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ソーシャルワイヤー、2026年3月期は増収増益で通期計画を上回る

決算サマリー 2026.08.27
ソーシャルワイヤー、2026年3月期は増収増益で通期計画を上回る

※本記事はソーシャルワイヤーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ソーシャルワイヤー株式会社は2026年3月期の連結業績として、売上高3,513百万円(前期比21%増、資料が示すコア事業ベースでは30%増)、営業利益227百万円(同66%増)、経常利益205百万円(同183%増)、当期純利益221百万円(同31%増)を計上した。インフルエンサーPR事業の拡大が牽引し、通期の業績予想(上方修正後)に対しては売上高が進捗率102%、営業利益・経常利益が111%、当期純利益が101%と、いずれも計画を上回って着地した。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

資料が示す営業利益の増減要因は、売上総利益が248百万円増加した一方(主因はインフルエンサーPRの伸長)、M&Aによる子会社の人件費増加で人件費等が80百万円増加、M&Aによる営業権の償却増加でのれん償却費が36百万円増加するなどし、営業利益は前期比90百万円増(136百万円から227百万円)となった。

項目2026年3月期2025年3月期前期比
売上高3,513百万円2,905百万円+21%
営業利益227百万円136百万円+66%
経常利益205百万円72百万円+183%
当期純利益221百万円170百万円+31%
EBITDA406百万円304百万円+33%

通期進捗(対計画)とサービス別の状況

資料は、通期進捗率について、売上高102%・営業利益111%・経常利益111%・当期純利益101%と、いずれも上方修正後の業績予想を上回って着地したとしている。サービス別売上構成比(2026年3月期通期実績)は、インフルエンサーPR42%、リリース配信27%、クリッピング17%、リスクチェック14%としている。資料は、インフルエンサーPRについて前期比98%増と高成長で構成比が上昇したとし、他の3サービスについては収益性改善の基盤を確立したとしている。また、リスクチェック事業(RISK EYES)については解約率0.5%以下で推移しているとしている。

項目実績予想(上方修正後)進捗率
売上高3,513百万円3,450百万円102%
営業利益227百万円205百万円111%
経常利益205百万円185百万円111%
当期純利益221百万円220百万円101%
通期業績サマリーとサービス別売上構成比
出典:ソーシャルワイヤー 2026年3月期 通期決算説明資料 P.5

財務状況

総資産は2025年3月期末の2,521百万円から2026年3月期末は3,471百万円に増加し、純資産は1,575百万円から1,806百万円に増加した。自己資本比率は61%から51%へ10pt低下した。有利子負債は194百万円から836百万円に増加した一方、ネット有利子負債は△1,217百万円から△432百万円となり、預金超過の状態を維持しているとしている。営業活動によるキャッシュ・フローは158百万円から292百万円に増加し、投資活動によるキャッシュ・フローは△188百万円から△1,019百万円となった。

項目2025年3月期末2026年3月期末
総資産2,521百万円3,471百万円
現金及び預金1,411百万円1,268百万円
純資産1,575百万円1,806百万円
自己資本比率61%51%
有利子負債194百万円836百万円
ネット有利子負債△1,217百万円△432百万円
営業活動CF158百万円292百万円
投資活動CF△188百万円△1,019百万円
財務活動CF1,098百万円584百万円
財務サマリー(貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書)
出典:ソーシャルワイヤー 2026年3月期 通期決算説明資料 P.9

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期の連結業績予想は、売上高4,412百万円(前期比26%増)、営業利益425百万円(同87%増)、経常利益401百万円(同95%増)、当期純利益327百万円(同47%増)としている。資料は、繰越欠損金による税負担の軽減により当期純利益には変動要素があるものの、本業績予想には織り込んでいないとしている。

項目2027年3月期予想2026年3月期実績前期比
売上高4,412百万円3,513百万円+26%
営業利益425百万円227百万円+87%
経常利益401百万円205百万円+95%
当期純利益327百万円221百万円+47%
2027年3月期業績予想
出典:ソーシャルワイヤー 2026年3月期 通期決算説明資料 P.12

株主還元

配当については、成長投資を優先し2026年3月期は配当を見合わせるとしている。株主優待制度については、長らく休止していた制度を再開するとし、対象株主は200株(2単元)以上保有の株主、基準日は毎年3月末日(年1回)、継続保有条件は6か月以上の継続保有、優待内容はデジタルギフトの贈呈としている。年間総還元額は1,500万円(2027年3月期目安)、1名あたり想定額は約11,300円相当(2026年3月末の対象者に基づく概算)としている。自己株式取得については、株価推移をふまえ、PBR水準と資金面を判断材料とする機動的な選択肢と位置付けている。

株主還元方針の拡充(株主優待制度の再開)
出典:ソーシャルワイヤー 2026年3月期 通期決算説明資料 P.15

資本市場戦略とその他のトピック

資料は、当社が2026年4月より東京証券取引所グロース市場の上場維持基準を満たせていないことに対する改善期間に該当しており、要改善項目は「時価総額」であるとしている。方針は従来と変わらないとしつつ、多角的な対処アプローチを検討し、網羅的な対処方針となるよう取り組むとしている。また、事業構造改革の影響により利益剰余金がマイナスの状況にあるとし、その解消を最優先課題としている。資料は、2025年に株式会社iHackをM&Aにより子会社化したこと、MK1 Technology Vietnamを連結子会社から持分法適用会社としたこと、アットクリッピング株式会社を新設分割したことを開示している。中期ターゲット(2028年3月期)として売上高50億円、営業利益8億円を掲げている。固定費削減施策として、本社・グループ拠点の統合移転(削減効果約1.2億円、年換算、効果発現は2026年9月から)とAIX推進による組織最適化(同約0.7億円、効果発現は2026年7月から)を挙げ、合計で年換算約1.9億円の固定費削減効果を見込むとしている。

※本記事はソーシャルワイヤーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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