 変動米ドル/円 145 152 8円安ユーロ/円 157 164 7円安3アステラス製薬株式会社(4503)2025年3月期 決算短信<連結業績(フルベース)>当期の連結業績(フルベース)は下表のとおりです。営業利益及び当期利益はいずれも増加しました。フルベースの業績には、コアベースの業績で除外される「その他の収益」、「その他の費用」等に加えて、第1四半期から新たにコアベースの業績から除外される「無形資産償却費」や「無形資産譲渡益」、「持分法による投資損益」も含まれます。当期における「無形資産償却費」は1,368億円(前期:988億円)、「その他の収益」は203億円(同:87億円)、「その他の費用」は2,358億円(同:1,678億円)となりました。「その他の費用」として、第3四半期において、主に米国外IZERVAY(1,151億円)、AT466(518億円)、iota(80億円)に関する無形資産の減損損失を計上したことに加え、主に外貨建貨幣性資産の評価において為替レートの変動に伴い発生した為替差損(186億円)やリストラクチャリング費用(155億円)を計上しました。「法人所得税費用」には、Ganymed Pharmaceuticals GmbHの清算を意思決定したことによる従前は未認識であった同社に対する投資に係る一時差異等から生じた税務便益(206億円)が含まれています。

[連結業績(フルベース)] (単位:百万円)前期 当期 増減額(2024年3月期) (2025年3月期) (増減率)+308,652売 上 収 益 1,603,672 1,912,323(+19.2%)+15,521営 業 利 益 25,518 41,039(+60.8%)+6,267税 引 前 利 益 24,969 31,237(+25.1%)+33,702当 期 利 益 17,045 50,747(+197.7%)基 本 的 1 株 当 た り +18.84

9.51 28.35当 期 利 益 ( 円 ) (+198.2%)△156,695包 括 利 益 205,583 48,888(△76.2%)4アステラス製薬株式会社(4503)2025年3月期 決算短信2025年1月24日に公表したフルベースの通期連結業績予想との差異は下表のとおりです。「その他の収益」として、条件付対価に係る公正価値変動額(167億円)を計上したことなどに伴い、フルベースの各段階利益は最新の予想を上回りました。

[連結実績(フルベース)と最新予想の差異] (単位:百万円)当期実績 最新予想差異(2025年3月期) (2025年3月期)+30,039営 業 利 益 41,039 11,000(+273.1%)+30,237税 引 前 利 益 31,237 1,000(-)+36,747当 期 利 益 50,747 14,000(+262.5%)基 本 的 1 株 当 た り +20.53

28.35 7.82当 期 利 益 ( 円 ) (+262.5%)【主要製品の売上】(単位:億円)前期 当期増減率(2024年3月期) (2025年3月期)XTANDI 7,505 9,123 +21.6%PADCEV 854 1,641 +92.2%IZERVAY 121 583 +380.6%*1VEOZAH 73 338 +363.6%VYLOY – 122 -XOSPATA 551 680 +23.4%ベタニス/ミラベトリック1,981 1,700 △14.2%/ベットミガ*2プログラフ 2,031 2,010 △1.0%<XTANDI>・ 全ての地域で売上が拡大し、グローバル売上は大きく拡大しました。<PADCEV>・ 全ての地域で売上が拡大し、グローバル売上は大きく拡大しました。・ 1L mUC(転移性尿路上皮がん患者を対象とした一次治療)の承認国が拡大し、各国での市場浸透が売上伸長に貢献しました。<IZERVAY>・ 発売している米国において、売上は着実に拡大しました。5アステラス製薬株式会社(4503)2025年3月期 決算短信<VEOZAH>・ 発売国の拡大も堅調に推移し、グローバル売上は着実に拡大しました。<VYLOY>・ グローバル全体で期待以上に売上が拡大しました。・ 想定を上回るClaudin 18.2検査の普及率が、期待以上の売上伸長に貢献しました。<XOSPATA>・ グローバル売上は着実に拡大しました。<ベタニス/ミラベトリック/ベットミガ>・ 米国における後発品参入の影響で、グローバル売上は減少しました。<プログラフ>・ グローバル売上は前期と比べ同水準でした。*1 VEOZAH:米国以外ではVEOZAの製品名で承認取得*2 プログラフ:アドバグラフ、グラセプター、アスタグラフXLを含む【地域別売上収益の状況】地域別の売上収益は下表のとおりです。日本は減少した一方で、その他の地域はいずれも増加しました。(単位:億円)前期 当期増減率(2024年3月期) (2025年3月期)日本 2,701 2,670 △1.2%米国 6,631 8,664 +30.7%エスタブリッシュド4,156 4,854 +16.8%*1マーケット*2チャイナ 706 783 +10.9%インターナショナル1,770 2,035 +15.0%*3マーケット(注)第1四半期から、グレーターチャイナの名称をチャイナに変更しています。加えて、台湾のコマーシャル区分をチャイナからインターナショナルマーケットに変更し、前期の金額は当該変更を反映しています。*1 エスタブリッシュドマーケット:欧州、カナダ 等*2 チャイナ:中国、香港*3 インターナショナルマーケット:中南米、中東、アフリカ、東南アジア、南アジア、ロシア、韓国、台湾、オーストラリア、輸出売上 等6アステラス製薬株式会社(4503)2025年3月期 決算短信

