旭有機材

旭有機材、2026年3月期は減収減益 純利益33億円に

決算サマリー 2026.08.14
旭有機材、2026年3月期は減収減益 純利益33億円に

※本記事は旭有機材が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

旭有機材は2026年3月期(2025年度)の連結決算を発表した。売上高は801億円(前期比△6.0%)、営業利益は76億円(同△31.8%)、経常利益は80億円(同△29.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益は33億円(同△56.4%)といずれも前期を下回った。ROEは4%(前期10%)、ROICは4%(前期10%)、EBITDAは110億円(前期140億円)となった。次期2027年3月期(2026年度)は売上高900億円、営業利益85億円、親会社株主に帰属する当期純利益61億円を見込んでいる。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高・営業利益・経常利益・当期純利益はいずれも前期を下回る減収減益となった。1株当たり当期純利益は177円(前期401円)。

項目2024年度2025年度増減額増減率
売上高852億円801億円△51億円△6.0%
営業利益111億円76億円△35億円△31.8%
経常利益113億円80億円△33億円△29.3%
親会社株主に帰属する当期純利益76億円33億円△43億円△56.4%
1株当たり当期純利益401円177円△224円開示なし
旭有機材 2025年度 全社業績
出典:2026年3月期 通期 決算補足資料 P.3

セグメント別の状況

管材システム事業は売上高481億円(前期比△42億円)、営業利益63億円(同△28億円)。半導体向け製品は中国での需要拡大の取り込みに加え、国内・韓国において需要回復の兆候があり増収となったが、エンジニアリング事業は前年受注した半導体大型案件の反動により減収、バルブ・パイプ・継手等は国内で米国関税の影響を見極める動きから設備投資や工場建設需要が落ち着いたことにより減収した。関係会社は主として米国・中国の電子産業関連投資の延期等の影響により減収となった。

樹脂事業は売上高230億円(前期比△1億円)、営業利益9億円(同△2億円)。素形材製品は高付加価値品の販売促進および中国・インドにおいて自動車生産が堅調に推移したことにより増収となったが、発泡材料等はランドウィック社は堅調も土木工事の遅延や計画変更による出荷減により減収、電子材料は半導体向けフォトレジスト材料および中国でのFPD分野の需要を取り込むも顧客での在庫調整があり減収した。

水処理・資源開発事業は売上高90億円(前期比△8億円)、営業利益6億円(同△2億円)。水処理事業は官庁工事が順調に進捗したことにより増収増益となったが、資源開発事業は前年受注した地熱掘削での大型工事案件の反動により減収減益となった。

セグメント項目2024年度2025年度増減額
管材システム事業売上高523億円481億円△42億円
管材システム事業営業利益91億円63億円△28億円
管材システム事業営業利益率17.3%13.1%△4.2%
樹脂事業売上高230億円230億円△1億円
樹脂事業営業利益11億円9億円△2億円
樹脂事業営業利益率4.9%4.0%△0.9%
水処理・資源開発事業売上高98億円90億円△8億円
水処理・資源開発事業営業利益8億円6億円△2億円
水処理・資源開発事業営業利益率7.8%6.4%△1.4%
旭有機材 2025年度 セグメント別業績
出典:2026年3月期 通期 決算補足資料 P.4

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期(2026年度)は、売上高900億円(前期比+99億円)、営業利益85億円(同+9億円)、経常利益87億円(同+7億円)、親会社株主に帰属する当期純利益61億円(同+28億円)を見込む。1株当たり当期純利益は325円(前期177円)を予想。ROICは7%(前期4%)、EBITDAは125億円(前期110億円)を予想。なお前提為替レートはドル/円=155円としている。管材システム事業は売上高557億円(+76億円)、営業利益71億円(+8億円)、樹脂事業は売上高250億円(+20億円)、営業利益9億円(△0億円)、水処理・資源開発事業は売上高93億円(+3億円)、営業利益5億円(△1億円)を計画している。

項目2025年度(実績)2026年度(予想)増減額
売上高801億円900億円+99億円
営業利益76億円85億円+9億円
経常利益80億円87億円+7億円
親会社株主に帰属する当期純利益33億円61億円+28億円
1株当たり当期純利益177円325円+148円
1株当たり配当120円130円+10円
旭有機材 2026年度 全社業績予想
出典:2026年3月期 通期 決算補足資料 P.9

株主還元

2025年度の1株当たり配当は年間120円(中間60円、期末60円)で、配当性向は67.8%、総還元性向は68.4%となった。2026年度は中間期配当65円、期末配当65円(予想)の年間130円を予想しており、配当性向は40.0%を見込む。

年度中間配当期末配当年間配当配当性向総還元性向
2024年度55円55円110円27.4%40.2%
2025年度60円60円120円67.8%68.4%
2026年度(予想)65円65円130円40.0%
旭有機材 配当の推移
出典:2026年3月期 通期 決算補足資料 P.12

※本記事は旭有機材が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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