※本記事はプレステージ・インターナショナルが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
プレステージ・インターナショナルの2026年3月期は、主要セグメントでの既存事業拡大や新規クライアント企業の獲得が進み、売上高は5期連続の増収となる70,911百万円(前期比11.3%増)で過去最高を更新した。営業利益は13期連続の増益となる8,869百万円(同11.4%増)で過去最高益を達成し、経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益もそれぞれ増加した。いずれも通期予想を上回って着地した。
連結業績(2026年3月期 実績)
売上高は主要な事業セグメントにおける既存業務の拡大や新規クライアント企業の獲得に加え、委託料改定なども寄与し前期比11.3%増の70,911百万円となった。営業利益は従業員の処遇改善による賃金上昇やオートモーティブ事業における協力会社への支払単価上昇などのコスト増加を売上の増加で吸収し、前期比11.4%増の8,869百万円。経常利益は為替差益353百万円の発生や持分法による投資利益194百万円などにより同16.1%増の9,772百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は賃上げ促進税制の適用を受けたことにより同21.6%増の5,920百万円となった。
| 項目 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 増減(YoY) | 期初計画比(達成率) |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 63,719百万円 | 70,911百万円 | +7,191百万円(11.3%) | 101.3% |
| 営業利益 | 7,961百万円 | 8,869百万円 | +908百万円(11.4%) | 104.4% |
| 経常利益 | 8,416百万円 | 9,772百万円 | +1,355百万円(16.1%) | 109.8% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 4,870百万円 | 5,920百万円 | +1,050百万円(21.6%) | 111.7% |
事業別業績(2026年3月期 実績)
7つの事業セグメントのうち、オートモーティブ・プロパティ・グローバル・金融保証・ソーシャルの5事業が増収となった。カスタマー事業はクライアント企業の取捨選択により減収となったものの、委託料改定や既存業務の見直しにより営業利益は30.1%増と大きく伸びた。IT事業はサプライチェーンマネジメントシステム提供における先行売上の収れんやプログラム開発者への先行投資により減収減益。ソーシャル事業は女子スポーツチーム「アランマーレ」の認知度向上によるスポンサー収入増加や保育事業の回復により増収となり、営業損失幅も縮小した。
| セグメント | 売上高(2026年3月期) | 売上高YoY | 営業利益(2026年3月期) | 営業利益YoY |
|---|---|---|---|---|
| オートモーティブ | 29,930百万円 | +2,675百万円(9.8%) | 3,449百万円 | ±0百万円(0.0%) |
| プロパティ | 9,860百万円 | +1,208百万円(14.0%) | 806百万円 | +75百万円(10.4%) |
| グローバル | 10,484百万円 | +1,550百万円(17.3%) | 1,263百万円 | +124百万円(10.9%) |
| カスタマー | 6,655百万円 | △88百万円(△1.3%) | 1,037百万円 | +240百万円(30.1%) |
| 金融保証 | 12,282百万円 | +1,709百万円(16.2%) | 2,766百万円 | +430百万円(18.4%) |
| IT | 800百万円 | △65百万円(△7.5%) | 103百万円 | △11百万円(△9.7%) |
| ソーシャル | 897百万円 | +200百万円(28.7%) | △540百万円 | +37百万円(-) |
| 合計 | 70,911百万円 | +7,191百万円(11.3%) | 8,869百万円 | +908百万円(11.4%) |

2027年3月期 業績予想
2027年3月期は、主力のアシスタンスサービス業務の成長と総合保証ビジネスの拡大により6期連続の増収を見込み、売上高は前期比7.2%増の76,000百万円を予想する。営業利益はAIを含めたDX化による業務改善やクライアント企業との価格転嫁を推し進め、14期連続の増益となる9,600百万円(同8.2%増)を見込む。親会社株主に帰属する当期純利益は、営業利益・経常利益の増加を見込む一方、前期に発生した為替差益の剥落や賃上げ促進税制の終了を受けて2026年3月期と同水準の5,920百万円を見込む。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) | 増減 | YoY(%) |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 70,911百万円 | 76,000百万円 | +5,088百万円 | 7.2% |
| 営業利益 | 8,869百万円 | 9,600百万円 | +730百万円 | 8.2% |
| 経常利益 | 9,772百万円 | 9,930百万円 | +157百万円 | 1.6% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 5,920百万円 | 5,920百万円 | ±0百万円 | 0.0% |

株主還元
第8次中期経営計画に基づき、2026年3月期の年間配当金は前期の24.00円から26.00円へ増配(中間13.00円、期末13.00円)とした。配当性向は55.4%、総還元性向は80.0%となった。2027年3月期は年間28.00円(中間14.00円、期末14.00円)を予想し、配当性向59.2%を見込む。中期経営計画では配当性向を2年度目までに60%程度に引き上げ、最終年度までに総還元性向70%以上とし、自己株買い(上限30億円)とのミックスで総額130億円の株主還元を実施する方針。あわせて、2020年に廃止した株主優待制度(QUOカード、保有株式数に応じて年500円〜2,000円分)を2027年3月期に再導入することを決定した。
| 年度 | 中間 | 期末 | 合計 | 配当性向 | 総還元性向 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年3月期 | 12.00円 | 12.00円 | 24.00円 | 62.7% | 72.9% |
| 2026年3月期 | 13.00円 | 13.00円 | 26.00円 | 55.4% | 80.0% |
| 2027年3月期(予想) | 14.00円 | 14.00円 | 28.00円 | 59.2% | ― |


※本記事はプレステージ・インターナショナルが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。