(2)当期の財政状態の概況① 資産、資本及び負債の概況当期末(2025年3月31日時点)の連結財政状態計算書の概要及び前期末からの主な変動は以下のとおりです。【資産】総資産は3兆3,395億円(前期末比2,301億円減)となりました。<非流動資産>当期末:2兆1,382億円(同2,367億円減)・ 有形固定資産は、3,289億円(同352億円増)となりました。・ のれんは4,152億円(同35億円減)、無形資産は1兆1,237億円(同3,301億円減)となりました。<流動資産>当期末:1兆2,013億円(同66億円増)・ 現金及び現金同等物は1,884億円(同1,473億円減)となりました。【資本】資本合計は、1兆5,133億円(同827億円減)となり、親会社所有者帰属持分比率は45.3%となりました。・ 当期利益507億円を計上した一方で、剰余金の配当1,290億円を実施しました。【負債】負債合計は、1兆8,263億円(同1,473億円減)となりました。<非流動負債>当期末:7,647億円(同768億円増)・ 社債及び借入金は5,649億円(同1,172億円増)となりました。そのうち、社債は3,200億円(同700億円増)、長期借入金は2,449億円(同472億円増)となりました。<流動負債>当期末:1兆616億円(同2,241億円減)・ 社債及び借入金は2,665億円(同2,057億円減)となりました。そのうち、短期借入金は200億円(同1,154億円減)、コマーシャル・ペーパーは1,649億円(同1,201億円減)、1年以内償還予定の社債は300億円(同300億円増)、1年以内返済予定の長期借入金は517億円(同2億円減)となりました。7アステラス製薬株式会社(4503)2025年3月期 決算短信

② キャッシュ・フローの概況【営業活動によるキャッシュ・フロー】当期の営業活動によるキャッシュ・フローは、1,945億円(前期比220億円増)となりました。・ 法人所得税の支払額は855億円(同474億円増)となりました。【投資活動によるキャッシュ・フロー】当期の投資活動によるキャッシュ・フローは、△894億円(同7,564億円支出減)となりました。【財務活動によるキャッシュ・フロー】当期の財務活動によるキャッシュ・フローは、△2,614億円(前期は6,141億円の収入)となりました。・ 配当金の支払額は1,290億円(同123億円増)となりました。以上の結果、当期末における現金及び現金同等物の残高は、1,884億円(前期末比1,473億円減)となりました。8アステラス製薬株式会社(4503)2025年3月期 決算短信

(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明当社は、次期の連結業績予想について、コアベース及びフルベースでの業績予想を開示しています。通期連結業績予想は以下のとおりです。

[通期連結業績予想(コアベース)] (単位:百万円)当期実績 次期予想 増減額(2025年3月期) (2026年3月期) (増減率)+17,677売 上 収 益 1,912,323 1,930,000(+0.9%)販 売 費 及 び △38,032843,032 805,000一 般 管 理 費 (△4.5%)+14,349研 究 開 発 費 327,651 342,000(+4.4%)+17,565コ ア 営 業 利 益 392,435 410,000(+4.5%)+8,318コ ア 当 期 利 益 295,682 304,000(+2.8%)基 本 的 1 株 当 た り +4.63

165.17 169.80コ ア 当 期 利 益 ( 円 ) (+2.8%)(注) 基本的1株当たりコア当期利益の予想は、2025年3月末発行済株式数(自己株式を除く)により算定しています。

[通期の想定為替レート]2026年3月期(想定):140円/米ドル、160円/ユーロ2025年3月期(実績):152円/米ドル、164円/ユーロ売上収益、コア営業利益及びコア当期利益はいずれも増加を予想しています。次期の為替レートは、当期実績に比べドル、ユーロともに円高になることを想定していることから、当期の為替レートを適用した場合と比べ、売上収益においては1,057億円の減少、コア営業利益においては250億円の減少の影響を見込んでいます。【売上収益】*・ IZERVAY、PADCEV、VYLOYを中心に重点戦略製品の売上が大きく拡大する見通しです。これらがミラべグロンの売上減少や為替の影響を吸収し、売上収益は増加する見込みです。以上の結果、売上収益は1兆9,300億円(当期比0.9%増)を予想しています。* 重点戦略製品:PADCEV、IZERVAY、VEOZAH、VYLOY、XOSPATA【コア営業利益/コア当期利益】**・ 販売費及び一般管理費については、インフレに伴う費用増加を見込む一方で、SMTを通じたコスト最適化の継続による費用削減効果により、8,050億円(同4.5%減)を予想しています。・ 研究開発費は、重点戦略製品のライフサイクルマネジメントやPrimary Focusへの投資が引き続き拡大することから、3,420億円(同4.4%増)を予想しています。以上の結果、コア営業利益は4,100億円(同4.5%増)を予想しています。また、コア当期利益は9アステラス製薬株式会社(4503)2025年3月期 決算短信3,040億円(同2.8%増)、基本的1株当たりコア当期利益は169.80円(同2.8%増)を予想しています。** SMT:Sustainable Margin Transformation【主要製品の売上】 (単位:億円)当期実績 次期予想増減率(2025年3月期) (2026年3月期)XTANDI 9,123 8,680 △4.9%PADCEV 1,641 2,000 +21.9%IZERVAY 583 1,050 +80.1%VEOZAH 338 500 +47.9%VYLOY 122 400 +227.9%XOSPATA 680 750 +10.3%通期連結業績予想(フルベース)は以下のとおりです。

[通期連結業績予想(フルベース)] (単位:百万円)当期実績 次期予想 増減額(2025年3月期) (2026年3月期) (増減率)+17,677売 上 収 益 1,912,323 1,930,000(+0.9%)+118,961営 業 利 益 41,039 160,000(+289.9%)+118,763税 引 前 利 益 31,237 150,000(+380.2%)+79,253当 期 利 益 50,747 130,000(+156.2%)基 本 的 1 株 当 た り +44.26

28.35 72.61当 期 利 益 ( 円 ) (+156.1%)(注)基本的1株当たり当期利益の予想は、2025年3月末発行済株式数(自己株式を除く)により算定しています。

