※本記事はSIGグループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社SIGグループ(東証スタンダード、証券コード4386)は2026年5月14日、2026年3月期(通期)の決算説明資料を公表しました。売上高10,877百万円(前期比24.0%増、通期計画比103.6%)、営業利益751百万円(前期比28.7%増、通期計画比115.6%)、経常利益777百万円(前期比18.9%増)、当期純利益482百万円(前期比0.4%増)となりました。M&A効果とインフラ・セキュリティ領域の堅調な拡大により、売上高・営業利益・当期純利益は過去最高を更新しました。
連結業績(2026年3月期 実績)
2026年3月期の連結業績は、エイ・クリエイション(ACR)の通期業績取り込みによる売上高の大幅増加、インフラ・セキュリティ領域における一次請け案件の拡大および単価改善、電力・金融・公共分野を中心とした既存顧客案件の堅調な推移、AI・クラウド・セキュリティなど成長領域へのリソースシフトによる収益性向上により、増収増益となりました。
| 項目 | 2025年3月期(実績) | 2026年3月期(実績) | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 8,769 | 10,877 | 24.0% |
| 営業利益 | 583 | 751 | 28.7% |
| 営業利益率 | 6.7% | 6.9% | – |
| 経常利益 | 653 | 777 | 18.9% |
| 当期純利益 | 480 | 482 | 0.4% |
(単位:百万円)
セグメント別(事業別)の状況
事業別では、システム開発事業の累計売上高が7,796百万円(前年同期比30.9%増)となり、ACRの業績取り込みと既存顧客案件の拡大によりグループ全体で着実な成長を遂げました。インフラ・セキュリティサービス事業の累計売上高は3,081百万円(前年同期比9.6%増)となり、一次請け案件の拡大と単価改善により既存顧客を中心とした案件が安定的に推移しました。
| 事業 | 2025年3月期(累計売上高) | 2026年3月期(累計売上高) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| システム開発事業 | 5,957 | 7,796 | 30.9% |
| インフラ・セキュリティサービス事業 | 2,812 | 3,081 | 9.6% |
(単位:百万円)


通期業績予想(2027年3月期計画)
2027年3月期(連結)の計画は、売上高12,000百万円、営業利益800百万円(営業利益率6.7%)、経常利益804百万円、当期純利益505百万円としています。KPIを売上高から営業利益へと転換した方針のもと、高付加価値案件の選別、単価改善、体制最適化を進め、収益性を重視した経営を徹底するとしています。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(計画) |
|---|---|---|
| 売上高 | 10,877 | 12,000 |
| 営業利益 | 751 | 800 |
| 営業利益率 | 6.9% | 6.7% |
| 経常利益 | 777 | 804 |
| 当期純利益 | 482 | 505 |
(単位:百万円)

株主還元
2025年3月期より配当方針を変更し、内部留保資金を確保したうえで株主資本配当率(DOE)6%を目安とした安定配当を実施する方針です。2026年3月期の期末配当金は1株あたり15円を予定しており、年間配当金は1株につき29円となる見込みです(前期は25円)。あわせて、300株(3単元)以上を保有する株主を対象にQUOカードを贈呈する株主優待制度を新設しました(3単元以上5単元未満3,000円分、5単元以上10単元未満5,000円分、10単元以上10,000円分)。
| 項目 | 2025年3月期(実績) | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(目標) |
|---|---|---|---|
| 配当金(1株当たり) | 25円 | 29円 | – |
| DOE(株主資本配当率) | 6.3% | 6.3% | 6.0%目安 |

中期経営計画/トピック
2030年をゴールとした長期ビジョンの「第2フェーズ(〜2027年)」の最終年として、既存事業の拡大と成長領域への投資を両立し、売上成長と収益性向上を目指すとしています。2027年3月期の数値目標は売上高200億円(うち80億円はM&Aにより獲得)、営業利益14億円です。また、社内専用生成AI「SIGPT」の開発・活用や、クラウド・セキュリティ領域の案件創出・収益化を担う組織「CAIC(Cloud AI Innovation Center)」を新設するなど、AI活用や成長領域への取り組みを進めています。
※本記事はSIGグループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。