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テンダ、2026年5月期は大幅減益 利益率3.2%に低下

決算サマリー 2026.08.26
テンダ、2026年5月期は大幅減益 利益率3.2%に低下

※本記事はテンダが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社テンダ(証券コード4198)は2026年5月期(第31期)の通期決算を発表した。連結売上高は5,131百万円(前期比▲8.0%)、営業利益は165百万円(前期比▲61.3%、営業利益率3.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益は19百万円(前期比▲92.6%)と大幅な減益となった。前期の大型案件終了の反動に加え、特定顧客・特定案件への依存や採算管理の甘さといった収益構造上の課題が顕在化した。同社はこれを踏まえ、第32期以降を収益構造改革の期間と位置付けている。

目次

連結業績(2026年5月期=第31期 実績)

売上高は5,131百万円(前期比▲8.0%)で、売上総利益は1,876百万円(前期比▲11.7%、売上総利益率36.6%、前期38.1%)。販管費は1,711百万円(前期比+0.9%)とほぼ横ばいだったが、営業利益は165百万円(前期比▲61.3%、営業利益率3.2%、前期7.7%)、経常利益は184百万円(前期比▲58.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益は19百万円(前期比▲92.6%)といずれも大幅な減益となった。EBITDA(営業利益+のれん償却+減価償却費)は445百万円(前期比▲33.2%)。減益要因として、前期の大型案件終了の反動に加え、特定顧客・特定案件への依存、価格競争による採算性低下、単発案件・期末偏重の収益構造という構造課題を挙げている。

項目2025年5月期(第30期実績)2026年5月期(第31期実績)増減率
売上高5,5745,131△8.0%
売上総利益2,1251,876△11.7%
売上総利益率38.1%36.6%△1.5pt
販管費1,6971,711+0.9%
営業利益428165△61.3%
営業利益率7.7%3.2%△4.5pt
経常利益441184△58.2%
親会社株主に帰属する当期純利益25719△92.6%
EBITDA667445△33.2%
第31期損益計算書詳細
出典:第31期通期決算説明資料 P.7

セグメント別の状況

事業セグメント別では、DXソリューション事業が売上高3,056百万円(構成比59.5%)・営業利益572百万円(営業利益率18.7%)と収益の中核を担った。Techwiseコンサルティング事業は売上高1,024百万円(同20.0%)・営業利益248百万円(同24.3%)で、うちAI実装サービス「Almondo」が売上高256百万円(同5.0%)・営業利益100百万円(利益率39.1%)と高い収益性を示した。ゲームコンテンツ事業は売上高1,050百万円(同20.5%)・営業利益12百万円(同1.1%)にとどまった。なお連結営業利益165百万円には全社費用・連結調整等の▲668百万円を含む。

事業セグメント売上高構成比営業利益営業利益率
DXソリューション事業3,056百万円59.5%572百万円18.7%
Techwiseコンサルティング事業1,024百万円20.0%248百万円24.3%
(内、Almondo)256百万円5.0%100百万円39.1%
ゲームコンテンツ事業1,050百万円20.5%12百万円1.1%
連結業績(全社費用・調整等含む)5,131百万円100.0%165百万円3.2%
セグメント別業績の構造
出典:第31期通期決算説明資料 P.9

通期業績計画(2027年5月期=第32期)

2027年5月期(第32期)の業績計画は、売上高54.0億円、営業利益3.0億円、営業利益率5.6%としている。EBITDAは590百万円、EBITDAマージン10.9%を見込む。同社は第32期を「Foundation Year」と位置付け、採算管理の徹底、TRAN-DXを軸とした継続収益化、AI活用による生産性向上を通じて収益構造そのものを転換する方針。あわせて第33期(2028年5月期)に売上高60.0億円・営業利益率10.0%を「第1関門」として掲げ、第34期(2029年5月期)には売上高70.0億円・営業利益9.0億円・営業利益率12.9%を視野に入れるとしているが、これらは正式な業績予想ではなく中期的な目標水準として開示されたものである。

項目2026年5月期(第31期実績)2027年5月期(第32期計画)
売上高5,131百万円5,400百万円
営業利益165百万円300百万円
営業利益率3.2%5.6%
EBITDA445百万円590百万円
EBITDAマージン8.7%10.9%
4カ年財務ロードマップ(Plan/Achieve/Challenge)
出典:第31期通期決算説明資料 P.25

株主還元

株主還元については、普通配当22円を安定的に維持する方針。第31期実績の1株配当22円を第32期も据え置き、増配は行わない一方、業績回復とキャッシュ・フロー創出力の進展を踏まえて増配の可能性を継続的に検討するとしている。配当は10期連続の無配なしを継続しており、自己資本比率72.9%を背景に配当原資は充足しているとし、EBITDAに対する配当総額の負担率(第32期計画ベース)は25%としている。

1株配当金備考
2024年5月期(第29期)16.7円
2025年5月期(第30期)27円
2026年5月期(第31期実績)22円
2027年5月期(第32期方針)22円前期同水準を堅持
第32期配当方針
出典:第31期通期決算説明資料 P.21

中期経営計画/トピック

同社は第31期の業績を、大型案件依存・顧客集中・期末偏重といった従来型の労働集約・受託中心モデルの限界が顕在化した期と位置付けている。AI実装サービス「Almondo」は売上高256百万円・営業利益率39.1%とグループ平均(3.2%)を大きく上回る収益性を示しており、この知見をDXソリューション事業などグループ各事業へ横展開する方針。財務面では自己資本比率72.9%(前期比+2.4pt)、D/Eレシオ0.04倍、営業キャッシュ・フロー292百万円と財務健全性を維持しており、今後3カ年で20億円超の投資枠を想定したM&Aも検討するとしている。

※本記事はテンダが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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