クラスターテクノロジー

クラスターテクノロジー、2026年3月期は営業利益51.0%増で過去最高益 2027年3月期は先行投資で減益予想

決算サマリー 2026.08.14
クラスターテクノロジー、2026年3月期は営業利益51.0%増で過去最高益 2027年3月期は先行投資で減益予想

※本記事はクラスターテクノロジーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

クラスターテクノロジーの2026年3月期(第35期)は、売上高1,299,249千円(前期比+27.0%)、営業利益164,141千円(同+51.0%)、当期純利益125,470千円(同+24.7%)となり、2期連続で売上・利益ともに過去最高を更新した。ナノ/マイクロ・テクノロジー関連事業が産業機器分野を中心に大きく伸長したほか、マクロ・テクノロジー関連事業も前期からの回復基調が継続した。一方、2027年3月期(第36期)は、成長投資の先行実施により大幅な減益を予想している。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

2026年3月期の連結業績は、売上高1,299,249千円(前期比+27.0%)、営業利益164,141千円(同+51.0%、営業利益率12.6%)、経常利益165,954千円(同+49.7%)、当期純利益125,470千円(同+24.7%)。売上高が予想を上回って推移したことに加え、工場の高稼働率の継続や利益率の高い製品の寄与により、利益も大幅に増加した。

項目2026年3月期(実績)2025年3月期(実績)増減
売上高1,299,249千円1,022,740千円+27.0%
売上原価率57.9%57.6%+0.3pt
販売費及び一般管理費383,397千円324,427千円+18.2%
営業利益164,141千円108,729千円+51.0%
営業利益率12.6%10.6%+2.0pt
経常利益165,954千円110,879千円+49.7%
当期純利益125,470千円100,655千円+24.7%
自己資本当期純利益率(ROE)7.4%6.3%+1.1pt
1株当たり当期純利益22.04円17.68円+4.36円
配当金6.00円4.00円+2.00円
2026年3月期実績 決算概況
出典:クラスターテクノロジー 2026年3月期 決算説明資料 P.29

セグメント別の状況

セグメント別では、ナノ/マイクロ・テクノロジー関連事業の売上高が1,063,324千円(前期比+29.5%)、セグメント利益485,110千円(同+27.5%)となり、産業用インクジェットプリンター向けを中心とする産業機器分野が予想以上に伸長した。マクロ・テクノロジー関連事業は売上高225,226千円(同+21.9%)、セグメント利益59,249千円(同+17.4%)と、前期からの回復基調が継続した。その他事業は売上高10,698千円(同△35.5%)、セグメント利益3,178千円(同+51.8%)だった。

セグメント指標2026年3月期(実績)2025年3月期(実績)
ナノ/マイクロ・テクノロジー関連事業売上高1,063,324千円821,407千円
ナノ/マイクロ・テクノロジー関連事業セグメント利益485,110千円380,595千円
ナノ/マイクロ・テクノロジー関連事業利益率45.6%46.3%
マクロ・テクノロジー関連事業売上高225,226千円184,760千円
マクロ・テクノロジー関連事業セグメント利益59,249千円50,468千円
マクロ・テクノロジー関連事業利益率26.3%27.3%
その他事業売上高10,698千円16,573千円
その他事業セグメント利益3,178千円2,093千円
その他事業利益率29.7%12.6%
セグメント別実績
出典:クラスターテクノロジー 2026年3月期 決算説明資料 P.30

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期(第36期)の業績予想は、売上高1,292,000千円、営業利益70,000千円、経常利益76,000千円、当期純利益46,000千円と、大幅な減益を見込む。要因は、①ナノ/マイクロ・テクノロジー関連事業の産業機器分野の減少とマクロ・テクノロジー関連事業の増加によるセールスミックス変動、②関西工場・関東工場への新規設備投資の大幅な増額(投資額は前回想定の3倍超となる3億円超を予定)、③関東工場の増員をはじめとする人的資本投資の積極化、である。なお、中期経営計画(2025年3月期〜2027年3月期)の最終定量目標であった売上高1,260,000千円・営業利益120,000千円は、2026年3月期に前倒しで達成済みである。

項目2027年3月期(予想)2026年3月期(実績)
ナノ/マイクロ・テクノロジー関連事業 売上高1,026,000千円1,063,324千円
マクロ・テクノロジー関連事業 売上高260,000千円225,226千円
その他事業 売上高6,000千円10,698千円
売上高1,292,000千円1,299,249千円
売上総利益510,000千円547,538千円
販売管理費440,000千円383,397千円
営業利益70,000千円164,141千円
経常利益76,000千円165,954千円
当期純利益46,000千円125,470千円
2027年3月期業績見通し
出典:クラスターテクノロジー 2026年3月期 決算説明資料 P.36

株主還元

2026年3月31日を基準日として、普通配当5円と記念配当1円を合わせた1株当たり6円の配当を実施した(記念配当は名証メイン市場への重複上場及び東証スタンダード市場への上場市場区分変更に対する感謝の意によるもの)。今後は配当性向30%を目安に株主還元を実施していく方針。

株主還元方針
出典:クラスターテクノロジー 2026年3月期 決算説明資料 P.41

中期経営計画の進捗

中期経営計画(2025年3月期〜2027年3月期)の最終定量目標である売上高12.6億円・営業利益1.2億円を、2年目の2026年3月期に前倒しで達成した。また、2025年10月に名古屋証券取引所メイン市場へ株式上場(重複上場)、2026年2月に東京証券取引所スタンダード市場へ上場市場区分を変更し、東証グロース市場の上場廃止懸念を払拭した。次期中期経営計画(2028年3月期〜2030年3月期)は2027年5月に開示予定。

※本記事はクラスターテクノロジーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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