[通期の想定為替レート]2026年3月期(想定):140円/米ドル、160円/ユーロ2025年3月期(実績):152円/米ドル、164円/ユーロ当期における営業利益410億円には、コア営業利益で除外された3,514億円の費用(純額)が含まれています。次期においては、営業利益、税引前利益及び当期利益はいずれも増加を予想しています。営業利益は1,600億円を予想しており、コア営業利益では除外される約2,500億円の費用を見込んでいます。主な調整項目として、無形資産償却費約1,400億円、加えて減損損失リスクや組織改編に伴う費用、為替差損などのその他の費用として約1,100億円を織り込んでいます。10アステラス製薬株式会社(4503)2025年3月期 決算短信

(4)キャピタルアロケーションに関する基本方針及び当期・次期の配当当社は、企業価値の持続的向上に努めるとともに、株主還元にも積極的に取り組んでいます。成長を実現するための事業投資を優先しながら、配当については、連結ベースでの中長期的な利益成長に基づき、安定的かつ持続的な向上に努めます。また、自己株式の取得を必要に応じて機動的に実施し、資本効率の改善と1株当たり利益の向上を図ります。当期の年間配当金については、1株当たり74円(うち期末配当金として37円)としました。次期の年間配当金については、1株当たり78円(うち中間配当金として39円、期末配当金として39円)を予想しています。11アステラス製薬株式会社(4503)2025年3月期 決算短信

通期 2026年3月期

出典: アステラス製薬 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕、開示日 2026年4月27日

1.経営成績等の概況(1)当期の経営成績の概況① 当期の連結業績の概況(注)<連結業績(コアベース )>当期(2025年4月1日から2026年3月31日)の連結業績(コアベース)は下表のとおりです。売上収益、コア営業利益及びコア当期利益はいずれも増加しました。

[連結業績(コアベース)] (単位:百万円)前期 当期 増減額(2025年3月期) (2026年3月期) (増減率)+226,922売 上 収 益 1,912,323 2,139,245(+11.9%)+59,220売 上 原 価 349,206 408,426(+17.0%)販 売 費 及 び +17,280843,032 860,312一 般 管 理 費 (+2.0%)△12,824研 究 開 発 費 327,651 314,827(△3.9%)+163,246コ ア 営 業 利 益 392,435 555,681(+41.6%)+128,731コ ア 当 期 利 益 295,682 424,413(+43.5%)親 会 社 の 所 有 者 に+128,835帰 属 す る コ ア 当 期 295,682 424,517(+43.6%)利 益基 本 的 1 株 当 た り +71.85

165.17 237.01コ ア 当 期 利 益 ( 円 ) (+43.5%)(注)当社は、当社の収益力を示す指標としてコアベースの業績を開示しています。当該コアベースの業績は、フルベースの業績から当社が定めた特定の重要な調整項目を除外したものです。調整項目には、無形資産償却費、無形資産譲渡益、持分法による投資損益、減損損失、有形固定資産売却損益、リストラクチャリング費用、災害による損失、訴訟等による多額の賠償又は和解費用等のほか、当社が除外すべきと判断する項目が含まれます。なお、フルベースの実績からコアベースの実績への調整表は、決算補足資料に記載しています。【売上収益】・ 重点戦略製品の尿路上皮がん治療剤PADCEV、地図状萎縮を伴う加齢黄斑変性治療剤IZERVAY、胃腺がん及び食道胃接合部腺がん治療剤VYLOY、及び閉経に伴う血管運動神経症状治療剤VEOZAHの売上が伸長したことに加え、前立腺がん治療剤XTANDIの売上が拡大したことも、増収要因となりました。以上の結果、売上収益は、2兆1,392億円(前期比11.9%増)となりました。【コア営業利益/コア当期利益】・ 売上総利益は、1兆7,308億円(同10.7%増)となりました。*・ 販売費及び一般管理費は、8,603億円(同2.0%増)となりました。SMTによるコスト最適化(約110**億円)を行った一方で、重点戦略製品 の更なる成長のための投資(同約100億円増)や為替の影響(同36億円増)などにより、総額として増加しました。なお、XTANDIの米国での共同販促費用を除いた販売費及び一般管理費は、6,121億円(同3.7%増)となりました。・ 研究開発費は、3,148億円(同3.9%減)となりました。SMTによるコスト最適化(約100億円)をはじめ、重点戦略製品の臨床開発費の減少(同約50億円減)や為替の影響(同5億円減)などにより、総額として減少しました。以上の結果、コア営業利益は、5,557億円(同41.6%増)、コア当期利益は、4,244億円(同43.5%増)となりました。* SMT:Sustainable Margin Transformation** 重点戦略製品:PADCEV、IZERVAY、VYLOY、VEOZAH、XOSPATA【為替の業績への影響】当期の為替レートは、下表のとおりです。これらの結果、前期の為替レートを適用した場合と比べ、売上収益においては301億円の増加、コア営業利益においては168億円の増加の影響がありました。期中平均レート 前期 当期 変動米ドル/円 152 151 2円高ユーロ/円 164 175 11円安<連結業績(フルベース)>当期の連結業績(フルベース)は下表のとおりです。営業利益及び当期利益はいずれも増加しました。フルベースの業績は、コアベースの業績に「無形資産償却費」、「無形資産譲渡益」、「持分法による投資損益」、「その他の収益」、「その他の費用」を戻し入れたものです。当期における「無形資産償却費」は1,360億円(前期:1,368億円)、「その他の収益」は328億円(同:203億円)、「その他の費用」は724億円(同:2,358億円)となりました。「その他の収益」として、第3四半期において膵腺がんを対象疾患としたプログラムの開発中止に伴うVYLOYの条件付対価の公正価値の変動(128億円)及び第4四半期において米国ミラベグロンの訴訟解決金(92億円)を計上しました。また、「その他の費用」として、第1四半期においてXyphos関連の一部 プ ロ グ ラ ム に 関 す る 無 形 資 産 の 減 損 損 失 ( 120 億 円 ) 及 び 第 4 四 半 期 に お い て 遺 伝 子 治 療 薬resamirigene bilparvovec(AT132)の戦略的中断に伴う資産価値の見直しによる無形資産の減損損失(164億円)を計上しました。

