バロックジャパンリミテッド

バロックジャパンリミテッド、2026年2月期は営業減益も純利益黒字転換 新中期経営計画始動

決算サマリー 2026.08.26
バロックジャパンリミテッド、2026年2月期は営業減益も純利益黒字転換 新中期経営計画始動

※本記事はバロックジャパンリミテッドが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

バロックジャパンリミテッドの2026年2月期(通期)は、連結売上高514.9億円(前年同期比88.5%)、連結営業利益3.2億円(同39.5%)と減収減益だった。国内主力ブランドのAZUL BY MOUSSYの客数減少やBelle社との中国合弁事業解消が影響した一方、同合弁解消に伴う持分法による投資損失の解消・関係会社株式売却益の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益は3.6億円と黒字に転換した。2027年2月期は連結営業利益13.5億円を計画し、新中期経営計画(2027-2028)のもと収益改善を進める。

2026年2月期エグゼクティブサマリー
出典:2026年2月期 通期 決算補足説明資料 P.7
目次

連結業績(2026年2月期実績)

連結売上高は51,499百万円(前年同期比88.5%)、連結売上総利益は30,927百万円(同93.4%)。売上総利益率は60.1%で前期の56.9%から改善した。仕入コントロールの厳格化や在庫状況に合わせた早期換金により商品評価損を前年同期から大幅に圧縮し、売上総利益の前年同期比は連結売上高の前年同期比を上回った。販管費は売上高の減少に伴う販売委託費等の減少や固定費の抑制により30,606百万円(同94.8%)に減少した。連結営業利益はAZUL BY MOUSSYの売上高低迷やBelle社との中国合弁事業解消等が影響し321百万円(同39.5%)に減少。連結経常利益は383百万円で、前期の△1,683百万円の赤字から黒字に転換した。

項目2026年2月期2025年2月期前年同期比
連結売上高51,499百万円58,180百万円88.5%
連結売上総利益30,927百万円33,100百万円93.4%
連結販売費及び一般管理費30,606百万円32,287百万円94.8%
連結営業利益321百万円812百万円39.5%
連結経常利益383百万円△1,683百万円
親会社株主に帰属する当期純利益366百万円△2,575百万円

国内業績

国内事業の売上高は50,771百万円(前年同期比96.3%)。店舗売上は37,900百万円(同97.1%)、EC売上は10,147百万円(同93.4%)。FB・SBブランドではMOUSSYがデニムやコラボ等の好調により前年同期比103.8%と伸長した。SCブランドではRODEO CROWNS WIDE BOWLが既存店前年対比112.3%と回復した一方、AZUL BY MOUSSYは年度を通して客数減少が続き、全体の売上高に影響した。国内営業利益は207百万円(同189.8%)、経常利益は399百万円(同12669.9%)、当期純利益は170百万円で、前期の△525百万円の赤字から黒字に転換した。

事業別売上高(FB・SB、SC、百貨店)

2026年2月期の事業別(ブランド区分別)売上高は、FB・SBブランドが19,257百万円(前年同期比100.9%)、SCブランドが24,774百万円(同95.3%)、百貨店ブランドが5,262百万円(同92.0%)だった。SCブランドのうちRODEO CROWNS WIDE BOWLは既存店前年比112.3%と回復した一方、AZUL BY MOUSSYは客数減少が続き影響した。なお2026年2月期よりBLACK BY MOUSSYの売上高をFB・SBブランドからブランド別・その他に変更している。

ブランド区分2026年2月期 売上高前年同期比
FB・SBブランド19,257百万円100.9%
SCブランド24,774百万円95.3%
百貨店ブランド5,262百万円92.0%
事業別売上高(FB・SB、SC、百貨店)の四半期推移
出典:2026年2月期 通期 決算補足説明資料 P.10

通期業績予想

2027年2月期の通期業績見通しは、連結売上高52,970百万円(前年同期比102.9%)、連結売上総利益32,245百万円(同104.3%、売上総利益率60.9%)、連結販売費及び一般管理費30,892百万円(同100.9%)、連結営業利益1,352百万円(同420.9%、営業利益率2.6%)、連結経常利益1,302百万円(同339.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益743百万円(同202.5%)を計画している。利益面の改善を強力に推進するとしている。

項目2027年2月期(予想)2026年2月期(実績)前年同期比
連結売上高52,970百万円51,499百万円102.9%
連結売上総利益32,245百万円30,927百万円104.3%
連結販売費及び一般管理費30,892百万円30,606百万円100.9%
連結営業利益1,352百万円321百万円420.9%
連結経常利益1,302百万円383百万円339.6%
親会社株主に帰属する当期純利益743百万円366百万円202.5%
2027年2月期通期業績見通し
出典:2026年2月期 通期 決算補足説明資料 P.13

株主還元

継続して安定的な株主還元を行うことを基本方針とし、2018年1月期から1株当たり38円配当を開始し(コロナ禍を除く)安定的に継続している。2026年2月期(予定)の1株当たり配当金は38円、DOEは10.4%。2026年4月9日終値763円を前提とした最大総合利回りは11.80%(配当利回り4.98%、最大優待利回り6.82%)となる。

決算期1株当たり配当金DOE
2018年1月期38円6.72%
2019年2月期32円5.94%
2020年2月期38円6.95%
2021年2月期38円7.37%
2022年2月期38円7.54%
2023年2月期38円9.50%
2024年2月期38円7.85%
2025年2月期38円7.17%
2026年2月期(予定)38円10.4%
株主還元(1株当たり配当金・DOEの推移)
出典:2026年2月期 通期 決算補足説明資料 P.31

中期経営計画(2027-2028)

前中期経営計画(2022年2月期-2026年2月期)は、仕入原価高騰に対する抑制や在庫コントロールによる評価損の圧縮を進めたものの、主力SCブランドAZULの客数減少により売上高が伸び悩み、目標達成には至らなかった。新中期経営計画では2027年2月期からの2年間を業績の回復・新規事業の創出期間と位置付け、2028年2月期の経営指標として連結売上高570.0億円、連結営業利益26.0億円(営業利益率4.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益15.0億円、ROE10.6%を目指す。主な施策として、AZUL BY MOUSSYの立て直し、ブランドごとに分散していた事業運営の集約による全社最適化、JD.comとの合弁会社「DB Capital Limited」(共同出資150億円、当社持分比率25%)を通じたアパレルの枠組みを超えた異業種への挑戦などを掲げている。

※本記事はバロックジャパンリミテッドが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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