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ニチバン、2026年3月期は増収も営業利益12.2%減 2027年3月期は増益予想

決算サマリー 2026.08.26
ニチバン、2026年3月期は増収も営業利益12.2%減 2027年3月期は増益予想

※本記事はニチバンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ニチバンの2026年3月期の連結業績は、売上高50,470百万円(前年同期比+2.0%)、営業利益2,270百万円(同△12.2%)、経常利益2,442百万円(同△8.9%)、当期純利益1,652百万円(同△15.7%)となった。工業品フィールドの価格改定や韓国での新製品上市により売上高は増加した一方、ヘルスケアフィールドにおける高粗利製品の売上減少や原材料高騰、労務費・販管費の増加が響き営業利益は減少した。なお、実績はいずれも修正後業績予想(売上高50,000百万円、営業利益2,200百万円、経常利益2,300百万円、当期純利益1,400百万円)を上回って着地した。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高増加の要因は、工業品フィールドにおける「たばねらTMテープ」を中心とした価格改定と、グローバルフィールドにおける「ロイヒつぼ膏TMコインプラスター」の韓国での上市。一方、営業利益減少の要因は、ヘルスケアフィールドにおける高粗利製品の売上高減少に加え、原材料高騰等に伴う売上原価の増加、労務費・販管費の増加。

項目2026年3月期実績2025年3月期実績対前年同期増減率
売上高50,470百万円49,457百万円+2.0%
売上総利益15,025百万円14,902百万円+0.8%
販管費12,754百万円12,315百万円+3.6%
営業利益2,270百万円2,586百万円△12.2%
売上高営業利益率4.5%5.2%△0.7pt
経常利益2,442百万円2,681百万円△8.9%
当期純利益1,652百万円1,959百万円△15.7%
ニチバン2026年3月期連結業績の概況
出典:ニチバン2026年3月期決算説明資料 P.2

セグメント別(メディカル事業・テープ事業)の状況

事業はメディカル事業とテープ事業の2区分。メディカル事業の売上高は24,936百万円(対前年同期+1.4%)で、工業品・EC・グローバルフィールドが拡大した一方、ヘルスケアフィールドの高粗利製品の売上高減少が響いた。テープ事業の売上高は25,534百万円(同+2.7%)で、生産再編や価格改定効果により収益性が改善した。セグメント利益(セグメントに帰属しない一般管理費の調整前)はメディカル事業6,325百万円(同△4.4%)、テープ事業828百万円(同+17.2%)で、この調整後の連結営業利益は2,270百万円(同△12.2%)となる。

セグメント指標2026年3月期対前年同期増減率
メディカル事業売上高24,936百万円+1.4%
テープ事業売上高25,534百万円+2.7%
合計売上高50,470百万円+2.0%
メディカル事業セグメント利益(一般管理費調整前)6,325百万円△4.4%
テープ事業セグメント利益(一般管理費調整前)828百万円+17.2%
連結合計営業利益2,270百万円△12.2%
ニチバン2026年3月期セグメント別の状況
出典:ニチバン2026年3月期決算説明資料 P.4

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期は、原材料高騰の影響や見込んでいたM&Aの未実現、工場再編に伴う特別損失(5.1億円)を織り込みつつ、グローバルフィールドを含むヘルスケア製品の拡大やテープ事業セグメントの価格改定効果により増益を見込む。売上高520億円(対前期+3.0%)、営業利益36億円(同+58.5%)、経常利益37億円(同+51.5%)、当期純利益23億円(同+39.2%)を予想する。なお、この予想には中東情勢による影響は反映していない。

項目2027年3月期予想2026年3月期実績対前期増減率
売上高520億円504億円+3.0%
営業利益36億円22億円+58.5%
経常利益37億円24億円+51.5%
当期純利益23億円16億円+39.2%
ニチバン2027年3月期連結業績予想
出典:ニチバン2026年3月期決算説明資料 P.13

株主還元

連結ベースの配当性向30〜40%を目処に、業績に連動した配当を取り入れる方針。2027年3月期の1株当たり配当予想は40円とした。また、2026年3月には自己株式取得を実施した。

ニチバン株主還元の状況
出典:ニチバン2026年3月期決算説明資料 P.19

中期経営計画「CREATION 2026」

事業ポートフォリオの再構築(テープ事業セグメントの抜本的収益改善、成長事業・新領域への経営資源の重点配分)、グローバル企業化(販売3拠点の成長追求、2030年グローバル比率30%実現)、人的資本経営(ダイバーシティ推進、自律的人財育成、従業員エンゲージメント向上)を重点テーマに掲げる。2027年3月期はROE8%以上、グローバル比率15%、新製品比率15%を当初計画の目標とする。

※本記事はニチバンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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