[連結業績(フルベース)] (単位:百万円)前期 当期 増減額(2025年3月期) (2026年3月期) (増減率)+226,922売 上 収 益 1,912,323 2,139,245(+11.9%)+341,594営 業 利 益 41,039 382,633(+832.4%)+345,351税 引 前 利 益 31,237 376,587(-)+240,828当 期 利 益 50,747 291,575(+474.6%)親 会 社 の 所 有 者 に +240,78850,747 291,535帰 属 す る 当 期 利 益 (+474.5%)基 本 的 1 株 当 た り +134.42

28.35 162.77当 期 利 益 ( 円 ) (+474.2%)+400,584包 括 利 益 48,888 449,472(+819.4%)【主要製品の売上】(単位:億円)前期 当期増減率(2025年3月期) (2026年3月期)PADCEV 1,641 2,212 +34.8%IZERVAY 583 776 +33.2%VYLOY 122 631 +415.6%*VEOZAH 338 466 +37.7%XOSPATA 680 718 +5.7%XTANDI 9,123 9,608 +5.3%<PADCEV>・1L mUC(転移性尿路上皮がん患者を対象とした一次治療)の浸透に加え、米国でのシスプラチン不適応のMIBC(筋層浸潤性膀胱がん)における立ち上がりが順調に進んだことから、グローバル売上は大きく増加しました。<IZERVAY>・発売している米国において、着実に売上が拡大しました。<VYLOY>・Claudin 18検査が大きく浸透したことを背景に、発売しているすべての地域で売上が拡大し、グローバル売上は大きく増加しました。<VEOZAH>・米国を中心に、グローバル売上は着実に拡大しました。<XOSPATA>・地域ごとの増減はあったものの、グローバル全体の売上は堅調に推移しました。<XTANDI>・欧州を中心に米国以外の地域で売上が堅調に拡大し、グローバル売上は増加しました。* VEOZAH:米国外ではVEOZAの製品名で承認取得【地域別売上収益の状況】地域別の売上収益は下表のとおりです。全ての地域において、売上が増加しました。(単位:億円)前期 当期増減率(2025年3月期) (2026年3月期)米国 8,664 9,402 +8.5%日本 2,670 2,890 +8.2%エスタブリッシュド4,854 5,636 +16.1%*1マーケット*2チャイナ 783 1,015 +29.6%インターナショナル2,035 2,307 +13.4%*3マーケット*1 エスタブリッシュドマーケット:欧州、カナダ 等*2 チャイナ:中国、香港*3 インターナショナルマーケット:中南米、中東、アフリカ、東南アジア、南アジア、ロシア、韓国、台湾、オーストラリア、輸出売上 等

(2)当期の財政状態の概況① 資産、資本及び負債の概況当期末(2026年3月31日時点)の連結財政状態計算書の概要及び前期末からの主な変動は以下のとおりです。【資産】総資産は3兆5,670億円(前期末比2,275億円増)となりました。<非流動資産>当期末:2兆1,451億円(同69億円増)・ 有形固定資産は、3,584億円(同295億円増)となりました。・ のれんは4,412億円(同260億円増)、無形資産は9,969億円(同1,268億円減)となりました。<流動資産>当期末:1兆4,219億円(同2,206億円増)・ 現金及び現金同等物は2,816億円(同932億円増)となりました。【資本】資本合計は、1兆8,309億円(同3,176億円増)となり、親会社所有者帰属持分比率は51.3%となりました。・ 当期利益2,916億円を計上した一方で、剰余金の配当1,361億円を実施しました。【負債】負債合計は、1兆7,362億円(同901億円減)となりました。<非流動負債>当期末:5,178億円(同2,469億円減)<流動負債>当期末:1兆2,184億円(同1,568億円増)社債及び借入金の増減は以下のとおりです。(単位:億円)前期末 当期末増減額(2025年3月31日) (2026年3月31日)社債 3,200 2,200 △1,0001年以内償還予定の社債 300 1,000 +700長期借入金 2,449 1,000 △1,4491年以内返済予定の長期借入金 517 1,460 +943コマーシャル・ペーパー 1,649 – △1,649短期借入金 200 – △200社債及び借入金合計 8,314 5,660 △2,655

② キャッシュ・フローの概況【営業活動によるキャッシュ・フロー】当期の営業活動によるキャッシュ・フローは、5,602億円(前期比3,657億円増)となりました。・ 法人所得税の支払額は986億円(同131億円増)となりました。【投資活動によるキャッシュ・フロー】当期の投資活動によるキャッシュ・フローは、△667億円(同227億円支出減)となりました。【財務活動によるキャッシュ・フロー】当期の財務活動によるキャッシュ・フローは、△4,048億円(同1,434億円支出増)となりました。・ 社債及び借入金によるキャッシュ・フローは、2,674億円の支出(同1,789億円増)となりました。・ 配当金の支払額は1,361億円(同71億円増)となりました。以上の結果、当期末における現金及び現金同等物の残高は、2,816億円(前期末比932億円増)となりました。

(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明当社は、次期の連結業績予想について、コアベース及びフルベースでの業績予想を開示しています。通期連結業績予想は以下のとおりです。

