リミックスポイント

リミックスポイント、2026年3月期はエネルギー・蓄電事業が堅調も暗号資産評価損で最終赤字

決算サマリー 2026.08.26
リミックスポイント、2026年3月期はエネルギー・蓄電事業が堅調も暗号資産評価損で最終赤字

※本記事はリミックスポイントが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社リミックスポイント(証券コード:3825)は2026年5月15日、2026年3月期(通期)の決算補足説明資料を公表した。連結売上高は17,751百万円(前期21,129百万円)、営業損失5,477百万円(前期は営業損失1,211百万円)、経常損失5,501百万円(前期は経常損失541百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失4,740百万円(前期は当期純損失593百万円)となった。エネルギー事業・蓄電ソリューション事業は増収・増益基調となった一方、デジタルアセットマネジメント事業で保有する暗号資産の評価損5,893百万円(2026年3月末時点、合計ベース)を計上したことが損益を押し下げた。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

連結売上高は前期の21,129百万円から17,751百万円に減少した。デジタルアセットマネジメント事業の売上高(保有暗号資産等の評価損益やレンディング収益を計上)が前期の▲2,049百万円から▲5,887百万円へと損失が拡大したことが主因。一方、エネルギー事業の売上高は21,092百万円(前期20,663百万円)、蓄電ソリューション事業は2,392百万円(前期1,370百万円)といずれも増収となった。営業損益は、エネルギー事業が1,036百万円の利益(前期1,394百万円の利益)、蓄電ソリューション事業が559百万円の利益(前期290百万円の利益)を確保したものの、デジタルアセットマネジメント事業の営業損失が5,887百万円(前期2,098百万円の損失)に拡大したことから、連結営業損失は5,477百万円(前期1,211百万円の損失)となった。経常損失は5,501百万円(前期541百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失は4,740百万円(前期593百万円の損失)となった。

区分2025年3月期2026年3月期増減
売上高:エネルギー事業20,66321,092+428
売上高:蓄電ソリューション事業1,3702,392+1,021
売上高:デジタルアセットマネジメント事業▲2,049▲5,887▲3,837
売上高:その他1,144154▲990
売上高:合計21,12917,751▲3,378
営業利益:エネルギー事業1,3941,036▲357
営業利益:蓄電ソリューション事業290559+269
営業利益:デジタルアセットマネジメント事業▲2,098▲5,887▲3,788
営業利益:その他40▲15▲55
営業利益:セグメント調整額▲837▲1,170▲332
営業利益:合計▲1,211▲5,477▲4,265
経常利益▲541▲5,501▲4,960
親会社株主に帰属する当期純利益▲593▲4,740▲4,146
リミックスポイント2026年3月期連結累計期間実績
出典:リミックスポイント2026年3月期決算補足説明資料 P.6

エネルギー事業(電力小売事業)

エネルギー事業は、高圧・低圧ともに販売代理店網の強化により契約口数・販売電力量が拡大した。低圧法人の契約口数は前年同期比77.2%増、一般家庭の契約口数も同79.2%増となった。1年の大半でJEPX(卸電力取引所)価格が安価に推移したことによる販売単価下落の影響を、需要家数と販売量の拡大で吸収し増収となったが、2026年2月28日の米国・イスラエルによる対イラン軍事作戦とホルムズ海峡封鎖の影響で同年3月にJEPX価格が上昇し市場調達コストが膨らんだことなどから、当第4四半期は減益となり、通期でも前事業年度比で減益となった。

指標2025年3月期4Q(1〜3月)2026年3月期4Q(1〜3月)前年同期比
売上(百万円)5,7106,327+10.8%
JEPXシステムプライス(円)4,8916,651+36.0%
高圧販売電力量(万kWh)15,34416,989+10.7%
低圧販売電力量(万kWh)12.5611.28▲10.1%
リミックスポイント電力小売事業の第4四半期実績
出典:リミックスポイント2026年3月期決算補足説明資料 P.10

蓄電ソリューション事業

蓄電ソリューション事業は、蓄電池の販売代理店開拓や積極的な販売活動により、家庭用ハイブリッド蓄電システム「remixbattery」および小型産業用ハイブリッド蓄電池の販売台数が伸長。補助金採択案件の増加に加え、新規事業であるFIP転化事業の高圧・低圧案件の獲得や系統用蓄電池関連の販売も寄与し、増収増益となった。全国でFIP転化事業3件、系統用蓄電所12件のプロジェクトを推進しているほか、日本蓄電池との共同事業により2026年末までに計7か所の系統用蓄電所の開発を推進する計画。補助金支援コンサルティングの累計採択件数は903件(平成25年度補正予算〜現在)で、令和7年度実績の採択件数は118件、採択率92%(2026年3月31日時点)となっている。

デジタルアセットマネジメント事業(暗号資産保有状況)

デジタルアセットマネジメント事業は、ビットコイン等暗号資産の保有・運用を推進しており、2026年3月31日時点の保有暗号資産は簿価合計21,625百万円に対し時価評価額15,731百万円、評価損益は▲5,893百万円となった。うちビットコイン(BTC)は1,414.04609999枚を保有し、簿価20,671百万円、時価評価額14,970百万円、評価損益は▲5,701百万円。2026年2月からはSBIデジタルファイナンスのレンディングサービスを活用し、保有する全1,411BTCの貸付運用を開始した。2026年4月中には総額10億円相当のビットコインを追加購入しており、期末後の2026年5月15日時点の評価損益は合計で+3,257百万円に改善している。

銘柄保有枚数簿価(円)時価評価額(円)損益(円)
BTC1,414.0460999920,671,090,42914,970,081,847▲5,701,008,582
ETH901.44672542246,985,504293,222,590+46,237,086
SOL13,920.07255868262,908,410178,580,610▲84,327,800
XRP1,191,204.799501374,819,737248,902,242▲125,917,495
DOGE2,802,311.9965769,306,78040,336,478▲28,970,302
合計21,625,110,86015,731,123,767▲5,893,987,093
リミックスポイント保有暗号資産の内訳および損益(2026年3月31日時点)
出典:リミックスポイント2026年3月期決算補足説明資料 P.26

財務状況

2026年3月31日時点の連結貸借対照表では、自己保有暗号資産が771百万円(前期末8,674百万円)に減少する一方、レンディングにより運用委託した貸付暗号資産が14,970百万円計上された。現金及び預金は1,993百万円(前期末5,103百万円)に減少。資産合計は27,721百万円(前期末20,543百万円)、負債合計は3,732百万円(前期末2,631百万円)、純資産合計は23,988百万円(前期末17,911百万円)となった。

項目2025年3月31日現在2026年3月31日現在
現金及び預金5,1031,993
自己保有暗号資産8,674771
貸付暗号資産14,970
資産合計20,54327,721
負債合計2,6313,732
純資産合計17,91123,988
リミックスポイント連結貸借対照表推移
出典:リミックスポイント2026年3月期決算補足説明資料 P.31

※本記事はリミックスポイントが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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