※本記事はパピレスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
パピレスの2026年3月期(累計)連結業績は、売上高14,740百万円(前期比6.5%減)、経常利益481百万円(前期は283百万円の経常損失)となり、黒字転換した。広告規制の強化により売上高は減少した一方、広告効率の改善により営業利益・経常利益は前期比で増加した。親会社株主に帰属する当期純利益は4百万円の純損失(前期は164百万円の純損失)となった。2027年3月期は売上高15,328百万円(前期比4.0%増)、営業利益334百万円(同162.4%増)を計画している。
連結業績(当期実績)
2026年3月期(累計)の連結業績は、売上高14,740百万円(連結予想比4.1%減、前期比6.5%減)、営業利益127百万円(前期は309百万円の営業損失)、経常利益481百万円(前期は283百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は4百万円の純損失(前期は164百万円の純損失)となった。売上高は連結予想に対して4.1%の未達、経常利益は2.3%の未達となった。
| 項目 | 当期実績 | 前期実績 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 14,740 | 15,768 | △1,028(△6.5%) |
| 営業利益又は損失(△) | 127 | △309 | +437 |
| 経常利益又は損失(△) | 481 | △283 | +764 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は純損失(△) | △4 | △164 | +160 |
売上原価は7,902百万円(前期8,210百万円)で、うち著作権料は7,033百万円(前期7,450百万円)。販売費及び一般管理費は6,709百万円(前期7,867百万円)に減少し、うち広告宣伝費は3,930百万円(前期5,198百万円)と広告施策の見直しにより減少した。代金回収手数料は1,136百万円(前期1,232百万円)だった。経常利益の増加は為替差益の増加による。親会社株主に帰属する当期純利益は過年度法人税等の支払いにより4百万円の純損失となった。
財政状態(貸借対照表)
当連結会計期間末の資産合計は13,333百万円(前期末12,732百万円)となった。流動資産合計は12,519百万円(前期末11,869百万円)で、うち現金及び預金は10,779百万円(前期末10,081百万円)。負債合計は4,359百万円(前期末3,704百万円)、純資産合計は8,974百万円(前期末9,028百万円)となり、無借金経営を継続している。
| 項目 | 当期末 | 前期末 |
|---|---|---|
| 資産合計 | 13,333 | 12,732 |
| 負債合計 | 4,359 | 3,704 |
| 純資産合計 | 8,974 | 9,028 |
| 現金及び預金 | 10,779 | 10,081 |

海外事業・コンテンツ施策の状況
国内向けサービス「Renta!」では、2025年度に会員数が1,100万人を超え、レンタル掲載冊数は60万冊を突破し業界最大級を維持した。縦スクロールコミック「タテコミ」の掲載冊数は35万冊を突破した。海外では、繁体字版直営サイトの会員数が169万人以上、掲載冊数が19万冊に拡大し、英語版直営サイトの会員数は73万人以上、掲載冊数は9万冊に拡大した。
| 拠点 | 会員数 | 掲載冊数 |
|---|---|---|
| 繁体字版直営サイト(台湾) | 169万人以上 | 19万冊 |
| 英語版直営サイト | 73万人以上 | 9万冊 |

通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期の連結業績予想は、売上高15,328百万円(前期比4.0%増)、営業利益334百万円(前期比162.4%増)、経常利益391百万円(前期比18.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益127百万円(前期は4百万円の純損失)としている。オリジナル作品の拡販や広告の最適化を進めることで、売上高は前期比4%増加し、収益性も改善する見通しとしている。
| 項目 | 予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 15,328 | 14,740 |
| 営業利益 | 334 | 127 |
| 経常利益 | 391 | 481 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は純損失(△) | 127 | △4 |

中長期の成長戦略
中長期の成長戦略として、既存事業の強化とともに新規市場の開拓及び新規サービスの開発に投資する方針を示している。IP事業化では、日本発コンテンツIPの世界のキャラクター累積IP総収益ランキングで日本が679,065億円(タイトル数8)と、米国592,941億円(同10)、英国169,734億円(同2)を上回りトップとなっているとの調査を引用し、原作IPのコミカライズやアニコミ・ショートドラマへの映像化を通じたグローバルIP創出を目指すとしている。新規コンテンツ事業「タテコミ」では、世界の縦スクロールコミック市場規模が2025年の4,158百万米ドルから2032年には6,048百万米ドル(9,000億円規模)に拡大すると予測されるとし、国内で35万冊以上を掲載する強みを活かし海外展開を進める方針である。海外事業では、海外取次会社AAGを通じて2026年3月末時点で取り扱い作品数4.2万冊、販売店舗数65サイトに拡大している。

※本記事はパピレスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。