[通期連結業績予想(コアベース)] (単位:百万円)当期実績 次期予想 増減額(2026年3月期) (2027年3月期) (増減率)+80,755売 上 収 益 2,139,245 2,220,000(+3.8%)販 売 費 及 び △60,312860,312 800,000一 般 管 理 費 (△7.0%)+40,173研 究 開 発 費 314,827 355,000(+12.8%)+64,319コ ア 営 業 利 益 555,681 620,000(+11.6%)+35,587コ ア 当 期 利 益 424,413 460,000(+8.4%)基 本 的 1 株 当 た り +19.76

237.01 256.77コ ア 当 期 利 益 ( 円 ) (+8.3%)(注) 基本的1株当たりコア当期利益の予想は、2026年3月末発行済株式数(自己株式を除く)により算定しています。

[通期の想定為替レート]2027年3月期(想定):150円/米ドル、180円/ユーロ2026年3月期(実績):151円/米ドル、175円/ユーロ売上収益、コア営業利益及びコア当期利益はいずれも増加を予想しています。次期の為替レートは、当期実績に比べユーロは円安になることを想定していることから、当期の為替レートを適用した場合と比べ、売上収益においては144億円の増加、コア営業利益においては78億円の増加の影響を見込んでいます。【売上収益】*・ PADCEV、IZERVAY、VYLOYを中心に重点戦略製品 の売上が大きく拡大する見通しです。これらがXTANDIの売上減少を吸収し、売上収益は増加する見込みです。以上の結果、売上収益は2兆2,200億円(当期比3.8%増)を予想しています。* 重点戦略製品:PADCEV、IZERVAY、VYLOY、VEOZAH、XOSPATA【コア営業利益/コア当期利益】**・ 販売費及び一般管理費については、SMTを通じたコスト最適化の継続による費用削減効果により、8,000億円(同7.0%減)を予想しています。・ 研究開発費は、新規第Ⅲ相試験を含む臨床開発費用の拡大により、3,550億円(同12.8%増)を予想しています。以上の結果、コア営業利益は6,200億円(同11.6%増)を予想しています。また、コア当期利益は4,600億円(同8.4%増)、基本的1株当たりコア当期利益は256.77円(同8.3%増)を予想しています。** SMT:Sustainable Margin Transformation【主要製品の売上】 (単位:億円)当期実績 次期予想増減率(2026年3月期) (2027年3月期)重点戦略製品 4,803 6,100 +27.0%XTANDI 9,608 9,100 △5.3%通期連結業績予想(フルベース)は以下のとおりです。

[通期連結業績予想(フルベース)] (単位:百万円)当期実績 次期予想 増減額(2026年3月期) (2027年3月期) (増減率)+80,755売 上 収 益 2,139,245 2,220,000(+3.8%)+12,367営 業 利 益 382,633 395,000(+3.2%)+8,413税 引 前 利 益 376,587 385,000(+2.2%)+8,425当 期 利 益 291,575 300,000(+2.9%)基 本 的 1 株 当 た り +4.69

162.77 167.46当 期 利 益 ( 円 ) (+2.9%)(注)基本的1株当たり当期利益の予想は、2026年3月末発行済株式数(自己株式を除く)により算定しています。

[通期の想定為替レート]2027年3月期(想定):150円/米ドル、180円/ユーロ2026年3月期(実績):151円/米ドル、175円/ユーロ当期の営業利益3,826億円には、コア営業利益で除外された1,730億円の費用(純額)が含まれています。次期においては、営業利益、税引前利益及び当期利益はいずれも増加を予想しています。営業利益は3,950億円を予想しており、コア営業利益では除外される2,250億円の費用を見込んでいます。主な調整項目として、無形資産償却費約1,400億円に加え、減損損失リスクや組織改編に伴う費用などのその他の費用として約800億円を織り込んでいます。

(4)キャピタルアロケーションに関する基本方針及び当期・次期の配当当社は、企業価値の持続的向上に努めるとともに、株主還元にも積極的に取り組んでいます。成長を実現するための事業投資を優先しながら、配当については、連結ベースでの中長期的な利益成長に基づき、安定的かつ持続的な向上に努めます。また、自己株式の取得を必要に応じて機動的に実施し、資本効率の改善と1株当たり利益の向上を図ります。当期の年間配当金については、1株当たり78円(うち期末配当金として39円)としました。次期の年間配当金については、1株当たり80円(うち中間配当金として40円、期末配当金として40円)を予想しています。

四半期 2026年3月期 第1四半期

出典: アステラス製薬 2026年3月期 第1四半期 決算短信〔IFRS〕、開示日 2025年7月30日(https://www2.jpx.co.jp/disc/45030/140120250724519910.pdf)

1.経営成績等の概況(1)当四半期連結累計期間の経営成績の概況(注)<連結業績(コアベース )>当第1四半期(2025年4月1日から6月30日)の連結業績(コアベース)は下表のとおりです。売上収益、コア営業利益、コア四半期利益はいずれも増加しました。

[連結業績(コアベース)] (単位:百万円)前第1四半期 当第1四半期 増減額(2025年3月期) (2026年3月期) (増減率)+32,670売 上 収 益 473,124 505,794(+6.9%)+3,693売 上 原 価 91,136 94,829(+4.1%)販 売 費 及 び △9,880206,877 196,997一 般 管 理 費 (△4.8%)△15,122研 究 開 発 費 86,821 71,698(△17.4%)+53,979コ ア 営 業 利 益 88,290 142,269(+61.1%)+37,571コ ア 四 半 期 利 益 67,150 104,721(+56.0%)基 本 的 1 株 当 た り +20.99

