※本記事はうるるが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社うるる(東証グロース:3979)は2026年5月13日、2026年3月期通期の連結決算を発表した。売上高は7,751百万円(前期比+15.7%)、EBITDAは1,275百万円(前期比+27.2%)、営業利益は932百万円(前期比+22.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益は737百万円(前期比+61.0%)となり、いずれの段階利益も通期修正予想の上限を超えて着地した。主力のNJSS事業における単価向上(高付加価値化)と全社的なコスト管理が奏功した。好調な業績を受け、2026年3月期の1株当たり配当金は前回発表(2026年2月13日)からさらに1.0円上振れとなる4.00円(前期比+60%)を予定している。
連結業績(当期 実績)
NJSS事業の高付加価値化(単価向上)と全社的なコスト管理が奏功し、売上高は計画通り着実に成長した。収益構造の最適化によりEBITDAは前期比+27.2%と目標レンジの上限を超えて達成し、粗利向上と費用最適化により各段階利益で計画を超過達成した。親会社株主に帰属する当期純利益は前期比+61.0%と大きく伸長した。
| 項目 | FY26/3 通期実績 | 前期比 | FY26/3 通期修正予想 | 達成率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 7,751百万円 | +15.7% | 7,710百万円 | 100.5% |
| EBITDA | 1,275百万円 | +27.2% | 1,100~1,200百万円 | 106.3~115.9% |
| 営業利益 | 932百万円 | +22.2% | 820~920百万円 | 101.3~113.7% |
| 経常利益 | 923百万円 | +21.2% | 820~920百万円 | 100.4~112.6% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 737百万円 | +61.0% | 550~600百万円 | 122.9~134.1% |
| 1株当たり当期純利益 | 26.65円 | ― | 19.87~21.68円 | ― |
セグメント別の状況
主力のNJSS事業はARPU向上および契約件数の増加が奏功し、売上高+14.9%・EBITDA+19.6%の増収増益。fondesk事業は堅調なトップライン伸長で売上高+13.8%の増収となったが、計画的な広告宣伝投資によりEBITDAは前期比▲37.6%となった。フォト事業(えんフォト・OurPhoto・YSS)は既存サービスの伸長および新規連結効果により売上高+31.7%の増収を達成したが、M&A費用(30百万円)の影響でEBITDAは一時的に赤字となった。BPO事業は原価低減・業務効率化の徹底により生産性が大幅に向上し、EBITDAは+52.5%と大きく伸長した。
| セグメント | 指標 | FY26/3実績 | 前期比 | FY26/3通期修正予想 | 達成率 |
|---|---|---|---|---|---|
| NJSS | 売上高 | 3,728百万円 | +14.9% | 3,610百万円 | 103.3% |
| NJSS | EBITDA | 1,849百万円 | +19.6% | 1,790百万円 | 103.3% |
| fondesk | 売上高 | 1,117百万円 | +13.8% | 1,160百万円 | 96.3% |
| fondesk | EBITDA | 103百万円 | ▲37.6% | 0~110百万円 | 94.3% |
| フォト(えんフォト・OurPhoto・YSS) | 売上高 | 1,110百万円 | +31.7% | 960百万円 | 114.7% |
| フォト(えんフォト・OurPhoto・YSS) | EBITDA | ▲8百万円 | ― | 0~10百万円 | ― |
| BPO | 売上高 | 1,734百万円 | +7.4% | 1,900百万円 | 91.3% |
| BPO | EBITDA | 319百万円 | +52.5% | 330~350百万円 | 91.4~96.9% |

通期業績予想
2027年3月期の連結業績予想は、売上高9,100百万円(前期比+17.4%)、EBITDA1,530百万円(同+20.0%、売上高比16.8%)、営業利益1,120百万円(同+20.1%)、経常利益1,110百万円(同+20.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益780百万円(同+5.8%)。EBITDAベースで前中期経営計画最終年度(2024年3月期)の過去最高益を更新する見込み。Govtech事業(NJSS)への人的資本投資・マーケティング投資を実施しつつ、既存事業の収益力向上により積極投資と全社増益の両立を図る。また、2027年3月期より事業セグメントを、CGS事業・BPO事業・クラウドソーシング事業の区分から、Govtech事業・BPO事業・その他事業(fondesk、フォト)の区分に変更する。
| 項目 | FY26/3実績 | FY27/3予想 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 7,751百万円 | 9,100百万円 | +17.4% |
| EBITDA(売上高比16.5%→16.8%) | 1,275百万円 | 1,530百万円 | +20.0% |
| 営業利益(売上高比12.0%→12.3%) | 932百万円 | 1,120百万円 | +20.1% |
| 経常利益(売上高比11.9%→12.2%) | 923百万円 | 1,110百万円 | +20.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(売上高比9.5%→8.6%) | 737百万円 | 780百万円 | +5.8% |
| 1株当たり当期純利益 | 26.65円 | 28.18円 | ― |
| 1株当たり配当金 | 4.00円 | 4.30円 | +7.5% |

株主還元
配当性向15%以上を目安とした累進配当を軸に、その他の株主還元策も随時検討する方針。2026年3月期の1株当たり配当金は、前回発表(2026年2月13日)からさらに1.0円上振れとなる4.00円(前期比+60%)を予定している。2027年3月期の配当予想は1株当たり4.30円(前期比+7.5%)。

中期経営計画/トピック
2023年11月に発表した中長期経営方針「ULURU Sustainable Growth」のもと、2019年3月期以降、売上高・EBITDAともに計画を上回る実績を積み重ねてきた。今後は、FY30~32/3に売上高200億円・EBITDA30~40億円とする新たな中期財務ターゲットを設定し、売上高・EBITDAともにCAGR20%以上の成長軌道への加速を目指す。2026年4月には「出資・M&Aについて」のLPを公開し、M&A・新規事業開発による非連続成長も成長戦略の柱と位置づけている。
| 年度 | 売上高目標 | 売上高結果 | 達成率 | EBITDA目標 | EBITDA結果 | 達成率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| FY19/3 | 2,137百万円 | 2,243百万円 | 105.0% | 376百万円 | 429百万円 | 114.1% |
| FY20/3 | 2,314百万円 | 2,480百万円 | 107.2% | △329百万円 | △152百万円 | 達成 |
| FY21/3 | 2,920百万円 | 3,219百万円 | 110.2% | 0百万円 | 185百万円 | 達成 |
| FY22/3 | 3,900百万円 | 4,029百万円 | 103.3% | △250百万円 | △164百万円 | 達成 |
| FY23/3 | 4,850百万円 | 4,862百万円 | 100.3% | 50百万円 | 105百万円 | 211.8% |
| FY24/3 | 6,000百万円 | 5,937百万円 | 99.0% | 1,500百万円 | 1,517百万円 | 101.2% |
| FY25/3 | 7,130百万円 | 6,701百万円 | 94.0% | 1,000百万円 | 1,002百万円 | 100.3% |
| FY26/3 | 7,710百万円 | 7,751百万円 | 100.5% | 1,200百万円 | 1,275百万円 | 106.3% |

※本記事はうるるが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。