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テモナ、2026年9月期中間期は減収減益 営業利益96.7%減の3百万円 通期予想据え置き

決算サマリー 2026.08.28
テモナ、2026年9月期中間期は減収減益 営業利益96.7%減の3百万円 通期予想据え置き

※本記事はテモナが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

テモナは2026年9月期中間期(2025年10月~2026年3月)の連結決算を発表した。総アカウント数が12.3%減少し、売上高は前年同期比3.3%減の905百万円となった。セールスミックスの変動により売上総利益率は45.9%と前年同期から9.6pt低下し、営業利益は前年同期比96.7%減の3百万円となった。2025年10月に検知した不正アクセスによるシステム障害は現在サービス復旧が完了しており、業績への影響は2026年1月13日発表の通期業績予想に織り込み済みとしている。通期の連結業績予想は据え置かれた。

目次

連結業績(2026年9月期中間期実績)

2026年9月期中間期の売上高は905百万円(前年同期は936百万円)、売上総利益は415百万円(前年同期520百万円)、営業利益は3百万円(前年同期91百万円)だった。経常利益は0百万円(前年同期90百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は△32百万円(前年同期は59百万円の利益)となった。特別利益として助成金収入、特別損失としてシステム障害対応費用が発生した。1株当たり当期純利益は△3.08円(前年同期は5.56円)。

項目当期(2026年9月期中間期)前期(2025年9月期中間期)増減率
売上高905百万円936百万円△3.3%
売上総利益415百万円520百万円△20.1%
営業利益3百万円91百万円△96.7%
経常利益0百万円90百万円△99.2%
親会社株主に帰属する当期純利益△32百万円59百万円
テモナ2026年9月期中間期決算概要スライド
出典:2026年9月期 中間期決算説明資料 P.4

主要経営指標(ARR・GMV・総アカウント数)

2026年9月期中間期末のARR(期末月のMonthly Recurring Revenueに12を乗じて算出)は574百万円、GMV(流通総額)は535億円、総アカウント数は873件だった。総アカウント数は前年同期比12.3%減少した。

事業別(サービス別)の状況

事業別売上高の四半期推移を見ると、EC支援事業はシステム障害対応への影響で減少傾向にあり、2025年3Qの345百万円から2026年2Qには277百万円となった。エンジニアリング事業は受託開発・SESともに堅調に推移し、2026年1Qは123百万円、2026年2Qは122百万円だった。フィンテック事業は取扱高の増加により売上高が拡大し、2025年3Qの1百万円から2026年2Qには50百万円まで増加し、売上高構成比も高まっている。

事業2025年3Q2025年4Q2026年1Q2026年2Q
EC支援事業345百万円344百万円317百万円277百万円
エンジニアリング事業95百万円102百万円123百万円122百万円
フィンテック事業1百万円5百万円14百万円50百万円
顧客セグメント別流通総額(GMV)推移スライド
出典:2026年9月期 中間期決算説明資料 P.11

不正アクセスによるシステム障害の対応状況

2025年10月24日、当社が運営するECカートシステム「たまごリピート」のサーバーログ監視において異常なアクセスを検知し、調査の結果、一部のサーバーに第三者による不正アクセスと考えられる痕跡を把握した。サーバーのネットワーク切り離し等の対策を実施し、外部専門機関による調査等は完了、一時停止していたたまごリピートのサービスは全て復旧した。現時点で判明している業績への影響は2026年1月13日開示済みの業績予想に織り込み済みであり、さらなる修正はないとしている。

不正アクセスによるシステム障害の対応状況(続報)スライド
出典:2026年9月期 中間期決算説明資料 P.9

貸借対照表(2026年9月期中間期末)

2026年9月期中間期末の資産合計は1,832百万円(前期末比+66百万円)。フィンテック事業での需要に合わせて投資を進めたことで有形固定資産は270百万円(前期末比+213百万円)に増加した。負債合計は1,097百万円(前期末比+99百万円)、純資産合計は734百万円(前期末比△33百万円)だった。

項目中間期末前期末増減
現金及び預金1,093百万円1,231百万円△138百万円
流動資産計1,365百万円1,502百万円△137百万円
有形固定資産270百万円57百万円+213百万円
資産合計1,832百万円1,766百万円+66百万円
負債合計1,097百万円998百万円+99百万円
純資産合計734百万円767百万円△33百万円

通期業績予想

2026年9月期通期の連結業績予想(2026年1月13日発表)は、売上高2,025百万円(前期実績比+10.5%)、営業利益60百万円(同△61.5%)、経常利益49百万円(同△67.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益41百万円(同△43.8%)。不正アクセスによる調査費用やシステム復旧作業にかかる費用等の影響を受ける一方、フィンテック事業の伸長を見込んで策定したとしている。EC支援事業では不正アクセスによる減収からの回復に時間を要しているものの、フィンテック事業が堅調に推移することを見込んでおり、現時点で業績予想数値の変更はないとしている。営業利益の減少要因について、資料はセールスミックスの変動による原価率上昇に伴う売上総利益の減少(△137百万円)を挙げる一方、人件費の減少(+27百万円)、減価償却費の減少(+8百万円)、のれん償却費の減少(+6百万円)による押し上げ効果があったとしている。

項目2026年9月期通期予想2025年9月期通期実績増減率
売上高2,025百万円1,832百万円+10.5%
営業利益60百万円155百万円△61.5%
経常利益49百万円153百万円△67.4%
親会社株主に帰属する当期純利益41百万円73百万円△43.8%
通期連結業績予想スライド
出典:2026年9月期 中間期決算説明資料 P.13

株主還元

本資料に配当や自己株式取得等の株主還元方針に関する記載はない。

2026年9月期経営方針の実行状況

資料は2026年9月期の事業戦略として、①リアル店舗向けECサブスクアットの『BCモール』の拡大、②クリエイティブ案件の強化、③たまごリピート・サブスクストア等の継続的な開発強化、④フィンテック事業の拡大の4点を掲げている。『BCモール』の商流参画によりメーカー・ディーラーとサブスクアット加盟店の橋渡しに注力し、取引量が増加しているとする。フィンテック事業では、企業向けサブスク決済サービス「サブスククレジット」を建築現場の足場に特化させた「足場サブスク」を立ち上げ、2026年4月時点で取扱高(契約済みの契約高の合計金額、受注金額ベース)が6億円を突破したとしている。

※本記事はテモナが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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