37.50 58.49コア四半期利益(円) (+56.0%)(注)当社は、当社の収益力を示す指標としてコアベースの業績を開示しています。当該コアベースの業績は、フルベースの業績から当社が定めた特定の重要な調整項目を除外したものです。調整項目には、無形資産償却費、無形資産譲渡益、持分法による投資損益、減損損失、有形固定資産売却損益、リストラクチャリング費用、災害による損失、訴訟等による多額の賠償又は和解費用等のほか、当社が除外すべきと判断する項目が含まれます。なお、フルベースの実績からコアベースの実績への調整表は、決算補足資料に記載しています。2アステラス製薬株式会社(4503)2026年3月期 第1四半期決算短信【売上収益】・尿路上皮がん治療剤PADCEV、地図状萎縮を伴う加齢黄斑変性治療剤IZERVAY、閉経に伴う血管運動神経症状治療剤VEOZAH、前立腺がん治療剤XTANDIの売上が拡大しました。・また、前期に発売となった胃腺がん及び食道胃接合部腺がん治療剤VYLOYも売上収益の拡大に貢献しました。以上の結果、売上収益は5,058億円(前年同期比6.9%増)となりました。【コア営業利益/コア四半期利益】・売上総利益は、4,110億円(同7.6%増)となりました。*・販売費及び一般管理費は、1,970億円(同4.8%減)となりました。重点戦略製品の更なる成長投資**にリソースを創出する一方、SMTによるコスト最適化(約30億円減)や為替の影響(同124億円減)などの削減効果により、総額として減少しました。なお、XTANDIの米国での共同販促費用を除いた販売費及び一般管理費は、1,341億円(同7.7%減)となりました。・研究開発費は、717億円(同17.4%減)となりました。為替の影響(同36億円減)に加え、SMTによるコスト最適化(約30億円減)や重点戦略製品の臨床開発費の減少(同約30億円減)などにより、総額として減少しました。また、前第1四半期に発生した一過性の共同開発費用の支払いも減少要因となりました。以上の結果、コア営業利益は1,423億円(同61.1%増)、コア四半期利益は1,047億円(同56.0%増)となりました。* 重点戦略製品:PADCEV、IZERVAY、VEOZAH、VYLOY、XOSPATA** SMT:Sustainable Margin Transformation【為替の業績への影響】当第1四半期の為替レートは、下表のとおりです。これらの結果、前第1四半期の為替レートを適用した場合と比べ、売上収益においては261億円の減少、コア営業利益においては71億円の減少の影響がありました。期中平均レート 前第1四半期 当第1四半期 変動米ドル/円 156 145 11円高ユーロ/円 168 164 4円高3アステラス製薬株式会社(4503)2026年3月期 第1四半期決算短信<連結業績(フルベース)>当第1四半期の連結業績(フルベース)は下表のとおりです。営業利益、税引前四半期利益、四半期利益はいずれも増加しました。フルベースの業績は、コアベースの業績に「無形資産償却費」、「無形資産譲渡益」、「持分法による投資損益」、「その他の収益」、「その他の費用」を戻し入れたものです。当第1四半期における「無形資産償却費」は328億円(前年同期:350億円)、「その他の収益」は44億円(同:49億円)、「その他の費用」は213億円(同:104億円)となりました。「その他の費用」として、主にXyphos関連の一部プログラムに関する無形資産の減損損失(115億円)を計上しました。

[連結業績(フルベース)] (単位:百万円)前第1四半期 当第1四半期 増減額(2025年3月期) (2026年3月期) (増減率)+32,670売 上 収 益 473,124 505,794(+6.9%)+43,989営 業 利 益 50,657 94,647(+86.8%)+39,920税 引 前 四 半 期 利 益 50,495 90,416(+79.1%)+30,819四 半 期 利 益 37,603 68,422(+82.0%)基 本 的 1 株 当 た り+17.21

21.00 38.22(+82.0%)四 半 期 利 益 ( 円 )△114,563四 半 期 包 括 利 益 149,456 34,893(△76.7%)4アステラス製薬株式会社(4503)2026年3月期 第1四半期決算短信【主要製品の売上】(単位:億円)前第1四半期 当第1四半期増減率(2025年3月期) (2026年3月期)PADCEV 384 555 +44.6%IZERVAY 127 159 +25.2%*1VEOZAH 66 96 +45.6%VYLOY 3 140 -XOSPATA 173 170 △1.9%XTANDI 2,242 2,330 +3.9%<PADCEV>・全ての地域で1L mUC(転移性尿路上皮がん患者を対象とした一次治療)が着実に浸透し、売上伸長に貢献しました。<IZERVAY>・発売している米国において、為替の影響を含まない米ドルベースでは、過去最高の四半期売上を達成し、売上が着実に拡大しました。<VEOZAH>・グローバル売上は想定通り着実に拡大しました。<VYLOY>・想定を上回る好調な立ち上がりとなり、CLDN18検査率の向上と治療中止率の低さが、売上伸長に貢献しました。<XOSPATA>・グローバル全体としては売上が着実に推移しました。<XTANDI>・全ての地域で売上が堅調に推移しました。*1 VEOZAH:米国外ではVEOZAの製品名で承認取得5アステラス製薬株式会社(4503)2026年3月期 第1四半期決算短信【地域別売上収益の状況】地域別の売上収益は下表のとおりです。全ての地域において、売上が増加しました。(単位:億円)前第1四半期 当第1四半期増減率(2025年3月期) (2026年3月期)日本 667 689 +3.4%米国 2,121 2,247 +6.0%エスタブリッシュド1,210 1,288 +6.4%*1マーケット*2チャイナ 187 294 +57.8%インターナショナル520 532 +2.3%*3マーケット*1 エスタブリッシュドマーケット:欧州、カナダ 等*2 チャイナ:中国、香港*3 インターナショナルマーケット:中南米、中東、アフリカ、東南アジア、南アジア、ロシア、韓国、台湾、オーストラリア、輸出売上 等6アステラス製薬株式会社(4503)2026年3月期 第1四半期決算短信

