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日本酸素HD、2026年3月期は増収増益 売上収益1兆3,596億円・コア営業利益2,030億円 27年3月期はさらなる増収増益へ

決算サマリー 2026.08.10
日本酸素HD、2026年3月期は増収増益 売上収益1兆3,596億円・コア営業利益2,030億円 27年3月期はさらなる増収増益へ

※本記事は日本酸素HDが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

日本酸素ホールディングス(証券コード4091、日本酸素HD)は2026年5月22日、2026年3月期(2025年4月~2026年3月)通期決算を発表した。売上収益1兆3,596億円(前期比+516億円)、コア営業利益2,030億円(前期比+139億円)、親会社の所有者に帰属する当期利益1,238億円(前期比+251億円)と増収増益で着地した。あわせて2027年3月期の通期業績予想と、新中期経営計画「Next Innovation 2030」(2026年4月~2030年3月)を公表した。

目次

連結業績(当期 実績)

2026年3月期の連結業績(IFRS)は、売上収益13,596億円(前期比+516億円)、コア営業利益2,030億円(前期比+139億円、コア営業利益率14.9%)、営業利益(IFRS)1,978億円(前期比+319億円、営業利益率14.6%)、EBITDAマージンは24.3%(前期23.3%)。親会社の所有者に帰属する当期利益は1,238億円(前期比+251億円、当期利益率9.1%)となった。調整後ネットD/Eレシオは0.59倍(前期0.71倍)に改善し、財務健全性も向上した。

項目当期(2026年3月期)前期(2025年3月期)増減
売上収益13,596億円13,080億円+516億円
コア営業利益2,030億円1,891億円+139億円
営業利益(IFRS)1,978億円1,659億円+319億円
親会社の所有者に帰属する当期利益1,238億円987億円+251億円
EBITDAマージン24.3%23.3%+1.0pt

セグメント別の状況

セグメント別では、日本は売上収益4,062億円(前期4,100億円)とやや減収も、顧客マネジメントの推進や低収益事業のポートフォリオ見直し等によりコア営業利益は541億円(前期470億円)、コア営業利益率13.3%(前期11.5%)に改善。米国は売上収益3,605億円(前期3,602億円)とほぼ横ばいの一方、コア営業利益は529億円(前期597億円)、コア営業利益率14.7%(前期16.6%)に低下。欧州は売上収益3,509億円(前期3,286億円)、コア営業利益704億円(前期624億円)と全セグメント中で最も大きく伸長し、コア営業利益率も20.1%(前期19.0%)に上昇。アジア・オセアニアは売上収益2,084億円(前期1,765億円)、コア営業利益197億円(前期150億円)、コア営業利益率9.5%(前期8.5%)。サーモス事業は売上収益332億円(前期325億円)、コア営業利益65億円(前期62億円)だった。

セグメント指標当期(2026年3月期)前期(2025年3月期)
日本売上収益4,062億円4,100億円
日本コア営業利益541億円470億円
米国売上収益3,605億円3,602億円
米国コア営業利益529億円597億円
欧州売上収益3,509億円3,286億円
欧州コア営業利益704億円624億円
アジア・オセアニア売上収益2,084億円1,765億円
アジア・オセアニアコア営業利益197億円150億円
サーモス売上収益332億円325億円
サーモスコア営業利益65億円62億円
日本セグメントの業績推移(売上収益・コア営業利益)
出典:日本酸素ホールディングス 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.15

通期業績予想

2027年3月期の通期業績予想(2026年5月11日発表)は、売上収益1兆3,800億円(前期比+1.5%)、コア営業利益2,080億円(同+2.4%、コア営業利益率15.1%)、営業利益(IFRS)2,150億円(同+8.7%、営業利益率15.6%)、EBITDAマージン25.1%を計画。親会社の所有者に帰属する当期利益は1,310億円(同+5.7%)、EPS(1株あたり当期利益)は302.64円を見込む。想定為替レートはUSD150円、EUR175円、AUD100円。

項目予想(2027年3月期)前期実績(2026年3月期)増減率
売上収益13,800億円13,596億円+1.5%
コア営業利益2,080億円2,030億円+2.4%
営業利益(IFRS)2,150億円1,978億円+8.7%
税引前利益1,910億円1,767億円+8.0%
親会社の所有者に帰属する当期利益1,310億円1,238億円+5.7%
EPS(1株あたり当期利益)302.64円開示なし
2027年3月期 通期業績予想の業績概要
出典:日本酸素ホールディングス 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.13

株主還元

資本配分の基本方針として、長期的な配当性向の目安を20~30%に設定し、安定的かつ信頼性の高い配当の継続を掲げる。2026年3月期の配当は中間29円・期末33円の年間62円(予定)で、2025年3月期の51円から増配。2027年3月期は中間33円・期末33円の年間66円(予想)とし、さらなる増配を計画している。

区分2025年3月期(実績)2026年3月期(予定)2027年3月期(予想)
中間配当24円29円33円
期末配当27円33円33円
年間配当合計51円62円66円
配当の成長推移と配当性向
出典:日本酸素ホールディングス 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.24

中期経営計画

前中期経営計画「NS Vision 2026」(2020年10月~2026年3月)では財務KPIの全項目を達成した。これを踏まえ、2026年3月24日に新中期経営計画「Next Innovation 2030」(スローガン:Evolving for the Future、2026年4月~2030年3月)を発表。最終年度(2030年3月期)の財務KPIとして、売上収益1兆5,000億~1兆5,750億円、コア営業利益2,500億~2,750億円(コア営業利益率17%以上)、EBITDA4,000億~4,400億円(EBITDAマージン:グループ26.5%以上、セグメント別19.0%以上)、EBITDA純有利子負債倍率1.5倍以下、ROCE after Tax 8.0%以上を掲げる。産業ガス事業の収益力強化、エレクトロニクス事業の拡大、将来の成長ドライバーの創出を3つの重点戦略とする。

Next Innovation 2030 財務KPI
出典:日本酸素ホールディングス 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.22

※本記事は日本酸素HDが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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