※本記事はゼネテックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社ゼネテックは2026年5月15日、2026年3月期の決算説明資料を公表した。売上高は109.8億円(前期比+28.5億円、+35.2%)、営業利益は8.2億円(同+1.2億円、+18.3%)となり、売上・利益ともに過去最高を更新した。親会社株主に帰属する当期純利益は5.1億円(同+0.8億円、+21.2%)で、下期重点施策によりSS事業・ES事業の業績が伸長した。当期純利益が業績予想を上回ったことにより増配となった。
連結業績(当期 実績)
2026年3月期の連結業績(金額単位:百万円)は、売上高10,983(前期比+2,858、+35.2%)、売上総利益4,147(同+876、+26.8%)、営業利益820(同+126、+18.3%、営業利益率7.5%)、経常利益824(同+141、+20.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益510(同+89、+21.2%)となった。
| 項目 | 2025年3月期実績 | 2026年3月期実績 | 増減額 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 8,124 | 10,983 | +2,858 | +35.2% |
| 売上総利益 | 3,271 | 4,147 | +876 | +26.8% |
| 営業利益 | 693 | 820 | +126 | +18.3% |
| 経常利益 | 683 | 824 | +141 | +20.7% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 421 | 510 | +89 | +21.2% |

セグメント別の状況
SS事業の売上高は6,798百万円(前期比+42.8%)、セグメント利益は1,504百万円(同+19.5%)。モビリティ開発やデジタル家電などの組込系ソフトウェア開発が拡大し増収となった一方、ハードウェア部材の仕入価格上昇等でセグメント利益率は前期26.5%から22.1%に低下した。ES事業の売上高は3,821百万円(同+33.1%)、セグメント利益は462百万円(同+6.3%)で、Mastercam関連・PLMの下期重点施策により増収となった。GPS事業の売上高は399百万円(前期比△25.2%)、セグメント利益は24百万円(同△79.5%)で、NTTドコモ「dバリューパス(旧スゴ得コンテンツ)」向け売上のレベニューシェア低下により減収減益となった。
| セグメント | 指標 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|---|
| SS事業 | 売上高 | 6,798百万円 | 4,759百万円 |
| SS事業 | セグメント利益 | 1,504百万円 | 1,259百万円 |
| ES事業 | 売上高 | 3,821百万円 | 2,871百万円 |
| ES事業 | セグメント利益 | 462百万円 | 434百万円 |
| GPS事業 | 売上高 | 399百万円 | 534百万円 |
| GPS事業 | セグメント利益 | 24百万円 | 117百万円 |

通期業績予想
2027年3月期の業績予想(金額単位:百万円)は、売上高11,500(前期比+516、+4.7%)、営業利益700(同△120、△14.7%)、経常利益659(同△165、△20.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益365(同△145、△28.4%)。新中期経営計画「事業成長戦略」「経営基盤戦略」の各施策実施により増収を見込む一方、システム開発における主要顧客の一時的な生産調整や「FlexSim」のサブスクリプションライセンス一本化による減収、営業強化・人材投資等の経営基盤強化・研究開発等の先行投資により減益を見込む。
| 項目 | 2027年3月期予想 | 2026年3月期実績 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 11,500百万円 | 10,983百万円 | +516百万円(+4.7%) |
| 営業利益 | 700百万円 | 820百万円 | △120百万円(△14.7%) |
| 経常利益 | 659百万円 | 824百万円 | △165百万円(△20.0%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 365百万円 | 510百万円 | △145百万円(△28.4%) |

株主還元
2026年3月期の配当は、業績予想を上回ったことに伴い期末配当を1株当たり2.50円増額し14.00円とし、中間配当8.00円と合わせて年間配当22.00円(前期比+4.00円)となった。2027年3月期は中間配当5.00円、期末配当7.50円、年間配当12.50円を予想している。配当方針は、2024年3月期~2026年3月期は連結配当性向50%程度を目途としていたが、2027年3月期~2029年3月期の中期経営計画期間においては財務の安定性と資本効率のバランスを重視し、連結配当性向40%を目安とする方針に変更した。
| 区分 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) |
|---|---|---|
| 中間配当 | 8.00円 | 5.00円 |
| 期末配当 | 14.00円 | 7.50円 |
| 合計 | 22.00円 | 12.50円 |

トピックス
2026年3月2日にPLM導入の業務診断サービス「AssessA SCAN」の提供を開始したほか、2026年3月23日に防災・防犯・見守り機能や多言語対応を備えたスマートフォン新アプリ『ココダヨ Life』の提供を開始した。また、女性活躍推進法に基づく「えるぼし認定」の最高位(3つ星)を取得した。
※本記事はゼネテックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。