(2)当四半期連結累計期間の財政状態の概況① 資産、資本及び負債の概況当第1四半期末(2025年6月30日時点)の連結財政状態計算書の概要及び前期末からの主な変動は以下のとおりです。【資産】総資産は3兆3,358億円(前期末比37億円減)となりました。<非流動資産>当第1四半期末:2兆425億円(同957億円減)・ 有形固定資産は3,234億円(同56億円減)となりました。・ のれんは4,025億円(同127億円減)、無形資産は1兆367億円(同870億円減)となりました。<流動資産>当第1四半期末:1兆2,933億円(同920億円増)・ 現金及び現金同等物は2,154億円(同270億円増)となりました。【資本】資本合計は、1兆4,818億円(同315億円減)となり、親会社所有者帰属持分比率は44.4%となりました。・ 四半期利益684億円を計上した一方で、剰余金の配当662億円を実施しました。【負債】負債合計は、1兆8,540億円(同278億円増)となりました。<非流動負債>当第1四半期末:7,461億円(同186億円減)・ 社債及び借入金は5,581億円(同68億円減)となりました。そのうち、社債は3,200億円(同増減なし)、長期借入金は2,381億円(同68億円減)となりました。<流動負債>当第1四半期末:1兆1,079億円(同463億円増)・ 社債及び借入金は3,314億円(同649億円増)となりました。そのうち、短期借入金は200億円(同増減なし)、コマーシャル・ペーパーは2,307億円(同659億円増)、1年以内償還予定の社債は300億円(同増減なし)、1年以内返済予定の長期借入金は507億円(同10億円減)となりました。7アステラス製薬株式会社(4503)2026年3月期 第1四半期決算短信

② キャッシュ・フローの概況【営業活動によるキャッシュ・フロー】当第1四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは、548億円(前年同期比422億円増)となりました。・ 法人所得税の支払額は334億円(同34億円減)となりました。【投資活動によるキャッシュ・フロー】当第1四半期の投資活動によるキャッシュ・フローは、△167億円(同226億円支出減)となりました。【財務活動によるキャッシュ・フロー】当第1四半期の財務活動によるキャッシュ・フローは、△110億円(同9億円支出減)となりました。・ 配当金の支払額は662億円(同35億円増)となりました。以上の結果、当第1四半期末における現金及び現金同等物の残高は、2,154億円(前期末比270億円増)となりました。8アステラス製薬株式会社(4503)2026年3月期 第1四半期決算短信

四半期 2027年3月期 第1四半期

出典: アステラス製薬 2027年3月期 第1四半期 決算短信〔IFRS〕、開示日 2026年8月5日(https://www2.jpx.co.jp/disc/45030/140120260804508584.pdf)

1.経営成績等の概況(1)当四半期連結累計期間の経営成績の概況(注)<連結業績(コアベース )>当第1四半期(2026年4月1日から6月30日)の連結業績(コアベース)は下表のとおりです。売上収益、コア営業利益、コア四半期利益はいずれも増加しました。

[連結業績(コアベース)] (単位:百万円)前第1四半期 当第1四半期 増減額(2026年3月期) (2027年3月期) (増減率)+135,120売上収益 505,794 640,914(+26.7%)+27,873売上原価 94,829 122,702(+29.4%)+18,069販売費及び一般管理費 196,997 215,067(+9.2%)+10,031研究開発費 71,698 81,729(+14.0%)+79,148コア営業利益 142,269 221,417(+55.6%)+65,750コア四半期利益 104,721 170,472(+62.8%)親会社の所有者に帰属する +65,827104,721 170,548コア四半期利益 (+62.9%)基本的1株当たり +36.69

58.49 95.18コア四半期利益(円) (+62.7%)(注)当社は、当社の収益力を示す指標としてコアベースの業績を開示しています。当該コアベースの業績は、フルベースの業績から当社が定めた特定の重要な調整項目を除外したものです。調整項目には、無形資産償却費、無形資産譲渡益、持分法による投資損益、減損損失、有形固定資産売却損益、リストラクチャリング費用、災害による損失、訴訟等による多額の賠償又は和解費用等のほか、当社が除外すべきと判断する項目が含まれます。なお、フルベースの実績からコアベースの実績への調整表は、決算補足資料に記載しています。【売上収益】*・重点戦略製品 の尿路上皮がん治療剤PADCEV、地図状萎縮を伴う加齢黄斑変性治療剤IZERVAY、胃腺がん及び食道胃接合部腺がん治療剤VYLOY、閉経に伴う血管運動神経症状治療剤VEOZAH及び急性骨髄性白血病治療剤XOSPATAの売上が伸長したことに加え、前立腺がん治療剤XTANDIの売上が拡大したことも、増収要因となりました。以上の結果、売上収益は6,409億円(前年同期比26.7%増)となりました。【コア営業利益/コア四半期利益】・売上総利益は、5,182億円(同26.1%増)となりました。**・販売費及び一般管理費は、2,151億円(同9.2%増)となりました。SMTによるコスト最適化(約30億円)を行った一方で、為替の影響(同196億円増)などにより、総額として増加しました。なお、XTANDIの米国での共同販促費用を除いた販売費及び一般管理費は、1,476億円(同10.1%増)となりました。・研究開発費は、817億円(同14.0%増)となりました。SMTによるコスト最適化(約30億円)があった一方で、為替の影響(同58億円増)をはじめ、重点戦略製品の臨床開発費の増加(同約20億円増)やパイプラインの進展に伴う臨床開発費の増加(同約40億円増)などにより、総額として増加しました。以上の結果、コア営業利益は2,214億円(同55.6%増)、コア四半期利益は1,705億円(同62.8%増)となりました。* 重点戦略製品:PADCEV、IZERVAY、VYLOY、VEOZAH、XOSPATA** SMT:Sustainable Margin Transformation【為替の業績への影響】当第1四半期の為替レートは、下表のとおりです。これらの結果、前第1四半期の為替レートを適用した場合と比べ、売上収益においては600億円の増加、コア営業利益においては255億円の増加の影響がありました。期中平均レート 前第1四半期 当第1四半期 変動米ドル/円 145 159 15円ユーロ/円 164 185 21円<連結業績(フルベース)>当第1四半期の連結業績(フルベース)は下表のとおりです。営業利益、税引前四半期利益、四半期利益はいずれも増加しました。フルベースの業績は、コアベースの業績に「無形資産償却費」、「無形資産譲渡益」、「持分法による投資損益」、「その他の収益」、「その他の費用」を戻し入れたものです。当第1四半期における「無形資産償却費」は357億円(前年同期:328億円)、「その他の収益」は39億円(同:44億円)、「その他の費用」は43億円(同:213億円)となりました。

