特種東海製紙

特種東海製紙、2026年3月期は増収増益 期末配当32円に増配

決算サマリー 2026.08.14
特種東海製紙、2026年3月期は増収増益 期末配当32円に増配

※本記事は特種東海製紙が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

特種東海製紙は2026年3月期通期決算を発表した。生活商品事業における価格改定効果の通年寄与や環境関連事業の連結子会社の損益寄与等により売上高・営業利益は前年同期比で増収増益となったが、持分法投資利益の減少により経常利益は減益。当期純利益は前期に計上した生産設備の減損損失等の反動増により増益となった。期末配当は当初予想の20円から32円に増配した。

目次

連結業績(当期 実績)

売上高は954億13百万円(前年同期比+0.6%)、営業利益は42億96百万円(同+9.4%)、経常利益は57億28百万円(同▲8.0%)、当期純利益は43億68百万円(同+21.1%)。ROEは4.6%から5.4%へ+0.8pt改善した。

項目当期(2026/3期)前期(2025/3期)増減
売上高(百万円)95,41394,800+613(+0.6%)
営業利益(百万円)4,2963,928+368(+9.4%)
経常利益(百万円)5,7286,227▲499(▲8.0%)
当期純利益(百万円)4,3683,607+761(+21.1%)
ROE5.4%4.6%+0.8pt
2026年3月期 連結業績ハイライト(1/2)
出典:2026年3月期決算及び第7次中期経営計画説明会資料 P.4

セグメント別の状況

産業素材は日本東海インダストリアルペーパーサプライ向け段ボール原紙・クラフト紙の販売数量減少により売上高は減収も、水力発電売電事業の反動増で営業利益は増益。特殊素材は特殊印刷用紙・特殊機能紙の販売数量減少で減収減益。生活商品はトイレットペーパー・ペーパータオルの価格改定効果等で増収増益。環境関連はリサイクル関連会社の収益向上や建設事業の完成高増加等により増収増益となった。

セグメント指標当期(2026/3期)前期(2025/3期)
産業素材売上高(百万円)44,46744,793
産業素材営業利益(百万円)1,1691,089
特殊素材売上高(百万円)20,28821,467
特殊素材営業利益(百万円)1,4941,638
生活商品売上高(百万円)18,99318,646
生活商品営業利益(百万円)798532
環境関連売上高(百万円)18,08916,783
環境関連営業利益(百万円)755529
2026年3月期 セグメント情報(1/2)産業素材・特殊素材
出典:2026年3月期決算及び第7次中期経営計画説明会資料 P.6

通期業績予想

2027年3月期は原燃料価格高騰に伴う各製紙事業の価格改定等により売上高は過去最高を予想する一方、特殊素材事業における更新工事に伴う固定費払い出しや資源再活用事業の先行費用等の一過性要因により営業利益は減益を見込む。経常利益・当期純利益は増益予想。配当方針の変更に伴い配当総額は過去最高を見込む。

項目予想(2027/3期)前期(2026/3期実績)前年同期比
売上高(百万円)100,00095,413+4,587(+4.8%)
営業利益(百万円)3,2004,296▲1,096(▲25.5%)
経常利益(百万円)5,8005,728+72(+1.2%)
当期純利益(百万円)4,6004,368+232(+5.3%)
2027年3月期 連結業績予想・配当の状況
出典:2026年3月期決算及び第7次中期経営計画説明会資料 P.11

株主還元

2026年3月期の年間配当金は53.67円(中間21.67円、期末32.00円)で前期比+13.67円、配当総額18億79百万円、連結配当性向42.9%。2027年3月期は「配当性向50%またはDOE4.0%のいずれか還元額が高い方」を基本方針とし、年間配当94.00円(中間47.00円、期末47.00円)、配当総額32億85百万円を予想する。

項目当期(2026/3期実績)前期(2025/3期実績)2027/3期予想
年間配当金(円)53.6740.0094.00
中間配当(円)21.6720.0047.00
期末配当(円)32.0020.0047.00
配当総額(百万円)1,8791,4053,285
連結配当性向(%)42.939.071.4
第7次中期経営計画 株主還元の推移
出典:2026年3月期決算及び第7次中期経営計画説明会資料 P.39

第7次中期経営計画

第7次中期経営計画(2027/3期~2029/3期)では、経常利益80億円・ROE7.0%以上を目標に設定。重点戦略として「生産体制・製品/サービス構成の最適化」「環境関連事業の基盤固めと周辺領域への拡大」「成長を支えるサステナビリティ経営の高度化」を掲げる。セグメント利益目標(2029/3期)は産業素材31億円、特殊素材17億円、生活商品9億円、環境関連17億円。3ヵ年の投資計画は計470億円~(成長投資190億円~、既存事業の競争力強化・基盤強化240億円)。

※本記事は特種東海製紙が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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