北里コーポレーション

北里コーポレーション、2026年3月期は増収増益 売上高10,947百万円で過去最高

決算サマリー 2026.08.26
北里コーポレーション、2026年3月期は増収増益 売上高10,947百万円で過去最高

※本記事は北里コーポレーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

北里コーポレーションの2026年3月期(当期)連結業績は、売上高10,947百万円(前期比6.3%増、過去最高)、営業利益5,858百万円(同1.3%増)、当期純利益3,895百万円(同2.8%増)となり、増収増益を達成した。海外売上比率は66.6%(前期比0.5pt増)に達し、欧州を中心に海外事業が堅調に推移した。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は10,947百万円(前期比645百万円増、6.3%増)となり、通期計画10,602百万円に対する進捗率は103.3%だった。売上原価は3,732百万円(売上高比34.1%)、販管費は1,355百万円(同12.4%)で、営業利益は5,858百万円(前期比1.3%増、進捗率109.0%)。経常利益は5,903百万円で前期比135百万円増加した。当期純利益は3,895百万円(前期比2.8%増、進捗率111.3%)だった。

項目2025年3月期2026年3月期前期比2026年3月期計画進捗率
売上高(連結)10,30210,9476.3%10,602103.3%
売上原価3,327(32.3%)3,732(34.1%)12.2%3,785(35.7%)98.6%
販管費1,191(11.6%)1,355(12.4%)13.8%1,442(13.6%)94.0%
営業利益5,782(56.1%)5,858(53.5%)1.3%5,374(50.7%)109.0%
当期純利益3,7883,8952.8%3,498111.3%
連結業績サマリー
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.9

地域別売上高

日本の売上高は3,660百万円(前期比4.7%増)で、マーケティング・営業活動の強化や新製品・改良品の投入により回復した。海外は7,287百万円(前期比7.1%増)。欧州は新製品投入により3,990百万円(前期比15.7%増)、米国はマーケティング・営業活動強化により1,120百万円(前期比9.6%増)、インドは593百万円(前期比26.9%増)と伸長した一方、中国は患者数減少や安価な自国製品の参入により672百万円(前期比22.5%減)となった。

地域2025年3月期2026年3月期前期比2026年3月期計画進捗率
売上高(連結)10,30210,9476.3%10,602103.3%
日本3,4963,6604.7%3,69099.2%
海外6,8057,2877.1%6,912105.4%
欧州3,4483,99015.7%3,645109.5%
米国1,0221,1209.6%1,17995.0%
中国868672△22.5%659102.0%
インド46759326.9%525113.0%
その他998909△8.9%903100.7%

製品区分別売上高

Mediaは新製品の投入により好調で、売上高は4,004百万円(前期比11.0%増)。Cryodeviceは中国での販売数低下の影響により3,081百万円(前期比2.6%減)。医療機器は国内外ともに堅調で2,512百万円(前期比8.1%増)。Micro Toolsは欧州で増加し1,099百万円(前期比8.8%増)だった。

製品区分2025年3月期2026年3月期前期比2026年3月期計画進捗率
売上高10,30210,9476.3%10,602103.3%
Media3,6074,00411.0%3,731107.3%
Cryodevice3,1653,081△2.6%3,13198.4%
医療機器2,3242,5128.1%2,377105.7%
Micro Tools1,0091,0998.8%1,14795.8%
その他19424928.1%216115.6%
製品区分別売上高
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.16

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期の業績計画は、売上高11,346百万円(前期比3.6%増)、営業利益6,115百万円(同4.4%増、営業利益率53.9%)、経常利益6,137百万円(同4.0%増、経常利益率54.1%)、当期純利益4,059百万円(同4.2%増、当期純利益率35.8%)を見込む。凍結保存関連製品を中心とした製品ラインナップの拡充、認証取得の推進、マーケティング・営業の強化を継続する方針。国内は新製品投入と営業活動強化により売上の維持を図り、海外は現地スタッフの営業力強化と各製品群の許認可取得状況に依存するとしている。なお、中東情勢等の地政学的リスクによる取引への影響は現時点で発生しておらず、2027年3月期の業績予想には織り込んでいない。今後、情勢の急変により業績に重大な影響が生じる可能性があると判断した場合は速やかに公表するとしている。

項目2026年3月期実績2027年3月期計画増減率
売上高10,94711,3463.6%
営業利益5,8586,1154.4%
営業利益率53.5%53.9%0.4pt
経常利益5,9036,1374.0%
経常利益率53.9%54.1%0.2pt
当期純利益3,8954,0594.2%
当期純利益率35.6%35.8%0.2pt
2027年3月期業績予想
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.25

株主還元

年間連結配当性向40%以上を目安に安定的な配当を継続する方針。2026年3月期の配当は1株当たり41円を予定。2027年3月期も同額の41円を予想するが、今後の利益成長や投資状況等を踏まえて適切に判断するとしている。

配当予想
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.28

今後の取り組み

企業理念「Happiness, for the Next Generations」のもと、少子化・出生率低下という社会課題の解決に取り組む姿勢を示す。5年後に向けては、既存領域での製造ラインの見直しや材料・成型技術向上に加え、卵子・精子バンクや再生医療、医薬品・体外診断薬分野への新規展開、海外子会社設立や海外JV事業への出資など事業拡張を進めるとしている。

※本記事は北里コーポレーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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