※本記事はオリオンビールが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
オリオンビールの2026年3月期(通期)連結業績は、売上高297億13百万円(前期比102.9%)、営業利益43億14百万円(前期比124.0%)、経常利益41億18百万円(前期比119.5%)となり、2月10日公表の修正計画に対し売上高は計画通り、各利益は超過達成した。親会社株主に帰属する当期純利益は36億41百万円(前期比49.9%)と減少したが、これは前期に不動産譲渡益等の一過性要因があったためで、調整後ベースの親会社株主に帰属する当期純利益は30億30百万円(前期比118.6%)となり増益を確保した。好調な結果を受け、1株当たり配当金は当初計画に対して4円増配の年間44円とする。
連結業績(当期 実績)
2026年3月期累計(通期)の連結業績は、2月10日公表の修正計画と比較し売上高は計画通り、各利益は超過達成した。前期比では、前期に計上した不動産譲渡益等の一過性要因を除いた調整後ベースで増収増益となった。
| 項目 | 当期(2026年3月期) | 前期(2025年3月期) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 29,713 | 28,866 | 102.9% |
| 営業利益(百万円) | 4,314 | 3,479 | 124.0% |
| 経常利益(百万円) | 4,118 | 3,447 | 119.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 3,641 | 7,301 | 49.9% |
| 【参考】調整後親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 3,030 | 2,554 | 118.6% |
| EBITDA(百万円) | 5,876 | 5,222 | 112.5% |
| 1株当たり配当金(円) | 44 | 90 | 44.4% |
セグメント別の状況
酒類清涼飲料事業は、原価率の低減および好調なライセンス事業が寄与し増収増益。観光・ホテル事業は、那覇ホテルの売却に伴う売上剥落があったものの、レベニューマネジメント強化によりEBITDAマージンは前年同期比+3.5%と改善した。
| セグメント | 指標 | 当期(2026年3月期) | 前期(2025年3月期) |
|---|---|---|---|
| 酒類清涼飲料事業 | 売上高(百万円) | 23,921 | 22,728 |
| 酒類清涼飲料事業 | 営業利益(百万円) | 3,634 | 3,201 |
| 酒類清涼飲料事業 | EBITDA(百万円) | 4,409 | 3,886 |
| 観光・ホテル事業 | 売上高(百万円) | 5,791 | 6,138 |
| 観光・ホテル事業 | 営業利益(百万円) | 690 | 288 |
| 観光・ホテル事業 | EBITDA(百万円) | 1,466 | 1,335 |

通期業績予想
2027年3月期は、2026年10月の酒税改正・沖縄特措法廃止による負担増を前提に、経費の削減・適正化と県内営業力強化、県外・海外・ライセンス展開の拡大により売上成長を図り、前年並みの利益を確保する計画。観光・ホテル事業はレベニューマネジメント強化と積極的なバリューアップ投資によりRevPARを向上させ、増収増益を計画する。
| 項目 | 予想(2027年3月期) | 前期(実績・2026年3月期) |
|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 31,119 | 29,713 |
| 営業利益(百万円) | 4,352 | 4,314 |
| 経常利益(百万円) | 4,185 | 4,118 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 2,932 | 3,641 |
| EBITDA(百万円) | 5,948 | 5,876 |

株主還元
自己株式取得5.5億円の実施により、2027年3月期の総還元額は前期比110.4%となる20億21百万円を計画する。1株当たり配当金は2026年3月期実績で当初計画比4円増配の年間44円、2027年3月期は34円(前期比77.3%)を計画する。DOE水準は7.5%から8.0%に引き上げる。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(計画) |
|---|---|---|
| 1株当たり配当金(円) | 44 | 34 |
| 総還元額(百万円) | 1,830 | 2,021 |
| 自己株式取得額 | 5.5億円実施 | – |

中期経営計画
新中期経営計画(FY26~29)では「沖縄と共に循環成長するビジネスモデル」を強化し、既存事業の成長加速に加え新たな成長ドライバーを追加する。IPO時点の目標値を引き上げ、売上高CAGRは5.0%から5.9%、EBITDAマージンは24.0%から25.1%、ROEは15.0%から16.0%を目指す。キャッシュアロケーションは、成長投資と株主還元の最適バランスを追求し、ROICを重視した規律ある投資を徹底する方針。

※本記事はオリオンビールが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。