[連結業績(フルベース)] (単位:百万円)前第1四半期 当第1四半期 増減額(2026年3月期) (2027年3月期) (増減率)+135,120売上収益 505,794 640,914(+26.7%)+89,859営業利益 94,647 184,506(+94.9%)+96,098税引前四半期利益 90,416 186,514(+106.3%)+73,330四半期利益 68,422 141,752(+107.2%)親会社の所有者に帰属する +73,40668,422 141,828四半期利益 (+107.3%)基本的1株当たり +40.93

38.22 79.15四半期利益(円) (+107.1%)+148,725四半期包括利益 34,893 183,619(+426.2%)【主要製品の売上】(単位:億円)前第1四半期 当第1四半期増減率(2026年3月期) (2027年3月期)重点戦略製品計 1,120 1,603 +43.2%PADCEV 555 755 +36.0%IZERVAY 159 272 +70.3%VYLOY 140 211 +50.7%*VEOZAH 96 149 +54.8%XOSPATA 170 216 +27.3%XTANDI 2,330 2,766 +18.7%<PADCEV>・1L mUC(転移性尿路上皮がん患者を対象とした一次治療)に加え、米国でのシスプラチン不適応のMIBC(筋層浸潤性膀胱がん)の浸透が進んだことから、グローバル売上は大きく増加しました。<IZERVAY>・新規患者数の増加と網膜専門医への着実な浸透を背景に、売上は大きく増加しました。<VYLOY>・Claudin 18検査のさらなる浸透により、グローバル売上は大きく増加しました。<VEOZAH>・米国を中心に、グローバル売上は着実に増加しました。<XOSPATA>・グローバル全体で売上は着実に増加しました。<XTANDI>・グローバル全体で売上は増加しました。* VEOZAH:米国外ではVEOZAの製品名で承認取得【地域別売上収益の状況】地域別の売上収益は下表のとおりです。全ての地域において、売上が増加しました。(単位:億円)前第1四半期 当第1四半期増減率(2026年3月期) (2027年3月期)米国 2,247 2,888 +28.5%日本 689 796 +15.5%エスタブリッシュド1,288 1,522 +18.2%*1マーケット*2チャイナ 294 321 +8.9%インターナショナル532 854 +60.5%*3マーケット*1 エスタブリッシュドマーケット:欧州、カナダ 等*2 チャイナ:中国、香港*3 インターナショナルマーケット:中南米、中東、アフリカ、東南アジア、南アジア、ロシア、韓国、台湾、オーストラリア、輸出売上 等

(2)当四半期連結累計期間の財政状態の概況① 資産、資本及び負債の概況当第1四半期末(2026年6月30日時点)の連結財政状態計算書の概要及び前期末からの主な変動は以下のとおりです。【資産】総資産は3兆6,925億円(前期末比1,255億円増)となりました。<非流動資産>当第1四半期末:2兆2,069億円(同618億円増)・ 有形固定資産は3,636億円(同52億円増)となりました。・ のれんは4,505億円(同93億円増)、無形資産は1兆227億円(同258億円増)となりました。<流動資産>当第1四半期末:1兆4,856億円(同637億円増)・ 現金及び現金同等物は2,447億円(同369億円減)となりました。【資本】資本合計は、1兆9,444億円(同1,136億円増)となり、親会社所有者帰属持分比率は52.6%となりました。・ 四半期利益1,418億円を計上した一方で、剰余金の配当699億円を実施しました。【負債】負債合計は、1兆7,481億円(同119億円増)となりました。<非流動負債>当第1四半期末:5,133億円(同44億円減)<流動負債>当第1四半期末:1兆2,348億円(同164億円増)社債及び借入金の増減は以下のとおりです。(単位:億円)前期末 当第1四半期末増減額(2026年3月31日) (2026年6月30日)社債 2,200 2,200 -1年以内償還予定の社債 1,000 1,000 -長期借入金 1,000 1,000 -1年以内返済予定の長期借入金 1,460 1,399 △61コマーシャル・ペーパー – 300 +300社債及び借入金合計 5,660 5,899 +239

② キャッシュ・フローの概況【営業活動によるキャッシュ・フロー】当第1四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは、865億円(前年同期比316億円増)となりました。・ 法人所得税の支払額は624億円(同290億円増)となりました。【投資活動によるキャッシュ・フロー】当第1四半期の投資活動によるキャッシュ・フローは、△692億円(同525億円支出増)となりました。【財務活動によるキャッシュ・フロー】当第1四半期の財務活動によるキャッシュ・フローは、△529億円(同419億円支出増)となりました。・ 配当金の支払額は699億円(同36億円増)となりました。以上の結果、当第1四半期末における現金及び現金同等物の残高は、2,447億円(前期末比369億円減)となりました。

本記事は各社が開示した決算短信の記載を機械的に抽出・比較し、AIが要約したものです。数値・表現は原資料をご確認ください。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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