シンプレクス・ホールディングス

シンプレクス・ホールディングス、2026年3月期は売上収益586億円・営業利益144億円で過去最高 ROEは21.0%に上昇

決算サマリー 2026.08.26
シンプレクス・ホールディングス、2026年3月期は売上収益586億円・営業利益144億円で過去最高 ROEは21.0%に上昇

※本記事はシンプレクス・ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

シンプレクス・ホールディングスは2026年4月30日、2026年3月期(通期)の決算を発表した。売上収益・売上総利益・営業利益に加え、売上総利益率・営業利益率もいずれも過去最高を更新した。期中3度の上方修正の原動力となった役員・社員全体への総額10億円の特別賞与(原価部門7.5億円/販管部門2.5億円)を支給した後の営業利益は144億円となったが、支給前ベースでは154億円となり、中期経営計画「中計2027」の目標値150億円を上回る水準に到達した。

2026年1月から2月にかけて約50億円の自己株式を取得した結果、ROEは21.0%(前期比+4.8P)となり、「中計2027」の目標値17%を大きく上回る水準で着地した。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上収益は58,682百万円(前期比+23.8%)、売上総利益は25,623百万円(同+30.5%、売上総利益率43.7%)、営業利益は14,420百万円(同+33.5%、営業利益率24.6%)、親会社の所有者に帰属する当期利益は10,538百万円(同+35.4%)といずれも増収増益となった。

項目2026年3月期実績2025年3月期実績増減率
売上収益58,682百万円47,394百万円+23.8%
売上総利益25,623百万円19,638百万円+30.5%
売上総利益率43.7%41.4%+2.3P
営業利益14,420百万円10,804百万円+33.5%
営業利益率24.6%22.8%+1.8P
親会社の所有者に帰属する当期利益10,538百万円7,781百万円+35.4%
ROE21.0%16.2%+4.8P
2026年3月期 業績ハイライト
出典:シンプレクス・ホールディングス 2026年3月期 決算説明会資料 P.5

ビジネス領域別の状況

金融ソリューション(キャピタルマーケットと金融リテール)が安定的に成長したほか、グループシナジーの一層の高まりにより戦略/DXコンサルティングとエンタープライズDXが急成長の牽引役となった。戦略/DXコンサルティングは人員拡充が奏功し前期比+44.0%、エンタープライズDXは官公庁案件や大型基幹システム構築案件の寄与により同+51.5%と伸長した。

ビジネス領域2026年3月期実績2025年3月期実績増減率
戦略/DXコンサルティング10,816百万円7,510百万円+44.0%
キャピタルマーケット18,074百万円15,875百万円+13.9%
金融リテール21,092百万円18,267百万円+15.5%
エンタープライズDX8,696百万円5,738百万円+51.5%
合計58,682百万円47,394百万円+23.8%
ビジネス領域別業績
出典:シンプレクス・ホールディングス 2026年3月期 決算説明会資料 P.7

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期は売上収益70,000百万円(前期比+19.3%)、営業利益17,200百万円(同+19.3%)、親会社の所有者に帰属する当期利益12,420百万円(同+17.9%)、ROE22.3%を見込む。「中計2030 -Vision1000-」の初年度として、研究開発費等に35億円(売上に占める割合:5%程度)を投資する計画。

項目2027年3月期予想2026年3月期実績増減率
売上収益70,000百万円58,682百万円+19.3%
売上総利益31,500百万円25,623百万円+22.9%
売上総利益率45.0%43.7%+1.3P
営業利益17,200百万円14,420百万円+19.3%
営業利益率24.6%24.6%±0.0P
親会社の所有者に帰属する当期利益12,420百万円10,538百万円+17.9%
ROE22.3%21.0%+1.3P
2027年3月期 通期業績見通し
出典:シンプレクス・ホールディングス 2026年3月期 決算説明会資料 P.20

株主還元

利益成長を通じた安定的かつ持続的な株主還元を基本方針とし、連結配当性向40%を目安に配当を実施する。2026年3月期の1株当たり配当金は18円(配当性向38.8%)、2027年3月期は24円(配当性向43.6%)を予想する。2026年3月期は配当総額4,026百万円に加え、自己株式取得額5,614百万円(2025年4月取得分及び2026年1月・2月取得分の約定ベース合計)を合わせた総還元額は9,640百万円となった。

項目2026年3月期実績2027年3月期予想
1株当たり配当金18円24円
配当性向38.8%43.6%
配当総額4,026百万円
自己株式取得額5,614百万円
総還元額9,640百万円
配当金とROEの推移
出典:シンプレクス・ホールディングス 2026年3月期 決算説明会資料 P.25

中期経営計画「中計2030 -Vision1000-」

2026年3月期に実質的な営業利益(特別賞与支給前154億円)およびROEが目標値を上回り、グループシナジーも想定以上に進展したことを受け、2023年10月策定の中期経営計画「中計2027」を1年前倒しで達成したと認識している。2027年3月期から2030年3月期までの4カ年の新中期経営計画「中計2030 -Vision1000-」を始動し、前半2年を生成AI/web3への投資フェーズ、後半2年を収穫フェーズと位置づける。2030年3月期の目標として、売上収益1,000億円、営業利益250~300億円(M&A含まず)、売上総利益率45~50%、営業利益率25~30%、ROE25~30%を掲げる。

※本記事はシンプレクス・ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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